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掲載日:2020年9月8日

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新型コロナウイルス感染症対策等に関する知事メッセージ(9月8日)(テキスト版)※知事定例記者会見抜粋

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   ・知事会見パネル一覧  (PDF:1,220KB) 

 

   皆さんお疲れさまでございます。

   私の方から2点ご報告をさせていただきたいと思います。まずは、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。新型コロナウイルス感染症の埼玉県内における発生動向でありますけれども、直近の1週間は209名の新規陽性者数であり、その前の週と比べると127名減少しています。さらに軽症の方が多いところから、療養期間も比較的短く、この1週間で372名の方が回復をされ、退院などの療養終了となっています。ここ3週間は300人台を数えていましたが、陽性者が大きく減少し、1段階低いレベルになったと思っています。しかしながら、感染の収束が確認をされたわけではなく、今後感染の拡大の懸念が払拭されたわけでもないことから、引き続き警戒を要するレベルにあると考えています。重症病床の占有率でありますけれども、10.5%となりました。60歳以上の患者の増加に伴い、これまでは、徐々にではありますが、増加傾向にありましたけれども、減少に転じています。陽性率につきましては2.6%となっており、以前からお話しておりますけれども、1日あたり1,000件以上、多い日には1,900件を超える検査を埼玉県は行っていますが、1,000件以上検査を行っている都道府県の中では、極めて低い水準にとどまっていると考えています。しかしながら、隣接する東京都においては、8月初旬をピークに減少傾向にはあるものの、引き続き高いレベルにあり状況を注視、そして注意を払っていきたいと考えています。次のパネルをお願いします。
   次に、県内の陽性患者の方の感染経路を見ると、先週ご報告をした傾向と大きく変更があるわけではありません。7月に感染確認されていた、都内での感染、夜の街での感染については、さまざまの呼びかけや、濃厚接触者などへの検査の徹底などが行われた結果、割合がかなり低くなっています。ただ、この陽性者の中には、感染経路として、会食によるものが疑われる方が未だに数多くおられ、しっかりと対策を講じてまいります。一方で、これも先週申し上げましたが、家庭内での感染が引き続き多く確認をされています。年齢別では、30代以下の方が今回も半分以上を占めています。比較的若い世代の方々が外食などを通じて、感染をされ、家庭内にウイルスを持ち込むようなことになると、高齢者の方々が感染をし、重症の方が増加することも懸念をされます。家庭内ではなかなか感染を防ぐことは難しい。そこで、家庭内にウイルスを持ち込まないことにぜひお気をつけをいただきたいと思います。次のパネルをお願いします。
   これも引き続きのお願いでございますが、家庭内にウイルスを持ち込まないためには3つの密、密集、密接、そして密閉の3つの密を避けていただき、外出先においても、手洗いの励行、手指の消毒、マスクの着用、社会的距離の確保をお願いします。また、ご帰宅されてすぐに手や顔を洗うことも効果的といわれています。また、もしも体調が悪い方が家庭内におられる場合には、可能な限り、部屋を分けていただく、あるいはご家庭の中であってもマスクを着用いただくことが効果的といわれております。また定期的に換気をする、あるいはドアノブなどの共用部分を消毒していただくこともお勧めします。特に高齢者、あるいは基礎疾患がある方につきましては、特に注意をしていただきたいと思っています。引き続き、県民の皆様、事業者の皆様には、ご迷惑をお掛けいたしますけれども、特にご家庭内、愛する方を守るためにもご協力をお願いをいたします。

   次のパネルをお願いします。2点目になりますけれども、「新しい生活様式におけるプラごみゼロウィーク」について、お話をさせていただきます。昨今、プラスチックゴミについて話題に上ることも多いと思います。県が昨年鴨川と新河岸川で行った調査では、拾ったゴミの77%がプラスチックゴミでありました。一方、全国での調査だと、容器包装プラスチックで回収されたものについては、皆様のご協力によって、昨年度に比べて増えてはいます。しかしながら更なる、プラスチックゴミの回収を目指す必要があり、ご参加、ご協力をお願いをしたいと思います。そのためには、プラごみゼロウィークにご参加いただきたいと思います。埼玉県では、令和元年度から「プラごみゼロウィーク」を実施しています。これは、川の埼玉からプラスチックゴミを下流の海に流すことがないよう、県民一人ひとりがプラスチックゴミ問題を身近な問題と捉え、主体的に行動していただくことを主眼にしています。なお、このプラごみゼロウィークですが、海の環境問題に取り組んでいる「海と日本プロジェクトin埼玉県」と連携して、実施をしているものであります。次のパネルをお願いします。このプラごみゼロウィークでは、県民の皆様に、「新しい生活様式」における地域清掃活動を実施していただこうと、プラスチックゴミを減らすライフスタイルの実践をお願いするものであります。期間は、9月12日の来たる土曜日から10月31日土曜日までであります。
   それでは、今回のポイントについてご説明します。1つ目は、昨年度よりも期間を延長いたしました。昨年度は実施期間1週間でしたが、今回は活動日時を分散して実施していただくためにも、1か月以上の設定としました。また2点目ですが、感染防止対策の徹底です。埼玉県では、新型コロナウイルス感染症が現在においても懸念すべきレベルにあることを踏まえ、「新しい生活様式」における地域清掃活動の10のポイントを取りまとめました。これにつきましては、次のパネルでご説明いたします。3つ目はSNSの活用です。今回は、コロナウイルス感染症の影響により、昨年度行われたように大人数で集まるということが難しいところ、参加者同士の交流機会が大幅に減少します。そこで、活動を通じて感じたことを「ハッシュタグプラごみゼロ埼玉」をつけて、SNSで発信をしていただきたいと思います。発信した内容を共有することで、参加者同士の連帯感、繋がりを保っていただきたいと思いますし、またそのSNSをご覧になった県民の皆様にも、プラスチックゴミ問題について、自らのことと考え、行動していただきたいと思います。次に、先ほども話があったプラごみゼロウィークについてのいわゆる「新しい生活様式10のポイント」でありますけれども、新型コロナウイルス感染症を広げないためには、例えば一緒に活動するメンバーと十分な距離を確保する、あるいは対面での会話や飲食を控えることなどをお願いをしたいと思います。また、それだけではなくて、トングを使用して、ゴミに直接触れないなど、ご自身も感染症にかからないような、対策を十分に講じていただきたいと思います。県民全体で、街の美化活動を進めていく、そしてプラスチックゴミを減らすライフスタイルを実践していく、これらを通じて、ゴミについて考え、削減していただきたいと思います。7枚目のパネルをお願いします。
   さて、このプラごみゼロウィークの期間となる10月は、「3R推進月間」であります。3Rですけれども、リデュース、リユース、リサイクルの、3つのRでありますが、プラスチックゴミを減らすライフスタイルの実践として、3つ、紹介したいと思います。まず、「知る」であります。県民の皆様には、プラスチックゴミの問題は身近な問題であるとぜひ捉えていただきたい。そのために、県のホームページに3Rクイズを公開しています。ぜひ親子で取り組んでいただいて、プラスチックゴミの問題について、ご家庭の中でお考え頂きたいと思います。次に、「使う」であります。マイバッグ、風呂敷、マイボトルを利用していただきたい。最近では、これらの中にもおしゃれで個性的なものもたくさんあります。ご自分の好みに合わせ、楽しみながら、環境に影響を与えないような生活様式を考えてください。最後に、「分ける」です。混ぜてしまえば、ただのゴミです。しかし、適正に分別すれば、資源となります。市町村のルールに従って、きちんと分けて、捨てるほか、あるいは自動販売機の横などには、リサイクルボックスもあります。ぜひ決められたところに決められたものを捨てていただけるようお願いします。プラスチックゴミを削減し、日本一暮らしやすい埼玉を実現するためにも、この機会に、プラごみゼロウィークにご参加をいただきたいと思います。

  私からは以上です。

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知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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