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ページ番号:246997

掲載日:2023年12月28日

令和5年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(平松大佑議員)

ネイチャーポジティブの実現を-生物多様性保全戦略について-ネイチャーポジティブを実現できる目標設定について-

Q   平松大佑 議員(県民)

アで確認した令和8年、2026年までの目標数値は、私からすれば、今までの実績値をベースにした旧来の延長線上の目標値だというふうに認識をしております。2030年にネイチャーポジティブを実現するためには、残る4年間で相当な努力を強いられることになっています、令和8年までですからね。
例えば、緑の保全では、令和3年度、558.2ヘクタールの保全を実現しており、令和8年度には560ヘクタールの保全を目標としており、5年で新たに10.8ヘクタールを保全することとしています。
一方で、この45年間で11,300ヘクタールの森林が失われています。また、平地林だけに限って言っても、2000年から2022年までで3,548ヘクタール減少しているんです。様々な取組を組み合わせてネイチャーポジティブを実現するとはいえ、この目標数値ではネイチャーポジティブの実現は、私は難しいと考えています。目標数値を改める必要があると考えますが、いかがでしょうか。

A 細野正 環境部長

議員御指摘の「緑の保全」についての目標値は、保全の必要性が高い都市部の平地林を対象に、トラスト保全地や開発が規制される特別緑地保全地区に指定した区域等の合計面積となっております。
こうした緑の保全の取組だけでは、平地林を含む森林の減少を防ぐことは困難です。
そこで、彩の国みどりの基金を活用し、平成20年度から令和4年度までに約14,600ヘクタールの森林の整備・保全を行っています。
適切な間伐や人工林への広葉樹植栽などにより、健全な森林生態系の回復など緑の機能向上を図っているところです。
また、敷地面積1,000平方メートル以上で建築行為を行う場合に、緑化計画を届け出ることを義務付け、身近な緑の回復を図っております。
この緑化計画届出制度を開始した平成17年度から令和4年度までに約1,250ヘクタールが緑化されております。
県ではみどり施策の取組を含め、生物多様性に関する対策を総合的に進めることで、ネイチャーポジティブの実現を目指したいと考えております。
戦略素案は、学識経験者などで構成される検討委員会で御協議をいただき策定を進めているものです。
現在、県民コメントを実施しており、取組内容や、指標、目標値などについて県民や環境保全団体など様々な方から御意見をいただいています。
いただいた御意見については、改めて検討委員会に報告の上、御協議いただき、目標値を含め戦略の策定を進めてまいります。

Q   平松大佑 議員(県民)

県民コメント、今もらっている最中という話で、この数値も含めて意見を聞いているという話なので、是非この目標数値というのを私は改めていただきたいと思うんですね。なかなか、この残りの4年が相当しんどい話になってしまうと思います、この計画でいけば。
市町村とすり合わせたりだったとかそんなことというのは、すぐすぐできる話じゃないので、やはりこの時点でしっかり数値を、ネイチャーポジティブを担保するような、そういった数字に変える必要があるというふうに思うんですが、いかがでしょうか。

A 細野正 環境部長

先ほども御答弁申し上げましたとおり、現在県民コメントを実施しており、県民、環境団体など様々な方の御意見をいただいております。
いただいた御意見をしっかり謙虚に受け止めるとともに、学識経験者3名、NPO・団体7名などからなる検討委員会で、非常に幅広い見地から御意見をいただいておりますので、委員の皆様方の御意見を伺った上で、目標値も含めて戦略の策定をしっかり進めていきたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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