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掲載日:2019年11月8日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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知事記者会見テキスト版 令和元年11月7日

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令和元年11月7日(木曜日)

知事発表
県民の日記念事業について

県民の日記念事業について(PDF:1,342KB)

知事

今日はまず、県民の日に関するお話からさせていただきたいと思います。さて、来たる11月14日木曜日は、埼玉県民の日となります。まず、県民の日の由来について御説明をさせてください。明治4年に廃藩置県が行われ、その年の11月14日に埼玉県が誕生いたしました。生まれたばかりの埼玉県は、東側が埼玉県ですけれども、西側は入間県と呼ばれていました。明治9年に埼玉県と、この旧入間県が合併して、今の埼玉県とほぼ同じ形になりました。昭和46年に、明治4年から数えて、埼玉県誕生100年を迎えるに当たって、この11月14日を「県民の日」に制定をいたしました。したがって、今年で49回目の県民の日となります。本年は県民の日に当たって、県庁オープンデーを開催いたします。県庁を開放して、県庁を身近に県民の皆様に感じていただき、県政の理解と関心を深めてもらうため、様々なイベントを実施する予定でございます。次に、記念フリー乗車券、協賛施設においては、県内6鉄道事業者の御協力をいただいて、乗り降り自由のフリー乗車券を発売をいたします。県立施設のほか、民間施設にも御協力をいただき、県内の博物館やレジャー施設などの入場料無料等の割引を実施させていただきます。また、県民の日記念式典を埼玉会館の大ホールにおいて実施をいたします。式典におきましては、この県民の日に合わせて、寄せていただきました記念の作文・絵画コンクールの表彰、さらには県民の模範となる功績を挙げられた方を対象とした知事表彰などの儀式を行うこととなります。今年も多彩な県民の日の行事を行わさせていただきますので、詳細についてこれから御報告をさせていただきます。是非、楽しみながら、埼玉県の魅力に触れていただきたいと思っています。

まず、先ほど申し上げた、県民の日記念イベント県庁オープンデーについて御紹介をいたします。この県庁オープンデーは平成7年から実施をしておりまして、今年で19回目を迎えることとなります。今年は、県庁の119の課、そして9つの企業が出展をいたします。ちなみに、昨年は1万2,000人の方に御来場をいただきました。今年の見どころとして、この(パネル2枚目の)左側の主なイベントでありますけれども、まずは来年に迫りました東京2020オリンピック・パラリンピックの競技体験ができるコーナーを御用意をさせていただきました。フラワーバスケット、スナッグゴルフ、あるいはエアスポーツガン、(パネルの写真を示して)ちょっと見にくいですけどこういうのですね。あるいはボッチャなどが体験をできるコーナーであります。また、日本でこれまでに行われた東京1964オリンピック、長野1998冬季オリンピックの金・銀・銅メダル及び東京2020オリンピック、東京1964オリンピック聖火リレートーチなど貴重な本物の品々を展示させていただきます。ちなみに、(東京)1964オリンピック聖火リレートーチは私も先般、火をつけたものを持たせていただきましたけども、ものすごい煙が出るものでありまして、当時の雰囲気をお楽しみいただけると思っています。「さいたまつりコーナー」では、「ミニ縁日」を味わっていただくことができるコーナーを御用意しました。輪投げや、あるいは的あてなどのほか、山車や、あるいは櫓、神輿も段ボールでできていますので、軽くてお子様でも安心して遊んでいただけるコーナーとなっています。埼玉の魅力たっぷりスタンプラリーも実施をいたします。県庁内に6か所あるスタンプを集めると、集めた数に応じて埼玉の魅力が詰まった素敵なプレゼントを得ることができます。また、子供たちに大人気の巨大コバトン、ふわふわも設置をいたしたいと思っています。次に、(パネル2の)右側、こちらはステージイベントになりますけれども、こちらにおきましては衛生会館前の特設ステージで様々なメニューを開催をさせていただきます。コバトン倶楽部のメンバーでもある乃木坂46の新内眞衣さんは、オールナイトニッポンのDJを務めておられますけれども、今回オールナイトニッポンとのコラボ企画として、埼玉の祭りを体験していただき、私とも祭を通じた埼玉の魅力についての対談を行う予定になっています。テレ玉とのコラボでは、テレビ埼玉との協賛によって、はなわさんによるライブを実施します。「咲きほこれ埼玉」という埼玉愛にあふれた曲を御披露いただけるということであります。また、2021年には埼玉県が誕生してから、150年を迎えることとなります。お祝いムードを今から高めたいと考えておりまして、県のマスコット「コバトン」「さいたまっち」と各市町村マスコットのコラボデザイン、この2人…、2匹でしょうか、2羽でしょうか、2人のマスコットと各市(町村マスコット)のコラボデザインが発表されることになりますので、是非、皆さんにも応援をいただきたいと思っています。このほか、勝手に埼玉応援隊などによるステージショーもあります。1日を通じて大人から子供まで家族皆さんで楽しんでいただける内容となっておりますので、是非訪れていただきたいと思います。

このほか、県庁オープンデーにおいては様々なPR、あるいは支援の事業を実施をいたします。まず、農業ですけれども、埼玉県は御存知のとおり、さといもが全国1位、ねぎ、ほうれん草、ブロッコリー、小松菜は全国2位の歳出額を誇る全国有数の農業県であります。取れたての農産物、県庁マルシェにおきましては、11月、これは埼玉県の地産地消月間ですけれども、この地産地消月間に合わせて、埼玉県産の旬の野菜を販売させていただきます。県内の6つの農協が、新鮮でおいしい野菜などを販売をいたします。このたびの台風では、大変残念ではありますけれども、ネギやブロッコリーなどの農作物に一部被害が生じてしまいましたけれども、産地は頑張っています。是非、この機会に県の農産物を食べてみてください。そして、埼玉ブランド農産物である彩の国黒豚の試食PRも行うつもりであります。埼玉の豚肉は、安全で美味しい。是非ともPRをさせていただきたいと思っていますので、味わっていただきたいと思っています。この機会に、地元埼玉の農産物を「知って」「買って」「食べて」いただき、近いけれども意外と美味しい埼玉県の農産物に触れていただきたいと思っています。次に(パネル3の)右側になりますけれども、家庭で余った食材を集める「県庁フードドライブ」を実施いたします。県庁のオープンデー当日、是非とも御参加いただける皆さんにはご自宅にある食材を持ってきていただきたいのです。このいただいた食材については、子ども食堂などに提供させていただきます。食品ロス(の解消)につながる、日本らしい「もったいない」の精神で、子供たちを育む。そういった、この企画に御協力をいただきたいと思っています。なお、この持ち込んでいただける食材ですけれども、レトルト食品やお菓子、ジュース、調味料など賞味期限が1か月以上あるものを是非お持ちいただければありがたいと思っています。他方、肉・魚などの生鮮食品や、冷凍冷蔵品、あるいはアルコール類は対応ができないので、御容赦をいただきたいと思っています。さらに、台風第19号に関わる義援金の募金箱を東玄関総合受付に設置をさせていただきます。県では、被災者の方々が1日でも早く日常生活を取り戻すことができるよう取り組んでいるところでございますが、その一環として義援金、寄付金の募集受付も行っております。義援金につきましては今回、募金箱は設置させていただきますけれども、この他にも埼玉りそな銀行や武蔵野銀行への口座振込というかたちでも受け付けておりますので、御協力をいただきたいと思っています。また、寄付金につきましては寄付受付サイト「ふるさとチョイス」の災害支援サイトで受け付けております。来場された皆様には、是非、こういった取組支援にもお力添えをいただきたいと思っています。

さて、県内鉄道6社が県民の日を記念して、11月14日、県内の各路線で自由に乗り降りできる乗車券を発売をいたします。乗車券を発売する鉄道会社は、左上から東武鉄道、西武鉄道、秩父鉄道、埼玉高速鉄道、つくばエクスプレス、そしてニューシャトルであります。埼玉高速鉄道とつくばエクスプレスは、全線で乗り降り自由となります。例えば東武鉄道では、和光市駅から寄居駅まで往復をすると、通常1,640円でありますけれども、フリー切符が480円であるため、大人料金で1,160円お得。西武鉄道では、所沢駅から西武秩父駅まで往復すると、通常1,080円ですが、フリー切符が480円であるため、大人料金で600円お得になっています。料金がお得になっていますので、是非、この機会に有効に活用して、県内の魅力ある観光地や施設にお出かけをいただきたいと思っています。

その他にも協賛事業として、県内の博物館や県営公園、レジャー施設など合わせて40施設が入場無料となります。年齢等によってサービスが異なりますので、詳細については、ホームページ等で御確認をください。主な協賛施設は、御覧のとおりであります。例えば、こども動物自然公園や所沢航空発祥記念館などの県営の施設、あるいはむさしの村や百観音温泉などのレジャー施設等でサービスが受けられます。例えばこども動物自然公園では、通常大人520円、小・中学生210円の入園料金が無料となります。大変お得でありますので、この機会に是非とも有効に利用して、県民の日には県内施設にお出かけをいただきたいと思っています。

最後に、「県民の日記念式典」について説明をいたします。11月14日、県民の日に合わせて、作文・絵画コンクールにおいて入賞された小・中学生の皆様や、様々な分野で県民の模範となる顕著な功績を挙げられた方々を表彰いたします。作文コンクールにつきましては、「私が伝えたい埼玉県の魅力」をテーマに県内の小・中学校の応募者から表彰、絵画コンクールは「郷土」をテーマに県内の小・中学校の応募者から表彰を行います。また、埼玉県表彰規則による知事表彰として、地方自治、消防、環境保全、社会福祉、交通安全、警察、文化などの18の分野において、顕著な功績を挙げられた方々を表彰をしております。さらに、シラコバト賞として、住みよい地域社会を実現するために積極的な実践活動を地道に続けていただいている個人・団体を表彰をしております。受賞者は全体で、個人が461名、団体が68団体となります。県民の日は、私たち県民が住みよい地域社会を実現するために、積極的な活動を続けている方々に対して御礼を申し上げるとともに、私たち県民が県の歴史や風土を知り、先人の偉業をしのびながら郷土への愛着を深めるために、良い機会となります。また御説明したとおり、当日は多彩な行事を行いますので、皆様、県庁や県内の様々な施設にお出かけをいただいて、楽しんでいただくとともに、埼玉県のすばらしさを是非とも再発見をしていただきたいと思います。私の方からは、この県民の日についての御案内をさせていただきました。

埼玉

県庁オープンデーについて質問させていただきます。今回で19回目の開催とのことですが、大野知事が考える目玉企画ですとか、今年初めて行われる企画、また県庁に来たからには是非こんなところ、県庁を見てほしいといったところはありますでしょうか。

知事

残念なことに台風19号、これは埼玉県内にも大きな被害をもたらすこととなりました。これにもかかわらず、地産地消の例えば農産品を作っていただいたり、あるいは出品をしていただいた(後に削除)方々、さらには豚コレラで厳しい環境にある中でも豚肉を出展していただいている(後に「生産している」に訂正)方々もおられます。さらには県内の各施設の中にも、爪痕が残されながらも、今頑張って何とかこの県民の日に合わせて皆さんに楽しんでいただこう、こういって頑張っている方々もおられます。是非、こういった県庁マルシェに来ていただいて、そういった頑張ってくれている生産者に直接接していただいたり、あるいは先ほどのいくつかの施設がありますけれども、この施設を訪れていただいて、改めて埼玉県頑張っているなというふうに実感をしていただきたいと思っています。また、先ほど申し上げましたけれども、150周年ですね、埼玉県ができてから150周年が近く行われることになりますので、あと2年ですか、何とか徐々に盛り上げていってですね、県民とともに埼玉県の発展を祝えるような環境を作っていきたいと思っています。

埼玉

この県誕生150周年に向けての取組としましては、そこに向けての動きとしては今回このマスコットデザインが初めての企画、150周年に向けてのなんかこういうイベントっていうのは初めてになるんでしょうか。

知事

150周年を記念してのイベントはもちろん、それは別途行われるわけですけれども、しかしながら、今回歴史を振り返る、東京オリンピック・パラリンピックも含めてですね。2020ですね。その1964年のものから振り返って、今年はラグビーワールドカップ、そして来年は東京オリンピック、そしてその次の年は150年と。こういう形でつなげていきたいと思っていますので、是非、そういった意味でも今回初めてというわけでは必ずしもないですけれども、そういったことをやらせていただくとともに、その初めての企画としては先ほど申し上げましたけれども、各市町村にマスコットがいます。このマスコットと埼玉県のマスコットの「コバトン」と「さいたまっち」をコラボして、見ていただけると…、まだ私、ここで言っちゃうとネタバレしてしまいますので言えませんけれども、そのマスコットのデザインが発表されますのでこれは、150周年まで是非、使っていきたいと思っています。是非、盛り上げてください。よろしくお願いします。

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幹事社質問
九都県市首脳会議への初めての参加について

埼玉

昨日、大野知事は就任後初めて9都県市首脳会議に出席されましたが、会議にどのような印象を持たれましたでしょうか。また、今後この9都県市首脳会議をどのように活用していきたいとお考えでしょうか。

知事

9都県市首脳会議は、東京をとり囲む都県、あるいは政令指定都市のいわゆる首長を参加メンバーとして行われたものであります。今回は東京都の小池知事が座長を務めていただきましたけども、小池知事をはじめとし、各県、そして市の首脳の皆様との意見交換を通じて、首都圏での共通の課題の解決に向けて連携して取り組んでいこうという強い意志と姿勢が感じられました。特に今回は、会議におきましては、この関東圏、特にその首都圏について、台風15号、19号、その後の大雨と被害に見舞われることとなりました。そこで、各都県市からの報告、そして、9都県市として取り組むべき課題についての意見交換が行われたところであります。私の方からは、埼玉県だけではなかなかできないこともありますので、例えば国直轄河川の整備、あるいは被災者生活再建支援法に関する支援金の支給対象を半壊まで拡大することについて、国に要望したいと、このように働きかけをして、是非、9都県市として取り組んでいく必要があるのではないかということを投げかけさせていただきました。各首脳の方から出された課題や意見については、今後、9都県市首脳会議の防災・危機管理対策委員会において検討をしていくという結論となりました。また、この9都県市(の多く)はそれぞれに東京オリピック・パラリンピックの開催会場を有しています。東京オリンピック・パラリンピックを見据えて外国人旅行客が安心して観光できるよう、あるいは東京オリンピック・パラリンピックの成功に結びつけるよう、それぞれの課題を議論したところでございますが、私の方からは外国人観光客もたくさん来られますので、エスカレーターの安全利用を9都県市で推進する取組を提案させていただきました。というのは、例えば駅や公共施設のエスカレーターについては埼玉県だけがルールを作っても、これはなかなか共通のものとして受けられませんので、それを全体で進めていこう、そこで事故をなくしていこうという、こういう提案でございます。今回の会議では、それ以外にも、例えば児童虐待の防止対策や、あるいは海洋プラスチックごみ。海洋プラスチックごみではありますけれども、その上流にある河川での対応も含めてということでありますが、こういったことを一つの自治体の取組ではできないという問題意識から課題について議論をさせていただきました。このように9都県市で取り組むことが、有用な部分も多々ありますので、今後この9都県市における取組をしっかりと支えていきたいと思います。

埼玉

9都県市では来年の春までに災害協定を見直して、災害時にプッシュ型支援を取り組むとのことですけれども、このことについての知事の受け止めをお聞かせください。

知事

台風15号におきましては、他県の一部の自治体で物資が不足しているとの情報を把握していたけれども、県側とは連絡が取れなかった(後に「取れていた」に訂正)ためにプッシュ型支援が行われなかったという事案があったと承知しています。このような反省を踏まえて、災害発生時には、例えば被災をした県、あるいは市からの要請を待たずに支援を行うプッシュ型の支援を柔軟に行われるようにするなど、9都県市の災害時相互応援等に関する規定、これを見直しを行うといったことも想定をして、見直すことを考えている、検討するということであります。まだ結論として具体的に出てるわけではありません。

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その他の質問
台風19号による被害に関する課題について

読売

間もなくですね、台風19号の発生から1か月となりますけども、現状ですね知事が考えられている課題点だとかですね、今後必要な対策について、もしお考えがあれば教えてください。

知事

現在の対応に関する課題。それとも将来の課題。

読売

将来の課題についても。

知事

まず、今もなお東松山市においては、避難所での生活を余儀なくされている方々がおられます。また、秩父市においては、車での行き来ができない場所もおられて、そういった集落で暮らしておられる方もおられます。まずは目先の問題として、一番やはり大きいのはこうした方々が、元の生活に1日も早く戻ることができるように取り組むことが一番大事なことだと私は考えています。

その一方で、近年の頻発する激甚災害や、あるいは台風一つとってみても、10月あるいは11月になっても、海面の温度が高い等から、これからもまだまだ大きな災害が可能性としてあり得るわけでございますので、まずは県庁における、あるいは県と市、県と国、こういった連絡体制も含めて、見直すべきところがあれば、一つ一つ丁寧にファクトを踏まえてチェックをしていきたいと思っています。また、県土の整備につきましては、一朝一夕に土木的な措置ができるわけではありませんけれども、しかしながら応急的な措置が行われたところを、今度は本格的な復旧へともたらす必要がありますので、そういったところをしっかりと手を掛けていきたいと思っています。そして、すべてがまだ明らかになっているわけではありませんけれども、農林業、畜産業、商工業、こういった特に中小企業が被害を受けているところもありますので、ここに対するそのきめ細やかな支援、そして最後は一般家庭についてもそうですけれども、泥水を掻き出した後も通常の生活にまだ戻られてないところがありますので、こういった市の取組をしっかりと後ろから支援していけるような、そんなことを行っていく必要があると思いますが、いずれにしても体制の見直しということを私としては陣頭指揮していきたいと思っています。

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台風19号の影響による越辺川の堤防決壊情報の遅れについて

産経

先日、他紙の報道なんですけれども、台風19号による越辺川の堤防決壊について、国から県への決壊情報の提供が決壊判明から約3時間半も遅れていたという報道がありました。これについてのですね、知事の見解教えていただきますでしょうか。

知事

今回の台風19号の対応では、災害情報避難情報の伝達について、課題があったという御指摘の記事についての報道は、承知をしております。確かにもう少し早く情報伝達がなされていればよかったと思えるところではあります。災害に関する情報が地元の自治体や住民に確実に伝わって、正しく理解をされることが重要であって、我々としては、災害応急対策に全力を尽くしその上で、災害情報や避難情報等の伝達について改善できる点がないかということを国とともにしっかり検討させていただきたいと思っています。

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新語・流行語大賞への「翔んで埼玉」のノミネートについて

テレ玉

昨日のことになりますが、ユーキャンの新語・流行語大賞の候補の中に「翔んで埼玉」というのが選ばれていました。こういう流行語の中に埼玉という言葉が入るはかなり珍しいと思うんですが、知事これに関しての受け止めを伺えますでしょうか。

知事

埼玉県を盛り上げていくという立場から申し上げれば、埼玉という言葉が入っていただけるというのは、大変ありがたいことでありますし、「翔んで埼玉」のブームは一過性のものではなくて、埼玉県に対する注目を集めていただけるように、こういったかたちで候補になって、そして、もしもグランプリというんでしょうか。選ばれるとすれば、我々としてもPR効果が高いので嬉しいと思っています。

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ラグビーワールドカップ2019™日本大会を終えての総括について

埼玉

ラグビーワールドカップが盛り上がりの中、閉幕しましたが、大会全体についての知事の所感をお聞かせいただけますでしょうか。

知事

アジアで初めてのラグビーワールドカップの開催でした。正直、招致の当時も含めて、そのあとの経緯も国会議員として見ていましたけれども、認知度が上がるのかとか、そもそもチケット自体が完売できるのかどうかなどの不安もありました。ただ、チケットの販売率は99.3パーセントと歴代最高の記録を更新し、観客動員数は延べ170万人を超えて、どの会場もほぼ満席という状態であり、ラグビーワールドカップのワールドラグビーの方からも非常に高い評価を得たというふうに認識しています。今大会では、日本代表が決勝トーナメントに行ったというのは、素直に知事としてよりも日本国民として、素直に嬉しいところでありますし、試合後はお互いの健闘を称え合うノーサイド。これは、政治家として学びたいというふうにも思っています。勝利に向かってチームが一つになるワンチームは、この県庁が一つになる上でも大変な手本であったと思いますし、ラグビーの素晴らしさ、私はにわかファンですけれども、非常に素晴らしさが日本中に広がったと思っています。他方で、今回の熊谷という競技会場を抱える埼玉県として当然交通やあるいは、治安対策など不安もあったのですけれども、ただ大会の途中に台風の影響が懸念をされました。ワールドカップ史上初めて試合が中止になったとかそういったこともあり、不測の事態も正直生じたわけですが、全体としては非常に良い大会であったと思っています。熊谷について申し上げれば、3試合予選で行われることになりましたけども、最大の課題とずっと言われてきた観客輸送についても、警備や交通規制などの県警察、あるいはバス会社の御協力もあって、非常にスムーズであったと思います。また大会そのものを訪れていただいた方々からも笑顔で対応していただいたボランティアの方々に対する感謝も含めて、事故もなく、スムーズに対応をできたというふうに思っています。そしてもう一つ忘れてはならないのは、(熊谷市を中心に)3日間で(約)1万5,000人の小・中学生を観客席に御招待をさせていただいたということでありますけども、彼らが事前の勉強というんでしょうか、ラグビーに対する理解、あるいは、国歌を一生懸命覚えてきてくれて歌うとか、そういったことを含めて、小・中学校の皆さんも楽しんでいただけただろうし、この小・中学生を見てくれた外国人の方から驚嘆の声が上がったというのは、とても素晴らしかったと思っています。今後は、今大会の成功を日本ラグビー全体の発展もそうですし、大会のレガシーとして、実は我々も一生懸命取りかからなければいけないということを議論させていただいてる最中であります。例えば、国内でも数少ないラグビー専用のスタジアムが熊谷スタジアムで非常に見やすいというふうにどなたからも褒められました。こういった熊谷ラグビー場の良さを生かしていくためには、今後国際試合やトップリーグ、さらには大学ラグビーの試合数の増加などを図っていきたいと思っていますし、裾野を広げなければいけないので、例えば、小学生のタグラグビーとか、あるいは中学生・高校生(後に削除)の放課後ラグビー教室なども含めて、是非裾野を広げることについても、県としても支援をさせていただきたいと思っています。

埼玉

トップリーグが来年1月に新シーズン開幕すると思いまが、パナソニックなんかの具体的に、例えば、熊谷で何試合とか。組まれてる予定を教えていただけますでしょうか。

知事

今シーズン、熊谷ラグビー場では、7日間12試合が行われるというふうに聞いています。このうち、パナソニックワイルドナイツについては、ホームゲームとして7試合が行われるというふうに聞いています。蛇足になりますけれども、このパナソニックワイルドナイツには日本代表の選手たちが今6人参加しているほか、世界最高レベルのプレーを見せてくれた南アフリカの代表やニュージーランドの代表選手も加入したというふうに聞いていますので、是非、熊谷ラグビー場に足を運んでいただきたいというふうに思います。

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災害時における知事の行動について

朝日

台風15号の時の千葉県知事の行動について、週刊誌などでちょっと話題になっておりますけれども。今日、森田知事御自身が、公用車から自家用車に乗り換えて、私的に視察をしたということを釈明していて、一部報道で別荘に行ったといったことは否定しておりましたけれども、台風とかそういう緊急時の県のトップの振る舞いとして、知事、危機管理の専門家としてその辺の行動について、どういうふうに感想を持ちますか。

知事

私もその報道については承知をしておりますが、詳細について承知しているわけではありません。その一方で、危機管理の対応については、それぞれの地域特性があると思いますけれども、少なくとも私は、台風19号においては、しっかりと陣頭指揮をとらせていただき、そして必要な措置を可能な限り、出先も含めて、徹底をさせていただいたというのは私の立場でありますので、そういったことを私の場合には続けさせていただきたいと思います。

朝日

公用車から自家用車に乗り換えて、私的に視察をしたと。災害の状況を視察したと。こういうふうな発言がありますけれども、大野知事でしたら、公用車から自家用車に乗り換えて、視察するということは、考えられることでしょうか。

知事

すみません。私的な視察というのが、私にはちょっとよく分かっていないので、正直想定を私自身ができないので、ちょっとよくわかりませんが。

朝日

自家用車に乗り換えるというのはどういうふうに。

知事

それ自家用車に乗り換えるというのはあるかもしれませんが、ただそれを私的な視察というのは何なのか、私もよくわからないので、ちょっとコメントのしようがないです。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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