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掲載日:2022年7月12日

令和4年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(藤井健志議員)

埼玉県の成長と発展を支えるまちづくりについて

Q   藤井健志 議員(自民)

国の国土形成計画において、さいたま市の大宮が東日本の滞留拠点という位置付けがなされており、現在、略称GCS、すなわち大宮駅グランドセントラルステーション化構想やバスタ大宮の設置検討など具体的な取組を国とさいたま市が連携して進めております。しかし、広域的な視点を持つべき県として積極的かつ具体的な取組がないのは残念です。確かに制度上は、埼玉県から政令市であるさいたま市に都市計画等の権限は移譲されており、県としての関わりは限定的です。
私は、大阪府と大阪市の先進的かつ具体的な連携に着目してきました。昨年11月に設置された大阪都市計画局は、正に広域的な視点からまちづくりを府市一体で進めるために、大阪府と大阪市の都市計画部門を統合して協同で設置した組織です。大阪府の職員102名、大阪市33名の職員で構成されております。権限も府に一元化されております。かつて地方分権の流れの中で、大阪市に様々な権限が移譲されましたが、都市計画の決定に関して、広域的かつ重要部分の事務を府に一元化しております。二重行政の解消や、市が持つ大規模開発のノウハウを市外に広げる狙いもあります。
現在、大阪府には2つのグランドデザインがあります。1つは、グランドデザイン・大阪です。国際競争に打ち勝つこと、便利で快適な大都市、多様な人材の集積、安心・安全などを看板として大阪市内の都市空間を創造するものです。北陸新幹線、リニア中央新幹線、関西空港などを有する新大阪駅など6つのエリアのポテンシャルと今後の取組を提示し、具体的な計画が進められてきました。
もう1つは、大阪府内の市町村や近隣の県を包含したグランドデザイン・大阪都市圏です。2050年を目標に大きな方向性を示すものです。
そこで、知事にお伺いいたします。
埼玉県の成長と発展を支えるまちづくりについて、グランドデザイン・大阪やグランドデザイン・大阪都市圏、そして、これらを推進する組織、大阪都市計画局は二重行政の解消も含め大いに参考とするべき点があると思いますが、御見解をお願いいたします。

A   大野元裕 知事

大阪府と大阪市の2つの「グランドデザイン」やそれを推進する「大阪都市計画局」は、大阪の成長と発展を支える取組として意欲的なものだと思います。
一方で、政令指定都市の権限である都市計画行政を大阪市から大阪府に任せることは、大阪市民の住民自治に関わる問題との指摘もございます。
私は、同じ政令指定都市といっても、大阪市とさいたま市では、府と県との関係や解決すべき課題・解決方法も当然違うものと考えております。
重要なのは、地域の実情に応じた方法で、二重行政を排して住民サービスの向上に努めることです。
県とさいたま市はこれまでも頻繁にコミュニケーションを取ることで、良好な関係を築いており、様々な課題を解決してまいりました。
令和2年度からは、県市にわたる政策課題や重要施策について一層の連携・協調を図るため、トップ同士での意見交換会も開催しております。
令和2年8月の第1回の会議では、新型コロナウイルス感染症対策について協議をし、本格的な台風シーズン到来前に、コロナ禍での避難所の 確保について更なる連携を図ることといたしました。
また、令和3年7月の第2回の会議では、一級河川の治水対策について協議をし、災害情報の共有などを図るとともに、地下鉄7号線の延伸について意見交換し、中間駅周辺のまちづくりなどを推進することといたしました。
大阪の例に限らず他県の取組を参考にしつつも、本県においては引き続きこうしたトップ同士の協議や事務レベルでの調整を行い、埼玉県の成長と発展を支えるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。

再Q   藤井健志 議員(自民)

今、知事からコミュニケーションとか、トップ同士の意見交換というお話がございました。これは、より良い手法に至るまでのプロセスの話なんだと思うんですね。今、私がお話しさせていただいたのは、プロセスを経て生まれた手法、具体的な手法なんだと思います。
ただ、知事はですね、連携の重要性というのはすごく強く認識していただいていると思うんですけれども、現場で実際どうなっているかと言いますと、例えば、大宮駅グランドセントラルステーション化構想、こちらには県の職員さん参加をしていただいているんですけれども、積極的な発言がないがために参加メンバーや地元市議会議員から、大変恐縮なんですけれども「ただいるだけ」というような意見も出ているんですね。これが現実なんだと思います。
今回、私は大阪の手法、例示をさせていただいたわけなんですけれども、何かこの埼玉県らしいというかですね、埼玉県にマッチした具体的な手法、代替案、知事は何かお持ちなんでしょうか、再質問させていただきます。

再A   大野元裕 知事

先ほど申し上げましたとおり、住民自治の観点も踏まえつつ、埼玉県といたしましては、さいたま市の考え方も尊重しながら、地域の実情に応じ二重行政を排した形で住民サービスの向上に努めることといたしております。
このような中で、御質問は、グランドデザインの代替策ということかもしれませんけれども、私どもといたしましては、当然考え方も地域の実情も異なりますので、グランドデザインに対する代替策が必要であるかどうかについても認識を持っておりません。
他方で、さいたま市におけるこの計画を、埼玉県として地域の実情に応じながら支援をすることは大変大切と考えており、先ほど申し上げたように知事と市長との間のトップ同士の意見交換も開催し、その中で地下鉄7号線の延伸などについても協議をしたところであります。
例えば、グランドセントラルステーションについては、地域の交通の利便性や大宮駅を中心とした、埼玉県のみならず東日本における交通の便を考えていくところ、構想の段階ではありますけれども、県として2つ以上の市町村をまたぐ地下鉄7号線のような計画などで支援することによって、更に利便性を高めることができますし、また、大宮駅周辺のにぎわいを含めて、例えばボールパーク構想などを含めて、私どもとしては市を中心とした埼玉県全体のにぎわいを支援するなどの手法をしっかりと確立し、今後推進していきたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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