コラム

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掲載日:2024年1月30日

両立のため心掛けていること

私には2人の子どもがおり、2010年と2016年にそれぞれ産休・育休を取得しました。復職して1~2年の頃は、1人目の時も2人目の時も子どもの体調不良で休んだり、早退したりすることが多々ありましたが、上司や同僚に助けていただき乗り越えることができました。助けてもらう度にいつも忘れてはいけないと思っていることは、助けてくれる人はその方の「時間」を使ってくれているということ。つまりどこかでその方には私のフォローで使った「時間」のしわ寄せがきているはずです。その方々にはいつも感謝を忘れずに、私ができる時にできる事を手伝って少しでも「時間」をお返しできるよう心掛けています。今もまだ助けていただくことも多いのですが、数年経ち自分の子に手がかからなくなった時に、今度は私が子育て中の同僚を助けることでこれまでいただいた「時間」をお返しできればと思っています。

こう思うようになったきっかけは、いつも助けてくれる方が私に言ってくれた「今は気にしなくていいから。子どもが大きくなったら今度はあなたが子育てしている人を助けてあげたらいいから。」という言葉です。子どものために仕事を休むことも多く、落ち込んでいた時に言われた言葉なので、とても印象に残っています。

たしかに子どもにとても手がかかるのは一時的なものです。順番に助け合える人のサイクルがあれば、10年後、20年後・・と少しずつ働く女性だけではなく、子育て世代の働きやすさにつながっていくのではないかと思います。

最後に、2人目の子も小学生になり少し落ち着いた今、振り返って思うことは、あまりきっちり完璧にやろうと思わないことです。まわりに迷惑をかけないようにと気を張っている結果、視野が狭くなり自分本位になっていたことも少なくありません。主人や子どもに助けてもらったり、今日はやらないと割り切ったりすることで、やらないことやできなかったことを悔やんで自己嫌悪に陥らないことが大切だと思います。

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