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掲載日:2022年10月13日
Q 中野英幸 議員(自民)
今、ラグビーワールドカップが大変な盛り上がりを見せています。先月、熊谷ラグビー場で行われた試合にも、国内外から多くの方々が訪れました。その中で、来年には東京オリンピック・パラリンピックが開催をされます。
本県では、私の地元、川越市のほか、さいたま市、朝霞市を含め、四つの会場で競技が開催され、ラグビーワールドカップ以上の観戦者が国内外から訪れることが見込まれます。会場県としては、大会の円滑な運営、観戦者の安心・安全の確保が大事ですが、併せて埼玉の魅力を味わってもらうことも必要と考えます。
川越市には、蔵造りの町並みや時の鐘、さいたま市には鉄道博物館や盆栽美術館、朝霞市には四季折々の景観が訪れる人を楽しませる黒目川などがあります。さらに、足を延ばせば、飯能市にはムーミンバレーパーク、深谷市には新1万円札に登場することが決まった渋沢栄一ゆかりのスポットなどがあり、川越市の芋菓子、浦和のうなぎをはじめとして、県内各地でその地域ならではの食を楽しむことができます。
本県にも魅力ある観光地や地元のおいしい食が数多くあり、観戦者が埼玉の魅力を味わうことなく帰ってしまうことは大変に残念であります。ぜひ観戦者には埼玉の魅力を味わっていただき、2度、3度と埼玉県に訪れていただけるようにすることが観光振興の観点から非常に重要であります。
そこで、オリンピック・パラリンピックの開催という千載一遇のチャンスを生かして、観戦で本県に来訪される方々に併せて観光も楽しんでいただけるよう、本県としてより積極的な観光プロモーションを行うことについて、産業労働部長の御見解をお伺いいたします。
A 加藤和男 産業労働部長
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、海外からの来訪者も含め、100万人を超える方が本県の会場で競技を観戦すると見込まれています。
議員お話のとおり、この大会は埼玉観光をアピールする千載一遇のチャンスです。
一方、オリンピック・パラリンピックでは、円滑な大会運営と安全の確保が最優先されることから、会場での観光PRは規制により困難な状況が予想されます。
そのため、会場周辺の観光スポットを観戦の前後2時間から3時間で楽しむことのできるルートを企画し、あらかじめ、積極的にPRしてまいります。
例えば、川越であれば、ゴルフ競技の終了時間が早いことから、観戦後に蔵づくりの町並みを巡り、地元グルメや小江戸蔵里で地酒を楽しむなど、魅力的なルートを分かりやすく紹介してまいります。
オリンピック・パラリンピックは海外、とりわけ欧米からの来訪者が多数見込まれるため、欧米人の嗜好に合わせた文化や歴史などの観光情報を多言語で発信していく方法を検討してまいります。
さらに、会場周辺の地域だけでなく、この機会を生かして本県全体の観光振興につなげていくことも重要です。
昨年12月に埼玉県物産観光協会は、地域の観光を推進する舵取り役として日本版DMOに登録されました。
DMOならではのネットワークを生かして、交通事業者や飲食店などと連携し、オリンピック・パラリンピックに合わせた個性的な観光ツアーの企画・販売などに取り組んでまいります。
また、本年4月には協会が中心となって県内全ての市町村で構成する「埼玉みどころ旬感協議会」を設立いたしました。
この協議会を活用して市町村からの観光情報を集約し、効果的なプロモーションなどを行ってまいります。
オリンピック・パラリンピックを絶好の機会と捉え、県と全市町村が一丸となって本県観光の魅力を国内外に発信し、何度でも本県を訪ねていただけるような観光振興に積極的に取り組んでまいります。
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