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掲載日:2023年11月13日

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卓越した技能者(現代の名工)表彰 被表彰者一覧

卓越した技能者(現代の名工)とは

「卓越した技能者」表彰は、卓越した技能を持ち、他の技能者の模範となる者を厚生労働大臣が表彰するもので、その被表彰者は、一般に「現代の名工」と呼ばれています。

この制度は、昭和42年に、広く社会一般に技能尊重の気運を高め、技能者の社会的、経済的地位の向上と技能水準の向上を図ることを目的として発足しました。

埼玉県内に就業する方では、令和5年度までに184人が表彰されています。

卓越した技能者(現代の名工)表彰 被表彰者一覧

直近の被表彰者(令和5年度)

栁下 穣(新座市)

金属加工機械修理工・独立行政法人造幣局さいたま支局

長年にわたり貨幣や勲章の製造に用いる機械設備等の保守・整備作業に従事し、圧印機整備において高度な技能を有する。特に、貨幣の模様の再現度を調整するウェッジを平面に仕上げる技術や動作音等から機械の異常を見極める技能に優れている。これらの技能を発揮し、経済取引の基礎となる貨幣を純正画一で高品質に製造し、安定かつ確実に市中に供給してきた。また、技能検定委員を務めるなど、国内の技能者の指導育成にも貢献している。

小澤 幸男(小鹿野町)

建築大工・小澤建築

長年にわたり建築大工として従事し、特に日本古来の伝統的な木材加工技術である「規矩術(きくじゅつ)」において高い技能を有している。規矩術を熟知していないと困難な社寺の改修、設計・施工も手掛け、日本の伝統的な建築技能の継承に努めている。また、有形文化財の工事にも携わり、文化財の維持・保全などにも貢献している。後進指導として、大学では講師を務め、全国技能競技大会出場選手への指導をするなど、技術・技能の継承に尽力している。

橋本 健次(三郷市)

建築板金工・有限会社橋本板金工業所

建築板金作業の基盤である金属薄板の塑性(そせい)加工に優れた技能を有している。特に、多種多様な建造物の屋根、受け雨樋などの雨仕舞施工において、既存の雨樋と新規の雨樋を接続する継ぎ手製作の寸法合わせに長けている。これらの技能を発揮し、材料の形状を最適な形に施工するなど多面的に対処してきた。また、認定職業訓練校で講師を務めるほか、ものづくりマイスターとして指導するなど後進技能者の育成にも貢献している。

歴代の被表彰者(昭和42年度~令和4年度)

 

厚生労働省ホームページ「現代の名工(卓越した技能者)」(別ウィンドウで開きます)

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