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掲載日:2020年12月15日

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新型コロナウイルス対策本部会議後の知事発言内容(12月15日)(テキスト版)

   お疲れ様でございます。 

   私の方からまず報告をさせていただきます。今月の4日から、事業者の皆様に対する営業時間の短縮要請等を行っております。多くの事業者の皆様、そして県民の皆様の御協力に、まずは感謝を申し上げたいと思っています。他方本県では、先週の土曜日に、過去最多となる199名の新規陽性者を確認をいたしました。直近1週間のうちに2度も、新規陽性者の数は更新されている、極めて、厳しい状況だと思っています。また国の分科会が示した、ステージ判断の6つの指標のうち、4つがステージ3の基準を超えており、本県はステージ3の状況にあるとは判断していないものの、極めて逼迫している感染拡大の状況だというふうに考えています。特に医療体制が厳しくなる年末年始に向けて、感染拡大を何としても食い止めなければなりません。このため、今後取り組むべき対応について、専門家のご意見をいただいたところ、現在の営業時間の短縮要請を延長するべきであるというご意見をいただいたことは昨日ご紹介をさせていただきました。また政府からも、首都圏で一体となって、取り組んでいただきたいという強く要請を受けたところです。こうしたことを踏まえて、本日対策本部会議で決定したことをご報告をさせていただきます。まず最初に、現在行っております、営業時間の短縮要請、特措法第24条9項に基づく、この要請につきましては、さいたま市大宮区、川口市、越谷市内の「酒類の提供を行う飲食店」及び「カラオケ店」に対する要請でありますけれども、17日までとしておりました。これを翌18日から、今月27日まで延長をすることといたします。併せて県民の皆様には、営業時間の短縮を要請している飲食店の利用を回避していただくようお願いをさせていただきます。またこの回避の日にちについても同じでございます。

   次に、営業時間の短縮要請に伴う協力金について、ご説明を申し上げます。昨日の段階で検討の方向性を皆様にご報告をいたしました。その際には、12月18日以降、10日程度の要請期間で1日2万円で検討しているというお話をさせていただきました。その後、国の方から、12月16日以降の年末年始期間の協力金単価を1日当たり2万円から4万円に引き上げるということを決定したという話がありました。これを踏まえて、本県の支援額も増額をいたします。まず、第1期、12月4日から17日までの要請の時期を第1期といたしますと、この4日から17日までにつきましては、当初28万円としておりましたけども、最後の16、17日を1日単価2万円増額し、4万円とすることに伴い、32万円、1店舗当たり、32万円にさせていただきたいと思っています。他方、条件等については変更はございません。

   次に、本日、本部会議で決定をいたしました、第2期についてでございますけれども、これは18日から27日までの10日間、当該延長期間すべての期間で協力した事業者に、1店舗当たり、1日4万円の計40万円を支給をさせていただきたいと思っています。支給額以外は、昨日申し上げた点から変更はありません。対象地域も変更せず、その他の支給要件も第1期と同様にし、食品衛生法に基づく飲食店の営業許可を得ていること、あるいは、彩の国「新しい生活様式」安心宣言を遵守し店頭に掲示していること、「埼玉県LINEコロナお知らせシステム」のQRコードを店頭に掲示していることなどが必要になります。ちなみに第1期と第2期、申請手続きを分け、別途申請を受け付けます。第1期は従いまして協力できなかったけれども、第2期は協力すると、そういう事業者に対しても40万円を支給をさせていただきます。なお、第1期、第2期と両方とも協力をいただける事業者につきましては、第2期の申請は簡素化をさせていただきます。申請の受け付けは、要請期間が終了した12月28日以降速やかに開始できるよう準備をしているところでございます。第1期同様、電子申請を原則といたしますが、郵送での申請も受け付けをさせていただきます。該当する事業者の皆様におかれましては、年末年始の時期に医療体制が脆弱になり、重症者が出たり、あるいは命に関わりかねない、こういった方々も出る可能性があります。ぜひご協力をいただき、一丸となって、新型コロナウイルス感染症の拡大の防止にご協力をお願いをしたいと思います。

   さて、Go To Eatキャンペーンですけれども、Go To Eatキャンペーンにつきましては既に行っていますが、12月1日に予定されていたプレミアム付き食事券の第二期分の予約は、期限を定めずに、一時停止をさせていただいています。また、既に発券した食事券や、獲得したポイントの利用については当面、利用を控えていただきたい。これは、こういった取り扱いを行っているところであります。現在の感染状況や、一部地域ではありますけれども酒類の提供を行っている飲食店に、営業時間の短縮をお願いしていることなどを勘案し、引き続き、更なる促進の可能性がある事業については、継続して一時停止をさせていただきたいと思っています。飲食店の皆様や、利用者の皆様にはご不便をおかけをいたしますが、引き続き、協力をお願い申し上げます。なお、控えていただくのは店内での飲食に限られたものであって、デリバリーやテイクアウトの場合には、従前通り利用可能になっていますので、そこは、是非、御利用をいただきたいと思います。

   次に、24条9項に基づく県民の皆様へのお願いでございます。会食、飲み会は、家族や介助者を除いて、4人以下でお願いをします。また長時間にならないよう、例えば、食事を開始する時に終わる時間を決めていただく等の御工夫をお願いをしたいと思います。また、感染症対策が、十分に取られてないような施設は利用しないようにお願いします。ここで感染症対策がとられている飲食店、どういった店がそうなんだという照会もいただきますので、そこを1例を申し上げさせていただくと、例えば、従業員がフェイスマスクではなくて、或いはマウスシールドではなくて、マスクをきちんとしていること。或いは、客同士の社会的距離がしっかりと確保されていること。或いは定期的な換気が行われていること。さらには埼玉県の「LINEコロナウイルスお知らせシステム」のQRコードが店頭に表示されていること。こういったところを、是非、判断の基準の一つの例としていただきたいと思います。常々、申し上げておりますが、こうした対策を行っていない店には逆に行かないでいただきたいと思います。また仕事、学校の授業、医療機関の受診などは別として、東京都との往来は、可能な限り避けていただきたいと思います。買い物や飲食については、県内のお店を是非ともご利用ください。

   次に、24条9項に基づく事業者の皆様への協力要請です。彩の国「新しい生活様式」安心宣言のそれぞれの業界ガイドライン、あるいは安心宣言そのものを活用して、感染症対策を徹底をしていただきたいと思います。また、先ほど東京への往来については、なるべく避けていただきたいという話をしましたけれども、それに伴いまして、事業者の皆様にはテレワーク、時差出勤のさらなる推進を図っていただきたいと思います。また、国及び県の接触確認アプリの活用、導入を促進をお願いします。埼玉県の場合には、この感染接触アプリでお知らせがあった方全員が、検査を受けられる体制を構築しております。事業者の皆様、県民の皆様には、引き続きのお願いで大変、心苦しい限りでありますが、年末年始の前に、陽性者の数を抑え、医療機関の負担を減らしていくためにも、是非ともご協力をお願いしたいと思います。仮に、埼玉県がステージ3に相当する状況になった場合には、政府の分科会の提言や、県の専門家会合の皆様のご意見を踏まえ、総合的に判断した上で、より強い措置に踏み切ることを検討せざるを得ないと考えています。これまで、Go To Eatや、Go To トラベルといった形での、経済的な支援等も、国、あるいは県、市町村、一丸となって行って参りましたが、今は我慢をしていただけるところ、いただくべきところだと思っています。逆に、Stop To Eat、Stop To Live、生きるために立ち止まる。食べるために立ち止まる。そのためにも、皆様のご協力を是非お願いし、皆様の愛する人、1人でも救える人の命を救うことにご協力をお願いを申し上げます。

   私からは以上であります。

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