ページ番号:9997

掲載日:2017年1月11日

ここから本文です。

コカイン

1.特色

南米原産の「コカ」という木の葉から抽出され、中枢神経に幻覚を起こすので、局所手術用の麻酔薬として使われる天然の麻薬である。

コカインの粉をストロー状のものを使って鼻から吸収すると、直接中枢神経に作用し、幸福感を楽しめるため、「1回やっただけでも虜(とりこ)になる」と言われるほど危険な乱用薬物である。

コカイン乱用による症状は、幻視、幻聴、強い脅迫観念など様々だが、もっとも特徴的な症状は「蟻走感(ぎそうかん)」と言って、皮膚と筋肉の間に小さな虫が這い回っているような幻覚を覚え、たえず体中を掻きむしり続ける。さらには、ありもしない虫を見たような錯覚に陥り、その虫を殺そうと自分の皮膚を針で刺したり、傷つけたりする。

 

また、脳への影響も大きく、痴呆状態となり人間として生きることそのものを放棄することになる。

コカインは、どんな人も絶対にやめることはできない。このクスリなしでは生きていけないと感じるようになってしまう。おまけに耐薬性がすぐに向上するので、同じ効果を得るのに必要な量が次第に増えてゆく。最終的には錯乱に陥り、完全な精神障害を受けることになる。

2.俗称

コカイン、コーク、バック、キャンディ、クラック、スノー、フレイク など

 

コカイン常習者の自傷痕

 

 

コカの木

コカの葉

コカインの粉末

画像は、警察庁広報室に許可をいただき、『けいさつのまど No.132(特集号)』から転載しています

お問い合わせ

保健医療部 薬務課 薬物対策・献血担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎4階

ファックス:048-830-4806

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?