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掲載日:2023年6月27日
Q 齊藤邦明 議員(自民)
子供たちは週末に地域や家庭等で様々な経験を積むためにと、2002年から始まった学校週5日制、開始から18年たちましたが、期待どおりの効果が出ているとは思えません。メリットのあるお子さんもいらっしゃいますが、大半の児童生徒にとっては学校で経験を積ませるほうが良いのではないかと考えます。土曜日に学校が半日あったところで、地元行事を体験する妨げにはなりません。逆に、土曜日に塾やスポーツクラブがある関係で、地元行事がおろそかになっているのが実情だと考えます。学校週5日制によって、むしろ教育格差が広がったように感じております。
新型コロナにより学校が臨時休業となり、授業時数を稼ぐため、土曜日授業を活用する学校もあります。塾やスポーツクラブに入っているお子さんもいらっしゃいますが、地域や家庭の環境に左右されることなく、学びの機会を保障するためにも、土曜日授業を増やしたほうが良いのではないかと考えております。
また、共稼ぎが多い現在のライフスタイルを考慮すると、半日授業を行った後、給食を出して放課とするのがベストではないかと思います。不測の事態に授業時数を確保しやすい土曜日授業、平日に授業を詰め過ぎないほうが、児童生徒にとっては様々な学びを体験する機会が増えると思います。土曜日授業の活用について、教育長の御所見をお聞かせ願います。
A 高田直芳 教育長
これまで行われております土曜授業は、学校週5日制の趣旨のもと、学校・家庭・地域が連携し、社会全体として児童生徒に充実した学習機会を提供する方策の一つであると考えております。
平成30年度においては、実施回数は様々でございますが、県内公立小中学校の約27%が土曜授業を実施しておりました。
この度の臨時休業により、文部科学省は、授業の遅れをあらゆる手段を活用して取り戻すために、土曜授業も活用することを通知しております。
それを受けて、6月16日現在で、6割程度の市町村で土曜授業を活用する予定です。
県立高校においても、新たに土曜授業を検討している学校が複数ございます。
土曜授業の活用に当たっては、各市町村や各学校が、児童生徒の負担や保護者の理解などを考慮した上で、児童生徒に豊かな学びを提供していくことが重要であると考えております。
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