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掲載日:2024年3月15日

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「第24回さいたま緑のトラスト写真・動画コンクール」入賞作品を決定しました!(令和5年度)

さいたま緑のトラスト運動をより多くの県民の皆さまに知っていただき、緑への理解と関心を深めるため、「さいたま緑のトラスト写真・動画コンクール」を開催しました。

今年度は609点の応募作品から、審査の結果、29点の入賞作品を決定しました。

なお、昨年度に引き続き表彰式を大宮第二公園で実施し入賞作品を展示します。

写真の入賞作品は、みどり自然課公式Instagramで順次公開いたします。
動画の入賞作品は、YouTubeチャンネル「さいたま緑のトラスト運動~緑のトラスト保全地~」で御覧いただけます。

応募状況

応募点数

609点

トラスト保全地の部

177点
<写真>:167点(郵送:124点、Instagram:43点)
<動画>:10点

身近な緑の部

432点(郵送:238点、Instagram:194点)

応募人数

214人(郵送:149人、Instagram:65人)

入賞作品 ※敬称略

トラスト保全地の部<写真・動画>

緑のトラスト保全地を対象とした、緑豊かな自然環境、自然や生き物と人とのふれあい、保全管理活動の様子など。

写真

入賞作品一覧(PDF:589KB)

郵送部門

最優秀賞

「仲間と共に」小川原 宜也
撮影場所:無線山・KDDIの森(伊奈町)

【講評】
少年たちの佇む姿が世代を繋ぐ命とすれば、この桜並木はこれから何年少年たちを見守ることが出来るでしょうか?あるいは少年たちは、この桜並木を何年守ることが出来るでしょうか?傘の中から、今生きている歓喜の声が心に響きます。

優秀賞

「秋の彩り」藤田 興二
撮影場所:武蔵嵐山渓谷周辺樹林地(嵐山町)

【講評】
幾多の困難を乗り越えてきた熟年夫婦が、今年も美しく秋色に染まる里山に抱かれて静かな時を過ごしています。正直で寡黙な自然と無言のまま心通じ合う人影は秋色の中で似つかわしく、ゆったりした時の流れの中で美しく輝きます。

 

優良賞

「夏休み」吉岡 賢一
撮影場所:飯能河原周辺河岸緑地(飯能市)

【講評】
目に沁みる深緑の森の先には青い空と白い雲が漂い、その中で少年たちの水遊びの歓声が聞こえます。水は森によって浄化されて様々な命の源となり、森もまた、多くの命の宿り木となり、私たちの、小さな命の一つに気づかされます。

優良賞

「高尾の森にようこそ」荒木 三郎
撮影場所: 高尾宮岡の景観地(北本市)

【講評】
この森の住人が私たちを見つめています。人はいつも人間を中心に物事を判断しがちですが、この鋭い視線を浴びると、いかにその物差しが短いものかに気づきます。これからは、私たちが野鳥をお招きしなくてはならない立場と思います。

 

優良賞

「ふりむかないで!宮代の人」杉田 徳子
撮影場所: 山崎山の雑木林(宮代町)

【講評】
燦燦と光が差し込む木立の中で少年少女たちが力いっぱい楽しんでいますが、空から降り注ぐ光の量を見ると、明らかに人の手によって管理されたもので、安全安心を確保しながら木立も大切にするというバランスが素晴らしく思います。

 

 

 

 

佳作

「センダンが咲く小径」須藤 康男
撮影場所:黒浜沼(蓮田市)

【講評】
誰が植えたのか、センダンという樹がきちんと植えられ、その下には小径が出来ています。あと数年すれば更に大樹になり、その下の小径をまた誰かが行きかうことでしょう。きっと淡いピンク色の花や仄かな香りを慈しみ、更なる新しい命を喜ばせます。

佳作

「春を待つ」石井 祥子
撮影場所: 浮野の里(加須市)

【講評】
季節が見せるドラマチックな光景を、手前に形の良い木立を入れて奥行きのある光景が再現されました。秋色の草紅葉の絨毯はやがて一面の緑の草原へと変わり、多くの命が次の世代へと引き継ぎ、新しいドラマを作ります。


 

佳作

「道」桜井 勲
撮影場所:藤久保の平地林(三芳町)

【講評】
本来、人は自由に自然の中を行きかうものですが、場合により侵略者にもなり得ます。森を守りつつ人も人の小径を歩めば、人も自然も爽やかな日差しの中で、春風や小鳥のさえずりが待っていることでしょう。

佳作

「真夏の風景」kumiko
撮影場所: 浮野の里(加須市)

【講評】
一見、人為的な要素が全く見えない光景ですが、とかく短絡的な遊具などを置き、そこで楽しみなさい的な押しつけがましい空間にしてしまうところを、ここでは見事な自由空間が目の前に開かれます。そう魂の解放地帯です。

 

Instagram部門

最優秀賞
トI最優秀

「満月の夏の夜」町田 平
撮影場所:黒浜沼(蓮田市)

【講評】
夏の夕闇の中、幽玄の世界がここにはあります。川面には満月が怪しげに揺らぎ、草木もそれを包み込み、日本独自の感性で発見した小宇宙がここにあります。小さな一葉の、そのまた先に光る僅かな光は、きっと私たちの希望の光と信じます。

優秀賞
トI優秀

「色彩の遊歩道」新井 あゆみ
撮影場所:武蔵嵐山渓谷周辺樹林地(嵐山町)

【講評】
紅葉真っ盛りの小径を歩めば、これまでとは異なる世界が見えてくるかもしれません。出会いは偶然ですが、前もって同種の植え込みなどの準備をしていた結果の賜物です。さて、この遊歩道を誰と何を話し合いながら歩みますか?

 

優良賞
トI優良1

「夏空リフレクション」平山 泰広
撮影場所:黒浜沼(蓮田市)

【講評】
上空の雲が水面に反映した上下対称の広大な景観が何とも素晴らしく目に飛び込んできました。目の前の条件を最大限活用した作品です。ここには生き物は確認できませんが、遠方の緑の中や水面の下には多くの生き物が宿っていることでしょう。

優良賞
トI優良2

「竹林」船坂 洋子
撮影場所:無線山・KDDIの森(伊奈町)

【講評】
間伐された美しい竹林が私たちを奥へと導きますが、目を足元に向ければその小径もまた美しく整い、一朝一夕では出来ない美しさが確認できます。日の光を全身に受けて天を目指す竹も、きっと喜んでいるに違いありません。

動画

入賞作品一覧(PDF:528KB)

最優秀賞

動画最優秀

「浮野の里の四季」山中 敏郎
撮影場所:浮野の里(加須市)

【講評】
四季折々の特徴を最大限謳歌しつつ、のびのびとした映像の流れが私たちを夢の世界へと誘います。動画ならではの特徴を遺憾なく発揮した美しくも立体感のある作品です。

 

 

優秀賞
動画優秀

「4年ぶりの無線山桜並木」馬場 歩
撮影場所:無線山・KDDIの森(伊奈町)

【講評】
3人の少女を案内役とした映像が巧みで、素直な中にも変化を持たせた巧みな編集となって、少女達はまるで春に現れた妖精のようです。是非来年も平和でありますように。

優秀賞
動画優秀2

「浮野の秋」振原 海似
撮影場所:浮野の里(加須市)

【講評】
動画の意外性を取り入れたユニークな編集に驚きました。突然フレーム外の頭上から少年が現れ、また、どこかに消え去ってしまう姿は幼少期の私たちそのものです。

身近な緑の部<写真>

緑のトラスト保全地を除く、埼玉県内にある緑の風景。平地林など里山の風景、屋上・駐車場緑化、緑とのふれあいの様子など。

入賞作品一覧(PDF:707KB)

郵送部門

最優秀賞
み郵最優秀

「斜面林の輝」堀越 力男
撮影場所: さいたま市

【講評】
この日この時、川面から霧が沸き上がり、周辺の緑も活用した情緒あふれる瞬間に出合いました。色彩を極限まで省略した技法で、見る人の想像力に委ねる作風も、静寂感を漂わせる光景に相応しく、優れた日本画のようです。

 

優秀賞
み郵優秀

「花見日和」小暮 哲義
撮影場所: 狭山市

【講評】
ここには穏やかで美味しい空気が満ち溢れています。桜堤は人が作ったものですが、それを大切に今日まで育て上げたのは人の愛情そのものでしょう。桜もそれに答えるように今年も満開に咲き誇っています。

 

優良賞
み郵優良1

「幾年月」山口 昇
撮影場所: 横瀬町

【講評】
果たしてこの巨木は何年生きているのでしょうか?大地に根を張り、大空に向かって枝を伸ばす姿は生き物の憧れでもあります。更に背景には紅葉を従え、太陽光を入れることで、更にダイナミックな作品になりました。

優良賞

み郵優良2

「小川のほとりで何してる?」柴﨑 治
撮影場所: 行田市

【講評】
新緑の中、ちょろちょろと水が流れる小川に母子が戯れています。画面を縦位置で撮影したことで木々の緑に立体感が生まれ、爽やかな木陰も重要な要素です。この場所での思い出を胸に、どうぞ大人になっても訪れてください。

 

優良賞
み郵優良3

「五月晴れ」渡辺 邦典
撮影場所:鴻巣市

【講評】
富士山までの眺めの途中に障害物がないことに驚かされました。中景の青い山脈や緑の茂み、また手前の赤い花も含め、人も自然物と感じる、ここは私たちのオアシスに違いありません。末永く残っていて欲しいものです。

 

 

 

 

佳作
み郵佳作1

「グリーンハウス」鈴木 行男
撮影場所:坂戸市

【講評】
枯木の小枝に苔のようなものが絡み、その中心でくつろぐカエルの表情が実に気持ち良さそうです。人から見れば小さな出来事ですが、ここには命の喜びが満ち溢れ、発見した作者の感性と好奇心と人となりが光ります。

佳作
み郵佳作2

「朝霧」市村 実
撮影場所:吉見町

【講評】
時に自然は思いもよらない表情を見せることがあります。霧の朝でしょうか?普段は見過ごしがちな木々が全く異なる表情を見せました。淡く立ち上る木立が神聖な領域に感じられ、中心に太陽をれることで一層印象深く感じられます。

 

佳作
み郵佳作3

「祈り」斉藤 重利
撮影場所:熊谷市

【講評】
巨木には神が宿るといわれますが、これまでどのくらいの人々を守ってきたのでしょうか?ポツンと置かれたお地蔵様もポイントとなり、村はずれの風情を感じます。どうぞこの少年たちも末永くお守りください。

佳作
み郵佳作4

「龍神現る」松岡 俊夫
撮影場所:さいたま市

【講評】
地球上に人が現れて以来、人の力では叶わない領域は、これまで神様にお願いすることが常ですが、今日に至るもその祈りが続いていることに畏敬の念があります。真赤なまん丸の目をした竜神はどこか滑稽で親しみがあり、これもまた神の化身です。

Instagram部門

最優秀賞
みI最優秀

「ふたりじかん」忽那 博史
撮影場所:飯能市

【講評】
古木の洞から覗いた光景でしょうか?愛犬と共に人ひとり至福の時を過ごしています。遠方には程よく間伐された木立が立ち並び、小鳥たちの合唱も聞こえてくるようです。周辺を暗く囲み、主役を際立させた手法も見事です。

優秀賞
みI優秀

「つくしだよ!」mari
撮影場所:川口市

【講評】
おじいちゃんと少年との心の繋がりが、たった一輪のつくしだったことに大きな喜びが湧いてきました。ことばのない植物だからこそ、それを用いる人の気持ちは大きく感じるのでしょう。美しいドラマはいつも私たちの身近に存在します。

 

優良賞
みI優良1

「小さな芸術家」石井 守彦
撮影場所:春日部市

【講評】
自然の中を注意深く観察していると思いがけない芸術に出合うことがあります。それは到底人が作り出せない崇高さに満ち溢れ、私たちの未熟さをいつも気付かせてくれます。蓮の花にクモの糸の輝く姿はまさに神業です。

 

優良賞
みI優良2

「満開の河津桜」柴田 恵里菜
撮影場所:深谷市

【講評】
周辺を桜に囲まれた小高い丘は真に夢の国で、ここで陽光を楽しむ二人は天使に違いありません。ただ、人のかかわりがあっての光景であることも忘れてはなりません。自然はそのままでは楽園になりづらいものを人が楽園に作り変えている好例です。

展示

日時

令和6年2月7日(水曜日)14時30分から2月14日(水曜日)12時00分まで

場所

大宮第二公園 公園ギャラリー(さいたま市大宮区寿能町2-405)

審査

審査日

令和5年12月25日(月曜日)

審査員

渡辺 英夫 氏(埼玉県美術家協会 写真部 副会長)

公益財団法人さいたま緑のトラスト協会理事

みどり自然課長

総評(渡辺 英夫 氏より)

私が「緑を大切に」と教えられたのはいつだったろうか?今この年齢になり、そのことが私なりに理解出来るようになりました。人は自然を開拓することで発展たことは事実ですが、一方、「緑」に守られてきたことも忘れてはなりません。そのことに気づき、人は少しだけ成長したのかもしれません。このコンクールを通じて、私も半歩前進した思いです。

その他

募集案内は「第24回さいたま緑のトラスト写真・動画コンクール」作品募集(募集を締め切りました)」をご覧ください。

 

お問い合わせ

環境部 みどり自然課 みどり保全・総合調整担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第3庁舎2階

ファックス:048-830-4775

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