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掲載日:2025年11月4日
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水質検査は、浄水場で作る水道水が、法律によって定められている水質基準に適合し、安全であることを確かめるために行っています。
浄水場では水道水だけでなく、水道水を作るまでの各工程の水についても残留塩素などの水質項目を日々試験しています。このため、作られた水道水が安全であることを確かめるだけでなく、各工程で使用する薬品注入設備などに問題がないかも、水質試験を通してチェックしています。
水道法では、51項目に及ぶ水質基準項目が定められています。このうち、色、濁り、消毒の残留効果の3項目については毎日検査を行っています。
そのほか、金属類、イオン類、カビ臭物質といった項目については、1か月に1度など特定の頻度で検査を行っています。それらの項目は通常、水中には微量でしか含まれていないため、高感度で成分を検出可能な専用の機器を用いて測定しています。

金属類の測定に使用しているICP-MS

カビ臭物質の測定に使用しているGC-MS

試薬による残留塩素の測定
浄水場が水源として取水している河川について、その水質に問題がないか確認するために、浄水場より上流の地点で採水し、水質試験を行っています。
浄水場内の水だけではなく、水源である河川の水質も定期的に調査することで、水道水の安全性の担保や、季節により河川水の水質がどのように変化するかも把握することができます。
河川にかかっている橋の上から採水用のバケツを下ろし、引上げることで採水します。採水した水は容器に移替えて浄水場に持帰り、数十項目にも及ぶ水質基準項目の試験を行っています。

採水用のバケツを投入

バケツを引上げて、ポリ容器に小分けします
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