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掲載日:2022年3月3日

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専門家会議後の知事発言内容(3月3日)(テキスト版)

 

知事

今日は第54回の埼玉県新型感染症の専門家会議を開催をさせていただきました。すでに、先生方に対しては、全く同じ先生方でありますけれども、6日以降の措置については、書面で開催をさせていただいた専門家会議で合意をいただいておりますが、本日は、その中でも議論ができなかった現状に対する評価、それから埼玉県の考え方、さらには、子供たち、特に幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、こういったところでの制度の強化についてご意見をいただきました。その中で、私どもの方からお話をさせていただいたのは、この間すでにご了解をいただいている6日以降の短期間の更新、そしてレベルの考え方の見直し、そして飲食店を、基本的対処方針で前提としない、そのことに対するその要望についてご説明をさせていただきました。 その上で、状況についてもお話したところ、先生方の方から何点かご意見をいただいて、一つは先ほど申し上げた、飲食店についてですけれども、飲食店がすでに感染拡大のドライビングフォース、推進役になっていないとわかってきたのであれば、それなりの対応を国でも取っていくべきであろうということ、これ分科会の構成メンバーの先生がおっしゃっておられました。特に埼玉県では、まん延防止等重点措置適用前と比較をすると、28分の1に、飲食店経由の感染割合ですけども28分の1に減っているという大きな現象になっているので、やはりそこはきちんと対応するべきだろうと意見がまずあり、それと最後の方でしたけれども、これだけ飲食店が他に比べてがくんと落ちてきているのは、これはワクチン・検査パッケージのおかげなのかといった質問もありましたが、正直答えはないというか、原因と結果わからないと。あくまでもやった措置と結果、エビデンスだけであって、原因と結果というのはわからない、こんな話がありました。それから先生方の中で、大きな議論になったのが、最近のお亡くなりになる方、あるいは重症患者ですけれども、もちろんコロナということで肺炎になってそこから悪化するという方、これも多いわけではありますけれども、しかし特にオミクロンでは、典型的なコロナの症状を示さない、逆に言えば、それ以外の病気の知識がしっかりとないと。あるいはコロナということを、コロナが前提にして引っ張られて、なんていうか、前提になって引っ張られてしまう。そのことによって、重症に変えさせてしまうようなケースもあるのではないかといった指摘もあり、ちょっと個別の話については控えますけども一応そういった話がございました。 また特に高齢者の患者さんについては、人工呼吸器等が物理的につけられないといったこともあるので、やはりここはワクチンを打つしか、これはもう救う方法がないということで、しかも最近の傾向を見ていると明らかになっているのが、コロナ肺炎になって運ばれてくる方のほとんどはワクチンを一度も打ってない人だと。あるいは2回打っても運ばれるのは基礎疾患のある人だと。こういったことが比較的明らかになりつつあるので、やはりしっかりとこのモデルナが嫌だという話はあるけれども、ワクチンを打つように、県としてもしっかりアピールをしろと、こういったご指摘を、お叱りをいただきました。大体そのぐらいの話ではなかったかと思っておりまして、いずれにいたしましても、私どもの方から話をさせていただいた、これまでの対応、考え方については是とするということ。それから学校、幼稚園、保育園における対応については、明日具体的にさせていただきますので、ちょっとそこまで待っていただきたいと思いますけれども、今日我々の方からさせていただいた件については是とすると、そういったお答えをいただきました。私から以上です。

金井県医師会長

まず、まん延防止等重点措置の延長でございますけれども、延長をするということを書面でもということで回答をすべての委員から出していたところです。その回答にあたっては、これは延長をするべきではないか、またはしなくてはならないのではないかという意見でございました。それも今日の会議の中でもその話は出てきているところですけれども、当然のことながら下がり方の問題があるということが一番です。第5波と第6波の比較ということによくなりますけれども、第5波においては上がり方も早かった、下がり方も早かったというのがあります。第6波については上がり方は早いけれども、下がるのは非常にゆっくりであるということからすると、もうまだまだというのがあります。そういう中でこれは沖縄の件が話が出ております。どうしても数週間前の沖縄と今と同じではないかということになります。そうすると沖縄の今の状況を見るとというのがあって、ここ数日間は前週を上回ったということで、極端に言うとリバウンドというような言葉も1人の委員から出たぐらい、少しそういう状況になっていると。そうすると沖縄と同じような状況になる可能性があるということから考えると、やはり今まん延防止等重点措置を解除する状況にはないのではないかというお話が、まずそれが一番最初のお話でございます。 そしてその措置の内容については今知事からお話があった通り、保育園、幼稚園、学校等については、過去からずっと県の方で案を出していただいてやってきたところですから、特別、問題はないんで、今までやってきたことが正しかった、そして今後も続けていただきたいということで、皆さんが納得をしたというところでございます。 それからワクチンの話がございまして、ワクチンについてはやはり効果があるのは間違いないという話がありました。そうすると、ワクチンの効果が間違いなくあったということになると、3回目のワクチン、そして子供のワクチン、5歳から11歳までの子供のワクチン接種についてという問題になってまいります。これについては当然のことながら、進めて欲しいと。私は医師会の人間ですから、医師会に対しても働きかけをして欲しいという要望があり、私の方からはそれはやりますということを言っております。ただし、今埼玉県においてワクチン接種が3回目で言えば少ないのかということになると、非常に速いスピードでやっていると思います。昨日あたりでいくと、6万件、1日でやっております。6万件という数は、昨年の7月とかそういう状況の時とさして変わりませんので、相当多くの数をやっております。したがって、そういう意味からすると今後どんどん上がっていくというふうに考えております。ワクチンの話が非常に多く出たというのは、ちょっと想像をしていなかったんですが、ワクチンの話がよく出たところでございます。その他については若い方が亡くなったことについてということがあって、それについてどういう経緯で亡くなったかというのは、今後発表があるかと思いますけれども、何の理由もなくして若い人がコロナで亡くなった、10代の方のお話ですけど、ということではないというような、今後その発表があるかと思います。本事例については、もうほぼわかっている状況のようでございました。以上です。

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