ページ番号:188744

掲載日:2023年12月20日

ここから本文です。

新型感染症専門家会議後の知事発言内容(12月22日)(テキスト版)

   ・録画動画(Youtubeサイト)を見る

 

知事

 

   皆さんお疲れ様でございます。

   今日は、第18回の埼玉県新型感染症専門家会合を行わさせていただきました。今日は皆さんのところに金井埼玉県医師会会長とともに、そのご報告をさせていただきたいと思っています。簡単にポイントだけお話をさせていただきます。まず今日は、年末年始を控えてのおそらく最後の、専門家会合になるということでそれも含めての先生方に対する諮問となりました。まず1点目が今申し上げた年末年始を含めて、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく協力要請についての是非を先生方にお諮りをさせていただきました。その中身でございますけれども、皆さんご存知の通り専門家会合をやって、明日本部会議をやらせていただきますのでそこで決定ということになりますので、今日は諮問をして、専門的なご意見をいただいたということになりますが、年末の期間、1月の17日の日曜日までの期間を区切った形で、県としては、県民及び事業者に対して、いくつかのお願いをするべきではないかというふうに考えています。例えば、高齢者や基礎疾患のある方の不要不急の外出自粛とか、あるいは、この間、私の方から提言をして1都3県で呼びかけをしていただきましたけども、家庭内でのマスク着用の励行、それから、これ要するに感染リスクの高い場所に行かれた時とか、自宅に高齢者や基礎疾患がある方の場合には、家の中でもマスクをしたらどうですかと、これは家庭内で感染経路となったケースが未だに高止まりしており、ここ全然下がってこない、他方で家庭内、なかなか我々がその介入をすることができない、こういった状況に鑑み、実は先週の金曜日に、金井会長と私とで会談をさせていただいて、そこで、金井先生からもいろいろご指導いただきながら、この提言を取りまとめたものであり、それが1都3県にこの間のぼり、今日これができたものですが、こういった家庭内の対応。それから年末年始で例えば高齢の親族に会われる、もしくは帰省される、こういった時もあろうと思いますが、そこはぜひ今は自粛していただきたいとか、買い物については、お1人で行っていただきたいとか、あるいは新年会、忘年会、成人式後の会食、飲み会、ここは可能な限り自粛していただきたいと、こういったことをまずお願いをしました。また事業者に対するものとしては、テレワーク、時差出勤、それから休日分散、さらには、店舗等については、入場制限、人数制限、あるいはその観客が声を出すようなことが想定されるイベント、これについては中止をしていただく、こういったことを明日、決定したいと考えるんだけども、ご意見はいかがかということをまず伺わさせていただきました。これについては、委員の先生方からは、了承という反応でありました。

   次に、4日から17日まで行い、28日まで延長させていただいている、大宮区、川口市、越谷市の3ヶ所に対するいわゆるお酒を提供する飲食店及びカラオケ店に対する、夜10時までの時間短縮要請についてでありますけれども、これについては、大宮では多少人数が夜8時、11時と減っているけれども、しかし大きく減ってるわけではない。かつての、緊急事態宣言の時に比べると、そこまでではない。川口、南越谷駅では、人口の20時時点と23時点での人出がそんなに減ってきていないという意味で効果が少なかったといったことを受けて、今後の状況についてどうするかということについて私の方からお諮りをいたしました。というのは、27日まで、以降、つまり28日以降は、実は夜10時以降ほとんどやってる店がないと私は理解をしていますし、やはり可能な限り限定的に制限はかけたい。それから我々が有してる資源ってのは少ないわけですから、そこは別なところにも投入したいということも考えて、この更新はしないという方向も考えておりましたが、実は今日西村大臣から私のもとに電話があって、ぜひ、首都圏合わせていただきたい、国としても要請するというお話がございました。だから我々としては、このことももちろん、今非常に厳しい状況であることも共有しておりますが、実効的でなければならないということを踏まえて、どのように考えるべきかということを、専門家の先生方にも諮らせていただきました。専門家の先生方からは、仮に、仮にですよ、埼玉が27日で終わると、延長しないで1月11日まで、東京都が例えばやってますけども、そこまでしない場合には、他の都県に対しても、埼玉と同じ状況ではないとしても、やはり一体として考えると他の都県に対しても、もしかすると、違うメッセージを与える可能性もあるといったご指摘、それからやはり原則として、首都圏一体でやった方が良い、こういったご指摘もあり、やはり我々としては1月11日まで、これを延長するべきではないかというご意見が多かったというふうに理解をしています。ちなみにこれを受けて、明日本部会議で最終的に検討し、決定をさせていただきたいというふうに思っています。

   また3つ目ですが、県内の県有施設、屋外施設を除き、原則閉館とさせていただきます。この日程は12月24日から、1月の17日までですが、しかしすでに予約が入ってるものを取り消すわけではありません。ただし先ほど申し上げた観客の方が発生をするようなものについては中止をしていただきますが、それ以外については、我々がお願いしている感染防止拡大措置を守った上で、すでに予約をしているものについては結構でございますが、それ以外は閉鎖という形にさせていただきたいと思っています。詳細についてはまた明日、おそらく本部会議が終わった後に提出できると思います。

   また県立高校、中学、小学校等における状況についても議論をさせていただき、県立高校における部活動の冬期休業開始日から1月17日までの延長になりますけれども、部活動の原則中止等についても先生方にお諮りをし、これについてもご了承をいただきました。それから自宅療養基準の見直しでございますけれども、以前ご質問をいただきましたが、埼玉県の場合には、療養施設、宿泊療養施設については、国の基準に関わらず極めて厳しい条件を課してきて、もちろん入院している方は別ですけれども、入院している方以外については原則すべて宿泊療養施設に入っていただくということにしておりました。これについては、国がすでに原則を緩和しており、独居で自立生活が可能であるもの、もしくは、例えば同居家族が重症化リスクがないなどの状況がある方については、保健所長が認める人は、これは自宅療養でいいですよと、こういうことに国がしていました。ところが埼玉県はこの基準は採用しておりませんでした。他方、様々な知見が重なる中で、我々としては一定のやはり条件を付した上で、自宅療養を認める方向でするべきではないか。そこで先生方に、国の基準、今までの埼玉県の基準は緩和するけれども、国の基準よりも高い、つまり国の基準にプラスして、例えばSpO2の値が96%以上であるとか、あるいは糖尿病、肺疾患、心臓疾患等の基礎疾患がないとか、50歳未満であるとか、あるいはBMIの25以上の肥満ではないとか、そういった条件を付した上で、しかも、医師が適当と考えた場合については、自宅療養ができるという基準に、これまでの基準よりも緩和する。ただし国の基準よりは、さっき言った4項目については高いと、こういう状況はいかがかというお話をさせていただきましたところ、先生方からは概ね了承で、1点だけコメントがついたのは、これまでパルスオキシメーターを配布して、1日2回、健康状態を聞いていたけれども、そういった安心措置をするということは、やはり継続するということを明記しろと、そういったご意見もございましたので、これは改めて明記する方向で検討しております。

   それから最後に、「おうちでマスクキャンペーン」、先ほどのお話申し上げた家でもマスクの話ですが、しっかりと先生方からも、キャンペーンとして声を上げるだけじゃなくて、きちんとそれを周知徹底しろというご意見もございましたので、明日の本部会議で決定すると思いますが、主要な駅において、このキャンペーンを行わさせていただいたり、あるいはビラを配る、あるいはいくつかの交通機関や、あるいは駅前の、大きな、何とかビジョンってやつですね、大きな画面、モニター画面を通して、動画等でアピールさせていただく、こういったことをやらせていただく、ということをお話をさせていただきました。大きなところではこの程度だったと思いますが、いずれにしても、今日は非常に先生方、お忙しい中お越しをいただいて、これらについてご議論をいただき概ねご了承いただいたと思っています。金井先生お願いいたします。

 

 

金井県医師会長

 

 

   今、知事からお話がございました「おうちでマスク」というものを、こういうキャンペーンをやりましょうということで、知事と先日お話を申しました。これについてはまず、「おうちでマスク」。家庭内感染が多く、というのはこれは皆さんご存知の通りなんですけれども、家庭内感染が多かった場合、家庭内には高齢者もいるということから、高齢者への感染も増えるということ、重症者も増えるということ、ここについてはしっかりと対策をするべきということがございました。しかしながら、対策と言っても何をすればということで、知事とのお話をさせていただきましたけれども、こういう中で、マスクをする、家庭内でもマスクをする。ここにも書いてあるんですが、マスクをするのは、感染リスクの高い場所にやむを得ず行った人とか、自宅に高齢者が基礎疾患のある家族がいる人とか、体調が悪いと思った人、この人たちは、自分ももしかするとかかっているかもしれないという認識のもとに、対応をしてもらいたい。すなわち、高齢者にはうつさない、家庭内感染を起こさないという、体制を取ってもらうために、マスクはという話をお互いにして合意を得たところでございます。それと、この家庭内感染が非常に増えたということがあるので、この家庭内感染に対する感染予防の啓発的な意味合いも十分にあると思っております。この家庭内感染が増えましたということは、よく知られていることですけれども、これについては非常に重要な問題だという認識を持っていただくということから、これもやるということで決定をしたところでございます。それから、これも知事からご説明があったところですけど、自宅療養基準の見直しについてということで、これについては先ほどお話があった通り、色々な意見が出たんですけれども、埼玉県において、ご案内の通りですけれども、SpO2計ってます。体温も計ってます。脈拍も計ってます。それから倦怠感等の報告も受けてます。これを1日2回報告を受けているという、家庭内においても十分な体制がとられているということ。これをしっかり伝えた上で、自宅療養にしても良い方というのを、ここに選んだという形が今回とられたところでございます。我々が今日お話をさせていただいた中で、非常に気になったところは、そこら辺かなと思っているところでございます。

   以上です。

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?