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掲載日:2022年10月13日

令和元年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(梅澤佳一議員)

川内優輝の夢第2弾

Q   梅澤佳一   議員(自民

9月16日、久喜総合文化会館展示室におきまして、川内優輝のドーハで行われる世界陸上出場へ向けての壮行会が行われました。直前の連絡にもかかわらず、大勢の市民、マスコミ関係者の方で大盛況でした。川内選手からは、世界陸上4度目にかける思いが語られました。
私は、以前にも「川内優輝の夢」という質問をいたしました。当時、県庁職員であり、最強の市民ランナーで、私たち県民に多くの力と希望を与えていただいた川内さんに、職員として、ランナーとしての夢を伺いました。川内さんからは、細かな字でびっしり原稿が送られてき、その中にはスポーツ、マラソンで埼玉県を元気にしていきたい。そのために何をしたほうがよいのか、その理由と計画でした。ほかに県庁走友会の方からも聞き取りを重ねての質問となりました。結果、「まずは各地区のマラソン大会を主催する団体に集まっていただき連絡協議会を作りましょう」と県の協力の下、会の発足となり、発足当時より川内さんにも参画していただき、参加された団体からは有意義な会議と評判でありました。
現在は、埼玉マラソングランドスラム連絡協議会として各競技団体の情報、意見の交換や各地区のレースに参加していただき、100マイル(160キロ)達成に取り組もうと工夫をしながら頑張っていますが、参加者からの声はどうなのでしょうか。
しかし、マラソングランドスラムって何、参加者の意識は健康のために走りたい、競技に出て記録を伸ばしたいなどといろいろです。川内さんも「マラソングランドスラムの認知度アップ、各地区大会での他会場のPRなど工夫をしながらより大会を盛り上げ、地域の振興と結び付けたいですね」と言っていました。
そこで、埼玉県内マラソン大会全体の振興、発展をさせていくには、マラソングランドスラムの充実発展が必要と思いますが、川内優輝さんへの期待も含めて、県民生活部長に伺います。
川内選手がプロ転向を決意したきっかけは、弟の鮮輝さんからの社会人選手としてのアドバイス、また、練習できる環境でした。思うような練習がしたい、結果につなげたいと決意をしてからは、世界陸上への思いもあり、県庁の退職を早期にと考えたそうですが、職場の久喜高校100周年記念誌副委員長として完成まではと頑張ってくださいました。本当にすばらしい人間であります。
このポスターは、久喜地区の利根川強化堤防のところで行われる大会のポスターです。久喜地区、栗橋地区、利根川堤防強化対策の工事用道路を使用する競技大会です。この絵は、徳川将軍の日光社参の様子を描いたとされるもので、利根川に55隻の船を浮かべ、虎綱といわれるもので縛り、板を渡して将軍を率いる大名を連れ、古河城へ向かう様子です。これは川内さんが地域振興にしてもらいたいと応援してくれるものです。川内さんの人間性、熱意、熱い思いは教育現場にも是非生かしていただきたいと思います。
そこで伺います。是非、県立高校や教育現場に川内優輝さんに入っていただき、児童生徒に夢を与えるような講演活動などをしていただきたいと考えますが、教育長の御所見を伺います。

A   矢嶋行雄   県民生活部長

埼玉マラソングランドスラムの充実・発展についてお答えを申し上げます。
議員お話しのとおり、川内優輝さんの発案により、平成25年に県内のマラソン大会などの主催団体が結集して、埼玉マラソングランドスラム連絡協議会が発足いたしました。
それまで各団体は個々別々に活動しがちでしたが、この協議会によりまして、運営のノウハウを共有するなど、相互の連携・協力体制が図れるようになりました。
県内マラソン大会全体の底上げにもつながり、加盟団体は当初の35から44に増加いたしました。
また、競技者には、合計距離が160キロメートルに達するとグランドスラム認定を受けられるなど、大会参加への動機づけの工夫もございます。
この結果、平成30年8月には113件、令和元年8月には144件認定し、認定者数は着実に増加しております。
県内マラソン大会の振興を図るため、埼玉マラソングランドスラムの魅力を高め、充実・発展させることが重要と考えております。
そのため、まず協議会の機能強化を図ります。
具体的には、協議会の開催回数を増やすなど、各団体が相互に情報交換できる場を設定したり、民間の主催団体と地元を結ぶ橋渡しもいたします。
次に、より多くの皆様方に埼玉マラソングランドスラムの仕組みやメリットを知っていただくため、情報発信力を強化いたします。
例えば各加盟大会でのチラシ配布やプログラムへの掲載のほか、川内さんにもSNSでの発信などで協力をしていただきたいと考えております。
さらに、県内の未加盟団体に埼玉マラソングランドスラムのメリットを丁寧に説明し、加盟の働きかけを強化するなど、協議会の裾野を広げてまいります。
県といたしましては、県内マラソン大会の振興のため、川内さんの走りのように粘り強く、埼玉マラソングランドスラムの充実・発展に取り組んでまいります。

A   小松弥生   教育長

県立高校や教育現場における講演活動の実施についてお答えを申し上げます。
川内選手は県立高校の事務職員として仕事をしながら、市民ランナーとして活動し、ケガや苦しい時期にも、目標に向かって努力を続け、国際大会等でも活躍し、素晴らしい成績をあげてこられました。
議員お話しのとおり、川内選手の御経験や人間性に児童生徒が触れることは、児童生徒に夢を与えるだけではなく、将来を思い描くことができる貴重な機会だと考えております。
春日部東高等学校では、卒業生である川内選手が全校生徒に向けて講演し、生徒からは「勇気づけられた」、「進路を見つめ直すきっかけになった」などの感想が寄せられ、好評であったと伺っております。
県では、児童生徒が夢に向かい、希望と勇気を持ってやり遂げる態度を育てるために、スポーツ選手など各分野の第一線で活躍する社会人を招いた講演会事業を実施しております。
この事業も活用しながら、今後とも、県立高校や教育現場で川内選手に御講演いただけるよう、川内選手御本人や関係先の御意向を伺いながら、その実現に向けて取り組んでまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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