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掲載日:2023年10月13日

令和5年9月定例会 「環境農林委員長報告」

副委員長 安藤 友貴

環境農林委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「浄化槽の法定検査受検率について」、「米の高温障害の状況について」及び「中国での火傷病発生による授粉用花粉輸入禁止の影響と対策について」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「一括契約制度や公共浄化槽の導入は、法定検査受検率の向上に寄与する一方で、業界や市町村にとっては事務負担の増大なども生じる。市町村等への事務支援や補助事業における課題と対策などについて、法定協議会で項目立てをして協議することが重要だと考えるがどうか」との質問に対し、「現在、法定協議会において、浄化槽による汚水の適正処理の促進に向けて関係機関と協議している。今後、法定検査受検率の向上に向けて、一つ一つ項目立てをしながら検討していく」との答弁がありました。
次に、「8月から続く高温により、東部地域では収穫物が規格外となる農家が多く、暑さに強い彩のきずなでさえ影響を受けている。県として米の高温障害の状況を把握しているのか」との質問に対し、「農林水産省の発表によると、8月31日時点で、一等の割合が昨年度より22.2ポイント減の31.6パーセント、2等が46.1パーセント、3等が22.1パーセント、規格外が0.2パーセントである。また、聞き取りではあるが、10月5日現在、彩のかがやきでは2割程度の規格外が発生している」との答弁がありました。
次に、「梨の生産に必要な花粉は、大部分を中国から輸入しているが、中国での火傷病の発生により、8月30日から輸入禁止となった。果樹用輸入花粉の現在の使用状況と輸入禁止による影響はどうか。また、今後の対策をどのように考えているのか」との質問に対し、「生産者への聞き取り調査によると、県内生産者の約4割が中国産花粉を使用している。また、輸入禁止により、生産者513戸のうち58戸で花粉が不足するとの回答があった。来季の受粉の時期に間に合うように、例えば、剪定した枝を、水を張ったバケツに入れて保温することで花を咲かせ花粉を採取する方法の周知や、自家採取を行う生産者に対して花粉の増産を促し融通するなど、花粉の確保に向け、生産者に対して様々な指導を行っていく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、環境部から、「環境科学国際センターの取組について」、農林部から「埼玉農林水産業を支える試験研究について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

 

  • 注意:氏名の一部にJIS規格第1・2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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