トップページ > 健康・福祉 > 健康 > 薬物乱用防止啓発サイト > 薬物の種類 > 向精神薬
ページ番号:9976
掲載日:2017年1月11日
ここから本文です。
覚せい剤・麻薬・大麻等以外の、中枢神経に作用して、精神の働きに影響を及ぼす薬物の総称。具体的には鎮静剤、催眠剤、精神安定剤などの総称で、もともとは不眠やイライラなどをなくすための薬である。ほとんどは医薬品として流通している。服用するためには医師の処方せんが必要となっている。
1)鎮静剤
乱用すると、一時的な快い気分の後に、舌がもつれる、足元がふらつくなどの症状が現れる。また多量に摂取すると死に至ることもある。依存性があり、使用し続けると最初の量では効果が感じられなくなる。薬の量が増えた後に、突然使用をやめると、不安、不眠、痙攣(けいれん)などの禁断症状を引き起こす。
2)催眠剤
乱用すると、眠ることなく、普段通りの行動をおこなう。しかし薬が効いている間の出来事は記憶には残らず、夢の中にいるような状態となる。過度に服用すると、脳の呼吸中枢を破壊して死に至ることもある。酒などアルコールと共に摂取すると、強烈な抑制作用が起こり、昏睡や死亡の危険性がある。
3)精神安定剤
精神安定剤を必要としない普通の人が乱用すると、一瞬にして何も考えることができなくなるようなショック状態、言語不能、文字が書けない、などの極端な症状が現れることがある。全身の筋肉が正常に動かなくなってしまうことがある。
また抗うつ剤は、一時的にスーパーマンになったような錯覚を起こさせるが、副作用もすさまじく、不眠、食欲不振、興奮、イライラ、情緒不安、性器萎縮などが起こる。耐性も強く、あっという間に最初の量では効果が得られなくなり、薬物依存が始まる。
各種向精神薬 |
トリアゾラム
|
画像は、警察庁広報室に許可をいただき、『けいさつのまど No.132(特集号)』から転載しています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください