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掲載日:2024年10月17日
Q 石渡 豊 議員(公明)
上尾運動公園は昭和42年に本県初の国体会場として、さいたま水上公園は昭和46年、「海なし県に海を」の声を受けて建設されました。上尾運動公園、この西側には陸上競技場や体育館などがあります。さいたま水上公園と名づけられた東側には、武道館や埼玉アイスアリーナがあり、公園北側にはスポーツ総合センターがあります。しかし、老朽化したレジャープールは、本年、閉鎖となりました。
こうした施設が集まる上尾運動公園は、年間を通じて来園者が多く訪れてくださいます。県民の皆様から次のお問合せがあります。平成26年度から県はさいたま水上公園のリニューアル整備の検討を行っていると聞いています。夢のある楽しいポンチ絵、わくわくいたしました。それからもう7年ですが、何も変わっておりません。公園整備はどうなっているのか教えてください。
また、上尾市民からは、上尾駅にも上尾市役所にも大きな横断幕が掲げられ、「祝県立スポーツ科学拠点が上尾市にアスリートの育成、県民の健康づくりの総合スポーツ拠点 場所はさいたま水上公園内」とあります。ところが、具体的な説明はありません。どのようなものを造ろうとなされているのか分かりません。こういったお声です。
本県は、この7月からサウンディング調査を実施されたとお聞きしています。民間事業者からの御意見や御提案も多々あったと思います。本県からは、上尾運動公園とスポーツ科学拠点の整備については一体的に進めますとお伝えいただいておりますので、何点かお伺いをさせていただきます。
1点目は、公園とスポーツ科学拠点との一体的整備、このスケジュールについて伺います。
スポーツ科学拠点には、開設まで事業手法や基本計画の策定、事業者の選定、設計、建設の道のりがあり、整備には5年ないし6年はかかるかと考えますが、いかがでしょうか。
あわせてお聞きします。整備に5年ないし6年間、この年月を経ますと、2027年度、このときは埼玉国体からちょうど60周年となります。埼玉県のスポーツ科学拠点は、記念すべき時をもってオープンすべきと考えます。いかがでしょうか。
2点目は、整備の仕方についてお聞きします。
既存のスポーツ総合センターの改修では、県民が活用する施設とは受け取れないのではないでしょうか。公園内の他のスポーツ施設と連携し、県のスポーツ総合拠点として公園と一体的な整備をするほうがよいと考えます。いかがでしょうか。
3点目は、施設の名称についてお伺いします。
スポーツ科学拠点という名前では、アスリートが前面に出てしまい、一般な県民には遠くに感じてしまいます。ネーミングライツの活用と併せて、施設名は県民に親しまれる名称にすべきと考えますが、いかがでしょうか。
4点目、上尾にはスポーツを愛する風土があります。上尾市はスポーツ宣言都市です。スポーツ少年団も盛んです。女子バレーボールの埼玉上尾メディックスは、Vプレミアムリーグの全国第3位です。上尾にある埼玉県総合リハビリテーションセンターは、パラリンピック選手たちの練習会場です。公式の野球場、上尾市民球場では、イースタンの試合も開催されております。ジュニアアスリートの育成、彩の国プラチナキッズも上尾です。スポーツ資源がとても豊富な地域が上尾なのです。
ここでお聞きしたいのは、スポーツ科学拠点を盛り上げていくための協議についてです。
地元自治体上尾市に、本県から協議をする必要があると考えます。協議の場も必要と思います。上尾市のみならず、スポーツ関係団体、市内の経済関係団体なども参加いただき、知恵と協力をいただく、そうした協議会を設置すべきと考えます。いかがでしょうか。
上尾運動公園の整備は都市整備部の所管、スポーツ科学拠点整備は県民生活部の所管、2部にまたがる整備事業ですが、連携をもって県民生活部で進めているとお聞きしております。したがいまして、以上4点は県民生活部長にお伺いします。御所見をお伺いします。
A 真砂和敏 県民生活部長
スポーツ科学拠点施設は、整備には5年ないし6年かかるのか、また、記念すべき“時”をもってオープンすべきではないか、についてでございます。
施設の整備には、事業手法によって違いがありますが、仮にPFI手法を採用した場合には、基本計画策定後から完成まで、少なくとも5年程度は要すると考えております。
県といたしましては、2027年度にとらわれることなく、アスリートの育成や、県民の健康づくりに寄与する施設の整備を進めてまいります。
次に、県のスポーツの総合拠点として、公園と一体的な整備をする方がよいのではないか、についてでございます。
上尾運動公園には多くのスポーツの施設があり、整備する施設が他のスポーツ施設や公園と相互に連携することで、公園全体の魅力も高まっていくものと考えております。
サウンディング調査では、公園全体を俯瞰した多様な御意見をいただいておりまして、民間の高い参入意欲を感じているところでございます。
議員御指摘のとおり、公園との一体的整備について庁内で議論を深め、本事業を進めてまいります。
次に、ネーミングライツの活用と合わせて施設名は県民に親しまれる名称にすべきではないか、についてでございます。
ネーミングライツの活用につきましては、施設完成後の収益事業の一つとして考えております。
施設の名称については、本年度実施しているサウンディング調査においても、事業者側から、今の名称のままでは県民が利用できる施設とは受け取れない、という意見をいただいております。
施設の機能を表し、県民に親しまれる名称とするよう検討してまいります。
次に、スポーツ科学拠点施設を盛り上げるため、協議会を設置するべきではないか、についてでございます。
県といたしましても、拠点施設の整備や活用について上尾市と協議する必要があると考えております。
上尾市が地元のスポーツ関係団体や経済関係団体などとの協議会を設置し、県とともに取り組んでいただける体制を整えていただけるということであれば、大変ありがたいと考えているところでございます。
県といたしましては、地元の知恵と協力をいただきながら、上尾市と丁寧に協議を行い、本事業を進めてまいります。
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