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掲載日:2019年10月17日

平成28年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(高橋政雄議員)

治水・河川整備

Q 高橋政雄議員(自民

昨年9月の関東・東北豪雨では、埼玉県東部において観測史上最大となる記録的な雨が降り、越谷市を中心に多くの被害が発生しました。また、今年8月21日から22日にかけては台風9号により、埼玉県内は大雨となり、中でも県西部では観測史上最大となる猛烈な雨が降りました。その県西部では、増水した河川から水があふれたり護岸が損壊するなどの多くの被害が発生しました。今年は、全国的に特異な気象状況にあり、9月までに台風が何と6回も上陸しています。災害の少ない埼玉県と言われておりますが、川面積が広い埼玉県、特に河川の水害対策は非常に重要な取組であります。
埼玉県では、時間雨量50ミリメートル程度の雨を流すことができる河川整備を進めていることは承知しております。しかし、今回の台風9号や昨年の関東・東北豪雨など観測記録を更新するほどの豪雨が多発していることを見るときに、従来からの河川整備方法、スピードでいいものか、もっと柔軟で多面的、画期的な取組も必要ではないでしょうか。
そこで、今後の治水対策、河川整備の在り方について、県土整備部長の所見をお伺いします。

A 浅井義明 県土整備部長

県では、河川整備計画において、整備目標を時間雨量50ミリメートル程度の降雨を安全に流下させることとしております。
県全体でここ30年程度のデータを分析しますと、河川整備計画以上の降雨の発生頻度は、直近の10年間は昭和61年からの10年間と比較して約1.4倍に増加しておりますが、この間の浸水被害は約6分の1に減少しています。
このことからも、計画に基づく施設整備を着実に進めていくことが重要であると考えております。
本県は、県南東部地域の低平地では降った雨が川に流れ込む前に溢れる内水被害が多く、県西部地域の台地・丘陵地では降った雨が河川に一気に集まり川が溢れるという地形的な被害特性があります。
そこで、まずは通常の河川改修工事や調節池の整備などを行うとともに、県南東部地域では、内水被害を軽減するため、市町村が管理する下水道から河川へのポンプ排水量の拡大について検討しております。
同様に県西部地域では、土地の特徴を生かし、降った雨を住宅各戸で地下に浸透させる浸透桝設置を行っており、平成27年度末までに、14,521基が設置済みとなっております。
さらに、大規模開発に対する調整池設置などを義務付ける全国初の条例を策定し、浸水被害の軽減を図るための取組も進めております。
一方、大型化する台風や増加する集中豪雨を考えると、被害を最小限に抑える減災対策を推進する必要がございます。
そこで、今年度からは河川の水位データや監視カメラにより河川の状況について情報提供を行うなど、防災情報を迅速かつ的確に伝達するためのソフト対策に取り組んでおります。
今後も引き続き、水害の多い地域を中心に河川と下水道との連携事業を積極的に進めるなど、様々な手法を取入れ、ソフト対策と一体となった、効率的で効果的な河川整備を進めてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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