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掲載日:2022年3月17日
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知事
お疲れ様でございます。私の方からまずご報告をさせていただきたいと思います。
まず、先ほど埼玉県の新型コロナウイルス感染症本部会議を開催をさせていただきました。そこにおきまして、先ほど政府対策本部会議が開催をされ、本県を含む18の都道府県に対する、まん延防止等重点措置を21日をもって終了することといたしました。
これを受けて埼玉県として、今後の措置について検討を決定をさせていただいたところでございます。改めて、新型コロナウイルス感染拡大(防止)にご協力をいただいているすべての県民、事業者の皆様、特に医療関係者、福祉関係者をはじめとする、県民の命を守る取り組みに積極的に取り組んでいただいているエッセンシャルワーカーの皆様に対し、心より感謝を申し上げたいと思います。
埼玉県では、1月21日から約2か月の間、まん延防止等重点措置を実施をし、県民や事業者の皆様には、県境をまたぐ不要不急の移動の自粛や営業時間の短縮などにご協力をいただいてまいりました。本県の1日あたりの新規陽性者数は、本日4,073人となり、緩やかに減少傾向にあります。また徐々に病床の使用率等も負荷の軽減が図られている状況であります。
他方で、両手放しですべてのことが通常通りになるという状況にはなっているとは考えておりません。それらを踏まえて、先ほどの本部会議において3月22日以降における、県民や事業者の皆様へのお願い等について決定をいたしました。改めて、皆様のご家族、愛する方を守るためのご協力をお願いをさせていただきたいと思います。
なお政府によれば、まん延防止等重点措置は、その機動的な運用が特徴だそうですが、今後新規陽性者が拡大をし、病床の使用率や医療への負担が高くなれば、県として総合的な判断を行い、何らかの措置を行う可能性もあります。それでは本部会議で決定した内容について、ご説明をさせていただきます。
まず、まん延防止等重点措置の終了についてです。大変ご協力いただきました、まん延防止等重点措置は3月21日をもって終了することが決定をされました。本日決定したお願いについては、その期間を当面の間といたしますが、感染の状況や医療体制の状況も勘案しながら、柔軟に見直していきたいと思います。
県民の皆様への要請でありますが、特措法第24条第9項に基づく要請として、感染にご不安を感じておられる県民の方については、PCR検査または抗原検査を受けていただくよう、法に基づき要請をいたします。対象者でございますが、県内に在住をしており、発熱等の症状がない方、ある方については診療検査医療機関を受診していただきます。そしてなおかつワクチン接種の有無にかかわらず、感染リスク等が高い環境にいる、いた等の理由によって、感染に不安を感じている方、この3つを満たす方であります。
次に、県民の皆様へのお願い、先ほどのは法律に基づく要請でしたが、こちらはお願いでございます。帰省や旅行等、都道府県をまたぐ移動の際には、3つの密の回避を含め、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染防止対策を徹底していただくようお願いをいたします。また移動先では、感染リスクが高い行動は控えてください。特に体調がすぐれない場合は、楽しみにしていた家族や友人等との会食やイベントだったとしても外出はお控えください。また飲食をする場合には、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」、この認証店はお店に来るお客様の命や健康を大切にするお店です。こういったお店をご利用ください。ぜひお願いをいたします。
次は、新たなお願いです。本県では、まん延防止等重点措置下において、ワクチン・検査パッケージを適用した要請を行ってまいりました。その効果かどうかわかりませんが、まん延防止等重点措置の適用以来、会食を感染経路と疑われるケースは大きく、かつ顕著に減少いたしました。また、まん延防止等重点措置は終了するものの、多くの新規陽性者が報告されている状況においては、相応の感染防止対策を徹底し、継続をしなければならないと考えています。
そこで国の基本的対処方針に基づき、飲酒やイベント、移動など、感染リスクが高いと考えられる場面や場所においては、ワクチン接種歴、検査結果の確認を行うことを推奨をいたします。ワクチン接種歴や検査結果の確認方法等については、それぞれの当事者が感染拡大防止の観点から、そしてお客様に安心・安全を提供する観点から、適切な方法で行っていただき、不当な差別にならないよう、ご留意をいただきたいと思います。
なお、12歳未満のお子さんについては、まだワクチンの接種が始まったばかりでございますので、この子どもの取り扱いですが、概ね6歳未満の未就学児については、同居する親などの監護者が同伴する場合には検査が不要、また概ね6歳から12歳未満の児童はワクチンが2回接種されるまでの間は、検査結果のご確認をいただくよう措置をしていただきたいと思います。いずれにいたしましても、これらについては推奨ということでございますので、事業者の方々が適切に選んで選択をしていただきたいというふうに思います。
次に、飲食店等の皆様へのお願いです。「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」の認証を取得してください。取得しておられない飲食店の方は速やかに取得してください。先ほど県民の皆様にお願いしていただいた通り、県民の皆様、利用者の皆様、お客様の安心や命を大切にするための取り組みにご参加をいただきたいと思っています。
認証の手続きですが、改めてでございます。特に変わったわけではありませんが、まずはセルフチェックシートで自己点検をし、現地確認の申請をしていただきます。その後、現地での取り組みの確認を受けていただくと、この認証ステッカーの交付という流れになります。認証のための主なチェック項目を改めて申し上げますが、アクリル板等の設置、あるいは手指消毒の徹底、あるいは食事中以外のマスク着用を推奨すること、換気の徹底等がございます。これらの基本的な感染防止対策を講じていただけると、認証を受けることができます。現地確認申請方法は、専用の予約サイトまたは電話で受け付けを行いますので、詳しくは県のホームページをご参照ください。改めてのお願いですが、お客様の安心・安全を図る意味でも「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」の認証の取り組みに参加をしてください。
なお、認証を取得しない、非認証店については、県民の皆様においては利用をしないようお願いいたします。また、この非認証店については営業時間は午前5時から午後8時までで、酒類の提供は自粛するようお願いをさせていただきます。また感染防止対策協力金については3月21日をもって終了し、3月22日以降はどのパターンでも支給をすることはございません。
次に、職場でのお願いであります。引き続きテレワーク、時差出勤、自転車通勤等、人との接触を低減する取り組みをお願いいたします。特に居場所の切り替わりについて、ご注意をいただき、重症化リスクがある労働者、妊娠している方など、あるいは同居家族にそうした方がいる労働者については、本人の申し出を踏まえて適切に配慮をお願いいたします。
次にイベントの開催制限であります。感染防止安全計画の策定対象となるイベントにつきましては、県の確認を受けた場合には人数上限は収容定員まで、収容率100パーセント、それ以外の感染防止安全計画の策定対象とならないイベントにつきましては、大声なしの場合は100パーセント、ありの場合は50パーセントとし、人数上限と収容定員の収容率を乗じた人数の小さい方が上限となります。なお地域の行事等、収容定員が設定されていないイベントにおいては、人と人が触れ合わない1メートル程度の間隔を確保していただくこととなります。
またイベントの前後にも気をつける必要があり、埼玉県の専門家会議でも特に言われたことでございますが、基本的対処方針でも書かれていることですが、主催者側はイベント前後の活動における基本的な感染防止対策の徹底や、直行直帰の呼びかけを行うようお願いをさせていただきます。
次に、県主催イベント及び県有施設の取り扱いであります。県が主催するイベントについては原則として、徹底した感染防止対策を講じることを条件として開催をいたします。また時節柄、お花見等もあると思いますけれども、県営公園におきましては、花見等での宴会は同居家族だけで行う場合を除いて、原則として自粛をお願いをさせていただきます。さらに県有施設内の飲食店におきましては、5人以上で飲酒を伴う飲食をする場合には、ワクチン接種歴または検査結果の確認をさせていただきます。なお4人以下で来店される場合には、飲酒を伴う場合であってもワクチン接種歴等の確認は不要といたします。
県内の県有施設については、来場者のマスク着用や手指消毒、検温等、感染防止対策の徹底を主催者に遵守させることを条件として開館をいたします。
次に、年度末、新年度に向けてのお願いであります。年度末や新年度においては、歓送迎会や入学式、卒業式、お花見などといった行事が予定をされることになります。学校については後程、教育長よりお話をいただきますが、この長期休暇に当たる中、ご友人と遊びに行ったり、家族旅行をしたり、いろんな計画があると思います。ただ、大切な方を守るため、3つの密の回避など、まずは基本的な感染防止対策の徹底は、まん延防止等重点措置が解除されても是非ともお願いをさせていただきます。
また、感染症専門家からも言われましたけれども、体調がすぐれないと感じた場合には、楽しみにしていたイベントであったとしても外出は見送ってください。さらに親族や親しい友人と久しぶりに会え、会話がはずむこともあるかと思いますが、会話の際にはできるだけ大声を避けるとともに、必ずマスクを着用するようお願いいたします。また利用する施設にも気を遣っていただき、特に歓送迎会、謝恩会などを行うことがあると思いますが、その際には先ほど申し上げた皆さんの命と安全を守る措置を講じている、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」等を遵守している施設の利用をお願いをいたします。逆に申し上げれば、この認証を受けてないお店は利用しないでください。度重なるお願いにはなりますが、ご自身だけではありません。皆様方の大切な人やご家族の命を守るため、これらの措置の徹底をお願いを申し上げます。以上、先ほどの本部会議で決定をした事項についての報告でございます。引き続き、教育長からお話、説明をさせていただきます。
教育長
教育長でございます。それでは3月22日以降の学校の対応につきましてご説明をさせていただきます。現在、陽性者発生時の初期対応、陽性者が発生した時の学級閉鎖の考え方ですとか、そういうものを徹底しながら教育活動を実施しているところでございます。これから春休み、あるいは新学期を迎えるに当たりまして、次のような考え方で進めてまいります。
まず1の事業についてでございますが、感染防止対策を改めて徹底するとともに、新学期に向けた準備を行ってまいります。特に新学期になってから、またいつ学級閉鎖あるいは学年閉鎖等を適用しなければならない状況が来ないとも限りませんので、オンライン学習環境の再確認と準備を進めてまいります。
2の学校行事についてでございます。卒業式は高校、中学校では終わっておりますけれども、来週24日に小学校の卒業式が予定されています。4月には入学式がございますので、原則として保護者の列席は1名まで、児童、生徒、教職員のみで実施をさせていただきます。内容を精選して時間を短縮すること、あるいは終了後の集まりや会食の自粛についてもお願いをしてまいります。校外行事、現時点ではあまり遠足なども行われておりませんけれども、目的地の状況等を踏まえて慎重に判断することといたします。
3の部活動についてでございますが、現在県のガイドラインを遵守することで活動を続けておりますが、大事なのは健康管理の一層の徹底でございまして、体調不良の際は参加をしないこと、あるいは更衣や休憩場面、活動の前後など部活動そのものでないところで感染が広がっているという例がございますので、改めて注意喚起をしてまいります。宿泊を伴う合宿や遠征等については引き続き禁止といたします。また練習試合は、自分の学校を含めて2校までということで制限をいたします。
4のワクチン接種でございますが、これから春休みになりますので教職員については可能な限り、春休みを有効に活用して接種を進めるよう勧奨してまいります。右側の黄色い四角の中でございます。これから子供たち、春休みに入りますので、毎日学校に来ないということで、家庭で過ごすことになりますので、生徒はもちろんなんですけれどもご家庭におきましても感染防止の徹底を改めてお願いをしてまいりたいと考えております。
まず四角の1番上なんですが、春休み期間中の健康観察を継続していただいて、体調が悪い時には外出をしない、あるいはさせないということを徹底していただきたいと思いますし、仮に陽性という判定が出た場合には、速やかに学校にご連絡をいただくことなどを要請してまいります。
それから下のピンクの箱の中でありますけれども、今日本部会議の中でも年代別に見ますと、新規陽性者10歳未満の子供たちが非常に多いと言うことがございますので、しかも地域的にばらつきが当然のことながらございます。そこで子供世代、特に10歳未満の市町村別の感染状況を保健医療部のデータを活用して、そのデータを踏まえまして、市町村の教育委員会に、この町で子供たちの感染がやや増えてますよっていうご連絡をして、注意喚起を促していただこうと、そういう考え方でございます。学校からご家庭に緊急メール等で注意喚起をして、気をつけていただこうという考え方でございます。これらの取り組みを市町村教育委員会にも周知をいたしまして、県立学校の対応を参考に、それぞれの市町村での対応をお願いしてまいります。
また、私立の学校につきましては、総務部を通じて、これらの取り組みに加えまして、特に寮での感染防止も含めてお願いをしてまいります。
最後のペーパーでございます。こちらはコロナに負けるな「さしすせそ」というリーフレットでございますが、この一番下のところに注意書きがございますけれども、これは、熊谷市立荒川中学校の保健委員会の生徒たちが感染症対策としてポイントを絞ってわかりやすく合言葉で呼びかけようということで、生徒の委員会の中でこうした標語を考えて、チラシを作ったということでございます。これを子供たち、あるいはご家庭にも配布をして、春休み中に家の中でどこかにこう貼っていただいて、このことを意識して春休みを過ごしてもらおうということでございます。生徒の中で自ら考えて、自分たちで感染防止に主体的に行動に移していくという取り組みができたことを私は大変うれしく思っております。子供たちにも引き続き、少し窮屈な春休みになるかもしれませんが、無事新学期が迎えられるように引き続き感染防止に気をつけながら過ごしてもらいたいというふうに思っております。私からは以上でございます。
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