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掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(柿沼トミ子議員)

おもてなしによる観光客誘致について

Q   柿沼トミ子議員(自民)

昨年日本を訪れた外国人観光客数は、前年比21.8%増の2,403万9,000人で、統計をとり始めた1964年以降最多の訪日者数となりました。政府が掲げる2020年に4,000万人という数字も達成が見えてきたところです。
さて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが開催されますさいたまスーパーアリーナ、埼玉スタジアム2002等の会場周辺には、多くの外国人観光客が訪れることが予想されます。競技観戦に国の内外から訪れるお客様を埼玉県が観光地としてお迎えする準備を加速すべきと考えます。観光地としての準備はハードの整備だけではありません。例えば公共施設、公共交通機関のアクセスやホスピタリティー向上のためのおもてなしの心の育成、イスラム圏のお客様にも安心して口にしていただけるハラール認証のある和食の開発など、これからできることは幾らでもあります。
県では優れたおもてなしを提供する「おもてなし大賞」を創設し、5年間にわたり表彰を行ってきました。表彰された中には、外国人を意識した取組もあると認識しております。5年間の実績として外国人観光客が増えるような現象が起きているのでしょうか、また、11月30日に発表されました埼玉県政世論調査では「シニアの社会参加」が取り上げられていました。まだまだ元気なシニア層の方々におもてなし要員として参画していただき、日本人の健康長寿をキーワードとした仕組みを作るなど工夫を凝らした取組の展開を図るべきと考えますが、産業労働部長に伺います。

A   渡辺   充   産業労働部長

まず、おもてなし大賞創設後の5年間の実績として外国人観光客が増えているのかについてでございます。
外国人観光客をお迎えする際、まずは楽しんでいただきたいという気持ちを持って接する、おもてなしの心が大切です。
そこで県では、平成25年度から心温まるおもてなしを実践している企業や団体を表彰する「おもてなし大賞」を創設し、県全体のおもてなし力の向上を図っています。
おもてなし大賞は、大賞、奨励賞などこれまでに延べ26の事業者や団体が受賞しております。
受賞した県北部のホテルでは、日本人による外国語での接客や周辺観光スポットの積極的な提案などを行ったところ、外国人宿泊者は平成25年の約3,000人から平成28年には約1万8,000人に増加いたしました。
また、県西部の着物レンタル店では、安価な着付け体験プランを用意したところ、外国人観光客の利用が平成25年には1割程度であったものが、現在では5割近くになっております。
県全体の外国人観光客は、平成25年のおもてなし大賞創設時には約17万人であったものが、平成28年には約31万人と増加しています。
次に、元気なシニア層におもてなし要員として参画していただく取組についてでございます。
平成27年度の日本観光振興会の調べによりますと、県内のボランティアガイド団体は49団体、ガイドの平均年齢は65.8才となっており、元気なシニアが大勢活躍されています。
県では、こうした活動を支援するため、毎年、ガイドのノウハウを学ぶ研修会や団体同士の情報交換会を実施しています。
研修会の参加者からは、他の団体の取組状況や課題解決のヒントを得られる貴重な場として、高い評価をいただいております。
今後とも、人生経験が豊富で知識の引き出しも多いシニアの方に、観光客のおもてなしに参画していただけるよう支援してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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