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ページ番号:195301

掲載日:2024年3月21日

令和3年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(千葉達也議員)

教育施設の耐震化について - 本会議における過去の答弁について

Q   千葉達也  議員(自民)

2月16日の日経新聞の記事を見て大変驚きました。「県内10校で耐震性不足、21年度から工事順次着手」とありました。県内教育施設の校舎及び体育館の建物本体の耐震化は100%だと認識していたからです。
この事案を受けまして、過去の本会議における当問題について議論の一部を調べさせていただきました。
平成25年2月定例会において福永信之議員から、「県立学校の校舎及び体育館の建物本体の耐震化工事は、知事の指導性の下、本県はいち早く完了している」と発言があり、これを受けて当時の教育長は、「今後とも生徒や避難者の安全を確保するため、県立学校の耐震化対策について全力で取り組んでまいります」と答弁しております。
平成26年6月定例会及び同年9月定例会では、石井平夫議員、新井豪議員が実習棟の耐震化について質問しております。特に新井豪議員においては、「埼玉県が文部科学省への耐震化率の報告に含めていなかった実習棟、食堂、格技場、部室棟などを含めて報告すべきであって、埼玉県が報告している耐震化率100%は虚偽報告であり、その教育委員会の隠蔽体質が問題ではないのか」と質問がありました。これに対し当時の教育長から、「校舎と体育館の耐震化率は100%としてまいりましたが、次回の調査の際には実習棟なども耐震改修状況調査の対象とする」と答弁がありました。
続いて、平成30年6月定例会において安藤友貴議員は、県立高校・特別支援学校等の校舎、体育館、武道館、部室、寄宿舎などの耐震化工事の進捗状況について御質問されました。教育長は、「市町村立小中学校の耐震化につきましては、平成30年4月1日時点で100%となっております。県立学校では高等学校の耐震化率91.3%、うち校舎、体育館、格技場は既に耐震化率が100%となっております。また、特別支援学校は100%でございます。部室棟を除いた実習棟、食堂兼合宿所などは平成34年までに耐震化率100%が達成できるように鋭意取り組んでいるところでございます」と答弁されております。
これら過去の答弁を踏まえまして、三点、教育長に質問させていただきます。
本会議での答弁は大変重たいものです。我々は地域の代表として各地域で埼玉県の教育施設の安全性について、本会議の答弁を基に説明させていただいております。今回のような間違いは、その信頼関係を根底から失墜させてしまう危険性があると思います。
教育長の御見解をお願いいたします。

A   高田直芳  教育長

これまで県では、現行のいわゆる新耐震基準に移行した、昭和56年6月1日より前に建築された建物について、耐震対策を順次進めてまいりました。
そのような中、このたび耐震性が確保されていると判断していた教育施設のうち、県立高校の体育館1棟、食堂兼合宿所9棟、計10棟の耐震性が不足していることが新たに判明いたしました。
今回の誤りの原因は、新耐震基準への移行日をまたいで工事を行った建物について、全て耐震対策が必要であると整理すべきところをその一部について見落としてしまったことにあります。
このことは、教育施設の安全性にかかわる重大な誤りであり、県民の代表である県議会の場において、誤った答弁を行ってしまったことに対しまして、県議会の皆様を始め県民の方々に心から深くお詫びを申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
今後このようなことが二度と起こらないよう、チェック体制の徹底を図り、再発防止に万全を期してまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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