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掲載日:2026年3月9日
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特定非営利活動法人めぐみの里は、グループ会社であるアルファイノベーション株式会社と連携し、農業生産と障害者の就労支援を融合させた「農福商連携」を推進している法人です。アルファイノベーションはネギの栽培・流通を担当し、当法人「めぐみの里」は障害者の方々にネギの出荷調整作業を中心とした就労継続支援B型事業(※)を提供しており、年間を通じて安定した農作物の供給と就労支援を両立しています。
※障害者総合支援法に基づく就労系障害福祉サービス。一般企業などで雇用契約を結んで働くことが難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場を提供し、働くために必要な知識やスキルを身につけられるよう、訓練などの支援を行うもの。
今回は、白岡市にある法人の事業所に伺い、作業の様子の見学と取材を行いました。


作業は、白ネギ・青ネギチームに分かれてそれぞれのビニールハウスで行っています。利用者の作業内容はねぎの皮むき、剪定、根葉のカット、加工用と食品スーパー用の選別、箱詰め等です。ビニールハウスに入ると、皆さん元気に挨拶をしてくださり、集中しながらもいきいきと作業をしている姿が印象的でした。

利用者の負担を減らし、効率的に作業ができるようベルトコンベアーを導入しています。また、ハサミの個数を定期的に確認するなど、利用者が安全に働けるよう工夫がされています。めぐみの里では、毎週業務改善のための会議を開き、職場改善に取り組んでいます。
また毎日の朝礼の実施や、幅広い仕事を経験できるようジョブローテーションを行うなど、福祉の場としてだけでなく、一般企業で働くことを見据えた訓練を行っています。このような支援により、令和6年度は6名の利用者が食品製造業などへ就職することができました。(就職先は、直接事業所と雇用契約を結ぶ「就労継続支援A型事業」を含む)

めぐみの里では、令和4年度から梨の作業にも取り組み、一部はグループ会社の加工品の原料にも使われています。さらに、令和7年度から特定相談支援・障害児相談支援事業所「つむぐ」を開所するなど、事業の拡大を行っています。
今回の活動訪問を通じて、利用者の働きやすさや効率性を重視した運営がなされていると感じました。また、いきいきと働く利用者の皆様の様子も伺うことができました。
めぐみの里では、日々の作業を通じて、利用者さん一人ひとりが「できること」を着実に広げ、働く喜びや日々の充実感を深く実感できる場を大切にしています。私たちは、それぞれの人生に深く寄り添い、「今、この方にとって何が最善の選択か」を共に考え、サポートしています。
主な活動である農業では、白ネギ・青ネギの出荷調整作業を中心に行い、食品工場や食品スーパーへ安定的に出荷しています。また、4年前から白岡市の特産品である梨の生産にも関わり、季節に応じた各種作業も行っています。『農業』と一口に言ってもその作業は多岐にわたるため、障がいのある方々の個性や特性を最大限に活かせる作業方法を常に模索しながら実践している状況です。
自分たちが育てたものが社会に役立つ喜びやお金を得る達成感を通じて、利用者さんが自分らしい豊かな人生を送り、社会的・経済的にも自立した生活を実現できるよう、全力で支援しています。