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掲載日:2023年12月6日
Q 福永信之議員(公明)
私は、この夏、圏央道を全線走って常磐道に入り、福島県の帰還困難区域を視察しました。ハンドルを握りながら暫定2車線区間の早期4車線化の必要性を痛感しました。片側1車線区間は制限速度70キロ、路側帯も狭く、事故が起きて救急車両が到着し、圏央道をおりるまでに10時間近くかかった例もあるそうです。成田空港へ行くとき、圏央道は時間が読めないとも言われています。常磐道も暫定2車線部分があり、国へ早期4車線化の要望がなされ、横断幕も掲げられています。圏央道にはありません。
本県の圏央道以北地域から、成田空港、茨城、東北沿岸部に向かう利便性を確保するためには、4車線化が不可欠です。国は、財投の1兆5,000億円を活用して高速道路を整備する方針であり、圏央道の4車線化も視野に入っていると報道されています。正にチャンスです。
上田知事より、この課題に取り組む力強い御決意を承りたいと思います。
A 上田清司 知事
圏央道は平成29年2月26日に茨城県区間が開通し、本県は観光や物流の国際的な玄関口である成田空港と直結しました。
これにより、本県の地理的優位性は一層高まり、企業立地の進展など圏央道の地域経済への波及効果が更に加速していくものと考えております。
10月には圏央道を利用した成田空港への高速バスの運行も開始されるなど、本県への外国人観光客の増加も期待できます。
一方で、圏央道の東北道より東側の区間は暫定2車線であるため、渋滞や衝突事故の発生、通行止めの頻発など多くの課題がございます。
国においては圏央道をより早くつなぐことを主眼にしていたため、一部区間について暫定2車線で事業が進められてきました。御承知の通りでございます。
既に約9割がつながり、今後は事故や渋滞を防ぐため議員御指摘のように速やかに全線を4車線化すべきだと考えております。
現在、国では財政投融資を活用し、圏央道の4車線化などの大都市圏の高速道路の整備を加速化する方針を示しております。
高速道路の機能を格段に向上させる圏央道の4車線化は、物流、観光、企業立地、災害時の輸送など本県にとっても非常に大きな意味を持っております。
これまで私もあらゆる機会を捉え、国に対して強く働き掛けてまいりましたが、更に一日も早い全線4車線化を目指して国や関係機関に要望してまいります。
国土交通大臣は、2代続けて公明党所属議員が務められておりますので、福永議員からもバックアップをよろしくお願いいたします。
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