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掲載日:2023年12月1日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(美田宗亮議員)

つくばエクスプレスの利便性向上について

Q   美田宗亮議員(自民)

つくばエクスプレスは、平成17年8月の開業以来、沿線人口の増加に伴い、順調に輸送人員が伸びている状況です。開業当初の平成17年度における1日当たりの輸送人員は15万人であったのに対し、平成28年度には35万4,000人と約2.3倍になっております。県内にある2つの駅での1日当たりの乗車人員も、三郷中央駅が1万3,000人で開業当初の約3.3倍、八潮駅が2万人で、同じく約2.7倍となっております。現在も、つくばエクスプレス沿線ではマンションなどの住宅建設が進んでおり、今後更に混雑が進むものと思われ、地元からも混雑緩和への取組について要望が多数出されております。
そこで、私としては混雑緩和策として、現在6両編成としている車両を8両化するなど、輸送力強化の対策を講じる必要があると考えていますが、県としてどのように対応するのか企画財政部長にお伺いをいたします。
また、つくばエクスプレスは平成28年4月に出された国の交通政策審議会答申において、東京駅への延伸も取り上げられております。東京駅への延伸により都心への直結と、東京駅を起点とした全国各地へのアクセスの向上が図られ、三郷市、八潮市といった沿線自治体の発展にも資するものと考えますが、つくばエクスプレスの東京駅への延伸について、県の対応を併せて企画財政部長にお伺いをいたします。

A   砂川裕紀   企画財政部長

まず、混雑緩和策についてでございます。
つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道株式会社では、利用者の増加に対応して、順次、混雑緩和策を実施してまいりました。
しかし、その後も利用者が増加し、最も混雑する区間である青井駅から北千住駅間では、平成28年度の混雑率が162%となっております。
これは、大都市圏の混雑率の長期的目標とされた「肩が触れ合う程度で、新聞が楽に読めるような状態」である150%を超えるものでございます。
このため、会社では平成29年度に一部車両の座席の配置をボックスシートからロングシートに変更して、乗車スペースを拡大しております。
また、平成31年度末に向けまして、新たに30両の車両を追加し、朝ラッシュ時の1時間当たりの列車本数を現在の最大22本から更に25本まで増やすこととしております。
これらの取組により朝のラッシュ時間帯の輸送力は、現在よりも14%から15%程度強化されると想定をしております。
議員御指摘の車両の8両化は、混雑緩和の効果がある一方、駅ホームの延長など多額の投資が必要となることから、会社としては、新たな車両追加後の状況や今後の利用者数の動向を注視したいとしております。
県といたしましては、引き続き会社に対して、地元からの要望も踏まえ、適切な混雑緩和策が講じられるよう要請をしてまいります。
次に、つくばエクスプレスの東京駅への延伸についてでございます。
つくばエクスプレスの東京駅への延伸は、平成28年4月の交通政策審議会答申において、「沿線と都心とのアクセス利便性の向上」などの意義があるとされております。
一方で、課題として、「高度に土地利用が進んだ都心での事業となるため、関係地方公共団体・鉄道事業者等において、導入空間に係る事業費等を踏まえつつ事業計画の十分な検討」が指摘をされております。
答申の実現に向けましては、建設に伴う多額の投資に対する財源確保などについて、沿線自治体を始めとした関係者との合意形成が必要となります。
県といたしましては、つくばエクスプレスの東京駅への延伸について、沿線自治体と十分連携して対応してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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