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掲載日:2026年9月17日

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NPO法人活動紹介「入間市文化創造ネットワーク」

西部地域振興センターでは、管内のNPO法人の事業所などを訪問して取材を行っています。
ここではNPO法人の活動などを掲載し紹介します。

法人の概要

特定非営利活動法人入間市文化創造ネットワーク(愛称:アミーゴネット)は、入間市にある「入間市文化創造アトリエ・アミーゴ」の指定管理者として、市民による自主的な施設運営と文化芸術事業、歴史的建造物の保存・活用、地域の活性化に取り組むNPO法人です。

今回は、8月末に入間川のほとりに佇む「アミーゴ」の施設にお邪魔させていただき、法人代表理事でありアミーゴの館長を務める水村雅啓さんにお話を伺い、活動を見学させていただきました。

 

代表理事の水村さんにお話を伺いました。(令和8年8月)

どのようなきっかけで事業を始めたのですか。

もともとは、平成13年2月に市民が自主的に運営する施設として「入間市文化創造アトリエ・アミーゴ」が開館し、市民スタッフによる企画運営からスタートしました。
アミーゴの建物は、昭和12年に地元織物業者の組合が誘致した「旧埼玉県繊維工業試験場」という大正・昭和初期の趣を残す極めて貴重な木造建築です。平成10年の試験場閉鎖に伴い、入間市に管理が移管された際、「この歴史ある建物を文化創造の拠点として再生・活用しよう」という市民と行政の熱い希望と合意によって生まれました。
その後、平成19年2月に活動の永続性とさらなる市民協働を推進するため、市民スタッフが中心となって「NPO法人入間市文化創造ネットワーク」を設立し、平成20年4月より指定管理者として施設の管理運営と独自の文化事業を担うようになりました。

法人名の由来について教えてください。

施設の通称である「アミーゴ(AMIGO)」は、スペイン語で「友達」を意味します。この施設が「仲間とともに文化芸術でまちづくりを行う場所」であってほしいという願いが込められています。
法人名である「入間市文化創造ネットワーク」には、アミーゴという場所を拠点に、音楽、アート、演劇、古典芸能、さらには地域に根ざした「織物」や「草木染め」などの伝統産業に携わる多様な市民やアーティスト、そして地域コミュニティを「ネットワーク(網)」のようにつなぎ合わせ、新しい豊かな文化を創造していくという使命を表しています。

最近の活動状況について教えてください。

アミーゴの指定管理業務のほか、独自のアプローチで多岐にわたる文化プログラムを展開しています。

  • 本物と触れ合う多彩な事業(モノ消費・コト消費から『トキ消費』へ)
    クラシック音楽やピアノデュオ、アミーゴ落語会や楽笑寄席などの「表現・音楽・古典芸能事業」をはじめ、子どもたちの想像力を育む「夏休みこども体験ひろば」、そしてSDGsを意識したクラフト・アートの「アートな春フェス」や「アミーゴ秋まつり」などを開催しています。その場にいる人々と感動を共有する『今だけ、ここだけ、あなただけ』の豊かな時間(トキ)を提供しています。

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(様々なイベントが行われるホール)

  • 伝統の継承と体験「織物工房・染色工房」
    アミーゴのルーツである織物文化を大切にし、足踏み高織(たかおり)機を使った手織りや草木染め、フェルトなどの本格的な手しごと体験・ワークショップを実施しており、多くの方にリピーターとして親しまれています。

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(織物工房での足踏み高織(たかおり)機)

  • 地域コミュニティのオアシス「アミーゴテラスカフェ」
    入間川と美しい庭に面した開放的なテラスカフェを運営しています。土日やイベント時にオープンし、特製スパイスカレーや自家焙煎コーヒーなどを提供するほか、春には「さくらテラス」として、心地よい風を感じながら市民が集う「サードプレイス(居心地のよい第三の場所)」となっています。
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    (テラスでは入間川からの涼しい川風が吹き抜けていました。)
  • 多様な地域貢献と連携
    市内の小中学校にアウトリーチして実施する芸術体験機会の創出や、入間川を走るサイクリストが気軽に立ち寄れる「自転車の駅(IRUMA BIKE TRIP)」への指定、さらにはドラマやCM、映画の撮影を誘致・支援する「入間市ロケーションサービス事業」など、市のシティセールスや観光振興にも大きく寄与しています。

活動のやりがいや苦労したことはありますか。

何よりも、アミーゴに足を運んでくださった子どもからお年寄りまで多くの市民の皆様が、音楽やアート、対話を通じて「笑顔」になり、幸福感や居心地の良さを感じてくださる瞬間に最も大きなやりがいを感じます。
一方で、アミーゴのシンボルであるレトロな木造建築は、その味わい深い温かみが大きな魅力である反面、維持管理には細心の配慮が必要です。例えば、近年夏の酷暑が厳しさを増す中で、これまでホールやギャラリーにエアコンが設置されていなかったため、夏季の利用率低下や熱中症対策に大変苦慮してきました。
しかし、多くの方々からの空調設置への熱いご要望や、指定避難所としての機能強化の観点から、この度ついに空調設備が導入されることになりました。これにより、今後は年間を通じてさらに快適に、誰もが安心して利用できる環境が整いました。このように、地域の声に応えながら一歩一歩施設をより良く育てていくプロセスにも、大きなやりがいを感じています。
 

今後の活動について考えていることはありますか。

これからもアミーゴのパーパスである「文化芸術と魅力的な施設の力で、幅広い人々の心の豊かさと幸福感を生み出し、地域発展の源泉となる」を軸に据え、持続可能な活動を推進していきます。

具体的には、入間市が掲げる「well-being City(幸せを実感できるまち)」の実現に向け、アミーゴも「入間市SDGsパートナー」として、質の高い教育の提供、住み続けられるまちづくり、パートナーシップの強化などの目標を強く意識した事業展開をさらに深めていきたいと考えています。
また、歴史的建造物のノスタルジックな価値を守りつつ、地域の観光資源・「文化観光拠点」としての位置づけをさらに強め、ここに来た人が地域の魅力を知ってファンになり、また新しい人を呼び込んでくれるような、幸せの循環を生み出す場所にしていきたいです。

取材を終えて(担当者より)。

今回の取材で特に印象に残ったのは、水村館長が、来場者数などの目に見える数値だけで活動を測るのではなく、来場者が実際に音楽・アート・芸能に触れ、それぞれの視点で楽しみ、さまざまな経験を重ねていくことの大切さを語られていた点です。多くの人が同じ体験を一様にすることよりも、一人ひとりの心の豊かさや幸福感が増すような経験を丁寧に届けたいという思いが伝わってきました。

また、アミーゴをさらに発展させていくためには、情熱を持った人を集め、アイディアを出し合い、実現に向けて行動していくことが必要とのお話もありました。これまでの活動を同じ形で維持・継続するだけではなく、ビジョンを共有する人同士で新しい取組に挑戦していく姿勢を強く感じました。

さらに、近隣でNPO法人になっていない組織を対象に、勉強会を開く予定であることも伺いました。アミーゴがNPO法人設立時に他団体の活動を参考にした経験を踏まえ、今度はアミーゴが他の組織の力になっているというお話から、地域の組織同士が互いに助け合い、高め合っている様子がうかがえました。

織物工房では、夏休みに子どもたちが作成した織物をスタッフの方がポーチやトートバッグに仕立てた作品を拝見しました。昔からの織物技術を楽しく体験できるだけでなく、入間地域が繊維産業の拠点であった歴史も学べる、重要な場所であると感じました。

取材へのご協力、本当にありがとうございました!

法人へのお問合せ先

住所:入間市仏子766-1

アドレス:info@i-amigo.net

   ホームページ:入間市文化創造アトリエ(公式ホームページ)

お問い合わせ

企画財政部 西部地域振興センター 総務・防災・県民生活担当

郵便番号359-0042 埼玉県所沢市並木一丁目8番地の1 埼玉県所沢地方庁舎2階

ファックス:04-2993-1113

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