ページ番号:228833

掲載日:2023年1月17日

ここから本文です。

定例記者会見の知事発言(1月17日)(テキスト版)

お疲れ様でございます。私の方からまずご報告をさせていただきたいと思います。
本日は、最初に「Made in SAITAMA優良加工食品大賞2023」についてお話をさせていただきます。この表彰制度は、県産農産物を活用した加工食品を、製造販売する優秀な県内の事業者等を表彰し、その成果を称え、広く発信することにより、県産農産物の需要拡大と県内食品産業の発展を図るため、令和2年度に創設をしたものであります。応募できる方は、県内で加工食品を製造販売する事業者や団体などであります。応募できる加工食品につきましては、主な原材料が県産の農産物であり、そのまま、もしくは電子レンジなど、簡易な調理で飲食をできるものが対象となっております。今年度は、令和4年9月14日より11月18日まで募集を行い、応募総数は37点でありました。その後、一次審査の後、JA、流通業者、加工業者、学識経験者などで構成する審査委員会において、加工技術、独自性、食味、将来性などによる最終審査を行い、この度、大賞、優秀賞、特別賞の3賞を決定をいたしました。なお、本賞の表彰式ですが、2月7日火曜日の午前10時から知事公館にて行う予定であります。

それでは、「Made in SAITAMA優良加工食品大賞2023」の各賞の受賞者を発表いたします。まず大賞でありますが、つむぎや(土田物産株式会社)の「こ、ふぃなんしぇ さやま まっ茶」であります。つむぎやは、大正元年創業以来、100年以上にわたり、小麦粉の製造に携わり、県産小麦を生かした商品を企画、開発、製造をしている事業者であります。県産小麦を100%使った乾めんを約50年前に発売し、現在では、うどん、冷や麦など10種類を販売をしています。また平成22年から県産小麦100%の菓子製造への取組を開始し、小麦の風味を生かし、シンプルな原材料にこだわった商品を販売しています。この「こ、ふぃなんしぇ さやま まっ茶」は、抹茶の風味を際立たせるため、滑らか食感が特徴の県産小麦「あやひかり」と濃い緑色がよく残る狭山抹茶を使用し、香料や着色料は使用せず、小麦の味と抹茶の香り、甘味、色を生かした、やわらかくしっとりとした食感に仕上げた焼菓子であり、令和3年から販売を開始しています。この商品は食べやすい一口サイズの個包装で開発前に、エキュート大宮で行ったアンケートでも、埼玉県らしい洋菓子のお土産が求められており、このお土産として買いやすい価格設定となっていることが、大賞受賞のポイントとなりました。

続いて、優秀賞でありますが、小江戸鏡山酒造株式会社の「鏡山(かがみやま) さけ武蔵大吟醸」であります。小江戸鏡山酒造株式会社は、川越唯一の酒蔵であり、造っている半数以上のお酒に、酒米(さかまい)として、「さけ武蔵」を使用しています。この「さけ武蔵」というお米は、埼玉県が育成した酒米の品種で、溶けやすく、加工にあたっては丁寧な扱いが必要でありますが、味にふくらみがあり、きれいなお酒をつくることができるものであります。なお、小江戸鏡山酒造株式会社は米生産者、JA、そして県と「さけ武蔵生産組合」を設立し、栽培等に一緒に取り組むことで、川越市産の「さけ武蔵」を安定的に確保しております。平成23年に商品化されたこの「鏡山 さけ武蔵大吟醸」は、「さけ武蔵」を使用した初の大吟醸であります。大吟醸の精米歩合である50%以下に磨くのは難しいこの「さけ武蔵」を、通常の3倍以上の時間をかけて精米し、洗米、麹造り、仕込み、搾りとすべての工程を手作業で行うことにより、商品化に成功いたしました。これが優秀賞受賞のポイントとなりました。「鏡山」は大吟醸特有の華やかな香りに包まれ、キレ味がさえる辛口に仕上がっています。

最後に、特別賞でありますけれども、有限会社佐藤酒造店の「越生梅林 特別純米酒」であります。有限会社佐藤酒造店は1844年創業で、越生町において、埼玉県初の女性杜氏が、人の手と目が届く量を、丁寧に手づくりをしています。原材料をすべて県内産とする酒造りにこだわった事業者による「越生梅林 特別純米酒」は、「さけ武蔵」と自社酵母を使った純米酒であります。老若男女、どの年代層にも合う味わいを目指した日本酒であり、口に含んだ時にふわっと優しい香りが広がる。どんな料理にも寄り添える日本酒となっています。これが特別賞受賞のポイントとなりました。なお、ラベルは黒いバックにピンクの文字。光に照らされた時に浮き出るように箔を使うなど、越生の梅をイメージした、ポップなデザインとなっております。私も両方とも飲みましたけれども、こちらはすっきりとした中にも存在感をしっかりと強調し、そしてこちらは、どんな料理にも、誰にも愛されるような優しいお酒でありました。受賞者は、これらの当該加工食品の包装や容器に受賞のロゴマークを表示して、受賞したことをPRすることができます。また、県では、令和4年度埼玉県農商工連携フェアなど、県が主催する商談会やイベントにおきまして、受賞者の取組を紹介して参ります。あわせて、受賞した加工食品は、埼玉農産物ポータルサイト「SAITAMAわっしょい」でPRをしていきます。是非商品をお取り寄せいただくなど、お買い上げいただき、御自宅等でお楽しみいただきたいと思います。

次に、「外国人訪問客増加に向けた感染対策の徹底」について、先週に引き続きお話をさせていただきます。今月の21日から28日頃までの春節、旧正月の休暇を利用して訪日される外国人旅行者の来県が見込まれております。国の新型コロナウイルス感染症水際対策により、陽性者の入国制限はなされるものと考えていますが、外国人旅行者と県民の皆様の双方が、万全な感染防止対策の上で旅行や観光、買い物を楽しんでいただくことで、安心安全にお過ごしをいただけるよう、改めて感染防止対策への御協力をお願い申し上げます。まず、県民の皆様、外国人の皆様の両方へのお願いであります。体調がすぐれない場合には、外出を控えていただきたいと思います。また、マスクの着用など、基本的な感染防止対策の徹底をしていただきたいと思います。そして、飲食の際には、なるべく長時間を避け、大声を出さないようにお願いをいたします。

次に、事業者の皆様への要請等であります。業種や施設の種別ごとに、自主的な感染防止対策を定めた業種別ガイドラインの遵守をお願いしたいと思います。また、商業施設・集客施設におきましては、入場者が密集しないよう、整理・誘導をお願いするとともに、入場者に対してマスクの着用徹底等の呼びかけを行っていただきたいと思います。さらに、外国人旅行者へのお願いにつきましては、英語、中国語、韓国語の多言語リーフレットを作成します。多言語での情報発信を行います。1枚戻ってください。具体的には、県のホームページにダウンロードして使える多言語リーフレットを掲載するとともに、県のSNSへの投稿による情報発信を図ります。また、県内の経済団体、業界団体等に協力を依頼し、観光関連施設やアウトレットなどの大規模商業施設、ホテル・旅館、飲食店が利用者に対して、感染防止対策の徹底を呼び掛けるよう求めていきます。その際には、この多言語リーフレットの掲示をお店に行うなど、御協力をお願いいたします。その他、県内在住の外国人に会うために来県される外国人旅行者もおられます。そこで、駐日の、日本にある大使館等へ県内在住の自国民に対する感染防止対策の周知を文書でお願いをするなど周知徹底を図って参ります。埼玉県は、多くの魅力的で素晴らしい観光施設やアウトレットなどの大規模商業施設などがあります。埼玉県にお越しのお客様と県民の皆様の双方が、高いレベルの感染防止対策を行っていただくことにより、楽しく、安全に安心してお過ごしをいただけることになります。御協力をお願いします。なお、このモニターに示されているのが、先ほど申し上げた多言語リーフレットであり、日本語だけではなく、英語、中国語、韓国語、これらで情報発信を行っていただけるようにしてまいりたいと考えております。

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?