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掲載日:2025年11月4日
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災害等が発生し各家庭の蛇口から水が出ないというような事態に備え、各市町には水道用のマンホール(空気弁)から応急的に水を提供できるよう専用の機器を配布してあります。
非常時において迅速に水道水を提供できるよう毎年機器の設置手順等を確認する訓練を実施しています。
これにより、各市町の水道用マンホールから、非常時に住民の方々への応急的な給水対応を迅速に行うことができます。
浄水場職員だけでなく、各市町の職員等も参加して、浄水場内にあるマンホールを用いて訓練を行っています。玉押器という器具を空気弁に設置することで水道水を取出すことができます。また、取出した水を配るための応急給水栓の組立て手順の確認と実施を行っています。

空気弁に玉押器を設置

組み立て後の応急給水栓
災害等が発生し、水が供給できない場合に、水を提供するため、各浄水場に給水車が配置されています。水の提供を迅速にできるよう定期的に給水車の操作訓練を実施しています。
これにより、非常時に設置された給水拠点に水道水を運搬し、住民の方々への応急的な給水対応を迅速に行うことができます。
給水車の操作手順、充水・給水方法を実車を用いて訓練しています。また、タンクが空の状態と満水状態では車の挙動が変わりますので、その感覚の違いを確認しています。

給水車を操作する様子
浄水場では、事故や災害による停電発生時でも必要な水量を確保するため、非常用発電機設備を整備しています。
災害発生時の長時間停電への対応力を高めるため、2年に1回の頻度で、非常用発電機を用いた実送水訓練と情報伝達訓練を実施しています。
発電機を用いて送水を実際に行うことで、非常時と同様の状況を再現できます。これにより、他浄水場や各市町と連携した訓練を実施し、非常時における迅速な対応能力を向上させることができます。
実際に非常用発電機で発電した電気を使って送水を行います。これは、災害発生時を想定した訓練であり、連絡体制も実際の非常時と同様の体制で実施します。操作や対応についても、非常時と同様なものとなっています。

非常用発電機

管理室の様子

無線機を用いた情報伝達訓練
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