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掲載日:2023年2月7日
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西部地域振興センターでは、管内のNPO法人の事業所などを訪問して取材を行っています。
ここではNPO法人の活動などを掲載し紹介します。
「えがおのたね」は、平成25年に設立された特定非営利活動法人で、障がいのある方を中心にあらゆる児童・青年に地域社会における居場所を提供し、健やかな成長をサポートする活動を行っています。
所沢市内で二つの施設を運営しており、児童発達支援及び放課後等デイサービス事業を行う「きなこ」と、放課後等デイサービス事業を行う「Lino(リノ)」があります。
「きなこ」は未就学児とその保護者、そして障がいがあったり発達に心配があったりする小学生から高校生を対象としており、「Lino(リノ)」は障がいがあったり、学校に行きたくない気持ちがあったりしても原則として自力で通所できる中高生を対象としています。
東所沢駅からほど近いマンションの1階部分にあり、中はダイニングキッチン、洋室、和室など住居と変わらない作りになっています。
子どもたちは通所したら、まず、自分で1日のスケジュールを決めます。
この日は、計画から経路調べまですべて自分たちで行い、みんなでカラオケをしたそうです。
おやつは「おからホットケーキ」と「モロヘイヤの天ぷら」でした。法人で施設の近くに畑を持っているので、そこで収穫した野菜を調理することもあるそうです。
お伺いした時は、子ども同士でゲームをしたり、夏休みの自由研究に熱心に取り組んでいたりしていました。
子どもたちが自主的に協力して活動をするのを、スタッフはお手伝いしたり見守ったりします。
くつろいだ様子の子どもたちに声をかけた所、「ここは第2のうちだからね~」と返事が返ってきたのが印象的でした。
(櫻場代表理事)
発達障がいなど見た目にはわからない問題を抱えていたり、学校に行けなくなったりした子どもたちが協力し合える場所を提供し、サポートしています。平成30年3月に東所沢に開所しました。
一人で留守番ができるような子もいますが、そういう子たちはかえって放課後は家で一人でゲームをすることが多かったり、周りの人と協力して活動する機会が少なかったりすることがあります。Lino(リノ)での主体的に協力し合う活動を通じて、子どもたちが仲間や大人を信頼し、個性を発揮できるような人生を送れるようお手伝いをしています。
設立当初のスタッフがずっと残っているわけではなく、また、自分もずっと代表をしているとは限りません。一人の人間の熱意だけで活動を引っ張っていく組織ではなく、誰でも運営ができる法人にしていきたいと考えています。「えがおのたね」という法人を核として、人が集まってくるようになってほしいと思います。
近頃は地域の関係者とのつながりができたり、専門的な見識を持った方が法人をサポートしてくれたりと、活動の幅が広がるとともに充実してきています。そのような中にあっても、法人のスタッフが過度に業務を負うことなく、スタッフの生活も大切にできるようにしていきたい考えています。
事業開始当初から、就労継続支援のカフェを開設したいと考えていました。Lino(リノ)を卒業した年代が働くとともに、音楽などのアート系のイベントを開催できるような場所です。働く姿を子どもたちに見せることも大切だと考えています。場所や担い手について検討している所です。
また、最近考えているのは、抱えている問題についてより専門的な相談ができるような場所をカフェと併せて開設することです。病院に行く一歩手前で医師や臨床心理士のサポートを受けることができ、併設したカフェでは人が集まれるような、そんなイメージを思い描いています。
住所:埼玉県所沢市東所沢3-6-17
電話番号:04-2008-2437
ホームページ:https://www.egaotane.com/
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