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掲載日:2024年3月7日

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森にはどんな仕事がある?

木材が生産されるまで

スギやヒノキ林など木材を生産する森をそだてるには、苗木を植栽してから成長段階に応じて次のような仕事があります。

下刈り、つる切りなど

草やつるの成長に負けないよう、夏場に刈払機やカマなどで下草やつるなどを刈ります。
また、積雪のある地域では、雪の重さで苗木が倒れ曲がりの原因となるため、雪解け後に雪起こしと言って苗木を起こす作業もあります。

除伐、枝打ち

この頃になると林冠がうっぺいしてくるため、曲がった木などはこの時点で伐除してしまいます。この作業を除伐と言います。また、節の少ない木材をつくるため、ナタなどで下枝を落とす枝打ち作業も行います。こうした作業は成長や生産木材の規格に応じて複数回行います。

間伐

さらに木が大きくなると、最終的にどの木を生産するか見極めながら木が混み合わないよう間伐し残す木を絞っていきます。間伐は、暗くなった林内を明るくし下層植生の成長をうながすため、雨による土壌侵食を防止し健全な森の形成にも重要な作業と言われています。また、この頃伐り出された木材には、搬出して利用可能なものも出てきます。「間伐材」との呼び名で様々な製品の材料になっているため、皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれません。

主伐

木を植えて50年くらい経つと、といよいよ主伐を行い本格的に木材生産を行うようになります。伐倒には、50ccのスクーターくらいのエンジンを動力とするチェーンソーなどが使われています。その後、木の枝を払い、目的の長さの丸太に伐り出します(造材といいます)。木の曲りなどを読み素材の価値を最大化するよう造材します。
丸太は機械で引いたり、ワイヤー線を使って道まで運びだし、トラックに乗せて市場や製材工場に運びます。

材木に加工する仕事

森林から運び出された丸太(素材)は、乾燥させ製材機械で、柱や板などに加工されます。この作業により素材から材木に加工することを製材といいます。なお、製材機械には、帯状の刃が回転する加工機械の帯鋸(おびのこ)や、円盤状の刃が回転する加工機械の丸鋸(まるのこ)などがあります。

きのこをつくる仕事

森は木材だけでなく、きのこをはじめ、木の実や山菜などを育む食の宝庫でもあります。
こうした、森の恵みを利用してしいたけなどのきのこの栽培がおこなわれています。 

お問い合わせ

農林部 森づくり課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎5階

ファックス:048-830-4839 

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