トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 平成28年6月定例会 > 6月15日(水曜日) > 岡地 優(自) > 平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 (岡地 優議員)

埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:71042

掲載日:2019年6月26日

平成28年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡地 優議員)

新大宮上尾道路の整備について

Q 岡地 優議員(自民

埼玉県の中央を横断する圏央道は、昨年10月31日、桶川北本インターチェンジと白岡菖蒲インターチェンジの間が開通しました。このことで県内では圏央道が全線開通し、関越道と東北道が圏央道で結ばれ、県内の高速道路ネットワークは飛躍的に向上しました。また、県内のみならず、東京都では中央道、神奈川県では東名道とも結ばれ、圏央道が果たす役割と効果は、今後更に注目され続けるところになるものと考えております。
桶川市内には、桶川北本、桶川加納の2つのインターチェンジがあります。圏央道の利便性向上に伴い、利用者が増加し、桶川という地名が交通の要衝としてますます広く知られるとともに、更なる発展を遂げることを確信しております。
もちろん、そうした広報的な側面に限らず、地域的な発展への貢献という実質的な側面に対する期待は言うまでもないところでありまして、圏央道のインターチェンジ周辺を中心に企業立地が進み、大きく発展してきております。
国土交通省の発表では、圏央道を利用することで移動時間が短縮され、物流企業からは、「配送時間が約4割短縮し、配送効率化による生産性向上が期待できる」との声が上がっています。また、圏央道の開通により、周辺地域の生活道路では交通量や事故発生件数が大幅に減少し、安全性が向上しています。圏央道の整備や圏央道へのアクセス道路の整備により、交通渋滞の緩和、企業立地の促進や観光、交流の促進等、多大な効果が現れており、高速道路がもたらす地域経済等への影響は計り知れないものがあります。
桶川市では、本年4月29日に、圏央道へのアクセス道路でもある上尾道路が県道上尾環状線から県道川越栗橋線までの4.7キロメートルが開通し、圏央道桶川北本インターチェンジやさいたま市内へのアクセス性が向上するとともに、現道の国道17号の渋滞が緩和されてきております。また、上尾道路の沿線に計画されている道の駅は、国の重点「道の駅」候補に選定され、地域活性化の拠点として地域振興やにぎわいの創出等、更なる地元の発展につながると期待されております。
さらに、新大宮バイパスや上尾道路の上に高架構造の4車線の高速道路として計画されているビッグプロジェクトである新大宮上尾道路が、今年度新規に事業化されてきております。この道路については、これまで私も国への要望活動に同行させていただいており、新規事業化については大変喜ばしく思っております。
しかし、先日、国土交通省から発表がありましたが、今回新規に事業化された区間は、首都高速埼玉大宮線の与野ジャンクションから上尾市内の(仮称)上尾南インターチェンジまでの約8キロメートルであり、圏央道までの事業化ではありませんでした。
そこで、伺います。新大宮上尾道路は、南北の高速道路ネットワークを形成する重要な道路であり、国道17号の円滑な走行に資するなど大きな事業効果が期待される道路です。この道路の効果を最大限に発揮するためには、圏央道までの延伸が必要であると考えております。つきましては、新規事業化された区間の今後の見通しと圏央道までの事業化に対する県土整備部長の御所見をお伺いいたします。

A 浅井義明 県土整備部長

県内では昨年、圏央道が全線開通し、東北道と関越道が結ばれ、外環道とあわせて格子状の高速道路ネットワークが形成されました。
しかし、その格子の中間に位置する首都高速埼玉大宮線は、与野ジャンクションまでの整備となっており、高速道路にアクセスしておりません。
新大宮上尾道路は、この高速道路網が未接続となっている与野ジャンクションから圏央道を結び鴻巣市の国道17号箕田交差点に至る延長約25キロメートルの自動車専用道路です。
この道路は、首都東京と本県の中枢部分を直結し、圏央道を経由して上信越・東北方面へとつながる、いわば埼玉の背骨となるものです。
国道17号の渋滞緩和や物流の効率化はもとより、災害時の首都圏バックアップ機能としての役割を担っています。
また、沿道のさいたま新都心は広域防災拠点に位置づけられており、その機能を最大限に発揮させるためにも、この道路の早期整備が必要であると考えております。
このため、これまで知事とさいたま市長は、地元の皆様方の御支援もいただきながら、国土交通大臣等に対し、圏央道までの延長約15キロメートルの整備について、積極的に要望活動を行ってまいりました。
その結果、優先して取り組むべき区間として、与野ジャンクションから(仮称)上尾南インターチェンジまでの約8キロメートルが国の事業として、平成28年度に新規事業化されたところであります。
国では今年度、道路設計を行い、関係機関の協力を得ながらコスト縮減や事業調整などを図りつつ、事業を進めていくと聞いております。
今後とも、事業中区間の早期整備と(仮称)上尾南インターチェンジから圏央道までの早期事業化に向け、本県としても出来る限りの協力を行うとともに、地元桶川市をはじめとする沿線市と連携しながら国等に積極的に働きかけてまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?