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掲載日:2020年12月28日
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お疲れ様でございます。先ほど対策本部会議を開催をさせていただきました。既に皆さんもご出席をされておられたと思いますので、かいつまんで申し上げさせていただきます。本県としては、12月の後半以降、特に25日には1日あたり過去最大298名と、その後も極めて多い数の陽性者が確認をされており、一言で言えば、陽性者の拡大に歯止めがかからない、こういう状況にあります。
このような中で、6つのモニタリング指標がこれまでも政府から示されており、4つの指標について、それを上回るという状況が継続してまいりました。その中でも、以前からお話をさせていただいておりますけれども、病床の逼迫状況と陽性率については、これを重視していると。それともう1点大変重要なことですけれども、このステージを示しているモニタリング指標については、第一波の時に作られたものであり、この基準が果たしてそのまま現時点でも適用していいのかどうか、それが適当なのかというところについては、疑いを禁じえないところでございます。
このような中、国の分科会が示すステージの考え方については、そのまま当てはめれば適当ではないと考えますが、しかしこれ以外にありませんので、これに照らしたとすれば、いわゆるステージ3に相当すると考えざるをえないと。こういうふうに思うところであり、専門家の先生方にも、本件について照会をしたところ、その通りであると、それが適当であるというお答えをいただきました。また、もう一つご報告しなければいけないのは、埼玉県の場合には、他の都道府県について言及することはいたしませんけれども、埼玉県の場合にはこれまで様々な工夫と、医療機関の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様のご協力をいただくことによって、前の晩に患者さんが出て、病院に入れなかったといったそういったことはありましたけれども、これまで、基本的に陽性者の方で、なおかつ入院を必要とする方が、入院できなかったということはございませんでした。
ところが、この週末から今日にかけてですけれども、認知症や高齢者の方々を主として入院できない方が残念ながら出てしまいました。また同様に、これ、実は全体の枠と1日に入れる人数ってのはちょっと相関関係があって、全体が入れるとしても1日に受けられる人数ってのはやはり限定されていますので、そういったこともあって、今若干名の方々が入院できないということになっております。こういった状況もあり、総合的に判断をさせていただき、今後、もしもこれが年始を超えてもですね、状況が改善をされない。これ正直、年末年始の体制は脆弱になるとずっと言っておりますけれども、そこでの状況はまだまだ楽観視ができない状況でありますので、そこを経て、なお、状況が悪化する場合には、一層の、措置を講じざるをえないというふうに考えております。
そこで、改めてお願いでございますけれども県民の皆様には、原則、大晦日、正月は家でゆっくりとお過ごしをいただきたいと思います。
また、特に高齢者や基礎疾患のある方については、不要不急の外出自粛を法に基づき、お願いをさせていただきます。
また、やはり法に基づき、感染リスクの高い場所に行った。あるいは、ご自宅に高齢者や基礎疾患のあるご家族がいる。あるいは、発熱など体調が悪い場合には、ご家庭でもマスクの着用をお願いをさせていただきたいと思います。
これにつきましては先般、大宮駅で、県医師会長、さいたま市長とともにアピールのキャンペーンを行わせていただき、この後、所沢の駅で同様に所沢市長や、医師会関係者の方もご参加をいただき、キャンペーンを行わさせていただくとともに、様々な媒体を使って、広報をさせていただくところでございます。次のパネルをお願いします。また、高齢の家族に会うのはできる限り自粛をしていただきたいと思います。また、お買い物の際には、お店が混雑しないようできる限りお1人でお願いをいたします。また、飲食を伴う忘年会、あるいは新年会は、できる限り自粛をしていただきたいと思います。また初詣は、正月三が日にこだわらず、混雑する日を避けた分散の参拝をお願いをしたいと思います。また、事業者の皆様へのお願いですけれども、店舗には混雑しないよう入場制限を徹底していただきたいと思います。これ改めて具体的に申し上げますけれども、特に年末のスーパーマーケット。あるいはデパートの地下売り場、地下食品売り場などは、極めて混雑する場合があります。特に売り場における人数を制限をし、十分な社会的距離を取るなどの、対策を徹底をしていただきたいと思います。また人出の多い観光地についても同様の対策をご検討いただきます。
また観客が、大声を出す、発声をするイベントは中止をお願いします。これはイベントの中止を目的とするものではなく、発声のないようにしていただいて安全に、イベントを開催をしていただくことを求めるものであります。県民、事業者の皆様には引き続きのお願いで、大変心苦しいところがありますが、ぜひ、この年末年始を迎えるにあたり、医療機関の負担を減らすとともに、陽性者の数を下げ、重症者の方々、お亡くなりになりかねない方々の命を1人でも救うため、皆さんの愛する人、そしてご家族を守るための措置とご協力をお願いを申し上げます。
私の方からは以上であります。
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