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掲載日:2023年3月17日

令和5年2月定例会 「危機管理・大規模災害対策特別委員長報告」

委員長 日下部 伸三

危機管理・大規模災害対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」でありますが、今回は、「消防力の充実・強化について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「消防団への従業員の加入を推進している事業者に対して、県としてインセンティブは設けているのか。また、道路交通法改正により、平成29年3月以降に普通自動車免許を取得した場合、3.5トン以上の消防ポンプ車を運転するためには、準中型免許の取得も必要となった。若者の入団促進として、当該免許取得への支援は行っているのか」との質問に対し、「県では、建設工事入札参加資格審査において、市町村長から消防団協力事業所として認定された企業への加点を行っている。また、消防団員の準中型免許取得補助は県内21の自治体で実施されている。県としても補助を行う自治体を支援する補助制度を創設するとともに、補助制度がない自治体へ導入を働き掛けていきたい」との答弁がありました。
次に、「埼玉県消防学校の初任教育について、希望どおりに職員が教育を受けられない状況が続いている。施設のキャパシティ不足や老朽化等も踏まえ、消防学校における教育の中長期的な在り方について、どのように考えているか」との質問に対し、「今後の教育訓練の在り方について、消防本部も参加する検討部会を設置し協議をしているところである。ハード面など中長期的な課題についても、検討部会での議論を踏まえ、できる限り速やかに検討していきたい」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、災害に強い県土づくりについて、「埼玉県川の防災情報について、ウェブサイトのリニューアルを周知するとともに、更なる効果的な発信に努めること」。
次に、大規模災害時の対応について、「市町村情報連絡員と市町村の危機管理担当との連携は重要であることから、市町村の防災訓練などに積極的に参加し、顔の見える関係を作っていくこと」。
次に、災害や危機への対応力向上に向けた取組について、「県民参加型の実践的な帰宅訓練の実施に向け、具体的な検討を進めること」。
次に、消防力の充実・強化について、「従業員の消防団加入について、団体や企業に更なるインセンティブを設けることを検討し、加入促進につなげること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、本委員会の付託案件につきましては、なお調査検討すべき課題も残されておりますが、一応、今回をもって審査を打ち切ることに決した次第であります。
以上で、本委員会の報告を終わります。

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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