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掲載日:2022年10月24日

ようこそ知事室へ 埼玉県知事 大野元裕

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知事記者会見テキスト版 令和元年10月28日

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令和元年10月28日(月曜日)

知事発表
令和元年10月臨時会付議予定議案について(1)

令和元年10月臨時会付議予定議案について(PDF:575KB)

知事

改めて今日は皆さんに御報告からさせていただきます。本日は来る10月31日に臨時会を招集することといたしましたので、付議予定の議案などについて御説明をさせていただきたいと思っています。今回の臨時会の招集の理由の1つ目は豚コレラ対策であります。豚コレラについては、県内2例目の疑似患畜が確認された9月17日、私は農林水産省の消費・安全局長に対して豚コレラ対策についての人的財政的支援をお願いする要望書を手渡してまいりました。また、10月8日には、県議会畜産振興議員連盟の神尾議長とともに、農林水産大臣に対して広域的な予防的ワクチンの接種や、風評被害対策などを要望したところであります。10月15日、国において、豚コレラ予防的ワクチンの接種が可能となる防疫指針の一部変更改定が行われました。10月21日には、本県が作成したワクチン接種プログラムが認められ、知事の判断によって予防的ワクチンの接種が可能となったところでございます。一方、台風19号によって被害を受けた多くの方々がおられます。県としてはできることから、速やかに支援していかなければならないと考えています。こうした12月定例会前にいち早く対応すべき案件について、県議会に御審議いただくため、今回臨時会を招集することといたしました。提案する議案についてでございますが、予算が1件、条例が1件で全部で2件でございます。予算については、令和元年度一般会計補正予算の第4号として、豚コレラの予防的ワクチンの接種にかかる経費と台風19号で被害を受けた中小企業や農家の皆様への支援について、補正をするものでございます。また、詳細については次のパネル以降で御説明をいたします。なお、もう1件の条例についてでありますが、手数料条例の一部を改正する条例として、豚コレラの予防的ワクチンの接種に係る手数料を追加するものであります。

まず、補正予算から御説明をさせていただきます。今回の補正予算の規模ですが、4,395万3千円となっており、その内訳でありますけれども、「豚コレラの予防的ワクチンの接種」として3,453万2千円。そして、「台風19号で被害を受けた中小企業等への支援」として、今回の補正では942万1千円となっております。内容でありますけれども、豚コレラの予防的ワクチンの接種については、ワクチンの購入や実際に接種を行う家畜防疫員等の確保など、ワクチンを接種するために必要な経費について補正するものであります。ワクチン接種の具体的な考え方については、次のパネルで御説明をさせていただきたいと思っています。次に、台風19号において被害を受けた中小企業等への支援については、融資限度額の拡大に必要な補正をするものであります。このような災害によって生じた資金不足や、破損した設備の更新などに対応するため、中小企業への融資限度額を現在の5,000万円から1億円に拡充をするものであります。また、浸水等により農業施設・機械に大きな被害を受けた農家の復旧に係る資金需要に対応するため実質無利子で、借入できる農業近代化資金の全体の融資枠を5億円拡大いたします。以上、2つの融資制度は県が金融機関と協調して実施する施策であります。県が金融機関に利子補給を行うことにより、中小企業や農家は県の定める有利な利率で金融機関から融資を受けることが可能となります。今回の補正額942万1千円はこれら2つの融資制度の利子補給に必要な経費であります。今回の台風によって資金繰りが困難となってしまった中小企業や農家をこうした施策によって支援していきたいと考えています。

引き続き、豚コレラ予防的ワクチン接種について、具体的に説明をさせていただきます。まず、予防的ワクチン接種の概要ですけれども、昨年9月以降断続的に国内で発生している豚コレラのこれ以上の拡大を防ぐため本年10月15日、国の防疫指針が一部変更されました。この変更によって、従来認められてこなかった豚コレラの予防的ワクチンの接種について知事の判断で実施することが可能となりました。ワクチン接種を実施するにあたって、国が設定したワクチン接種推奨地域の知事。ここでいえば埼玉県でありますけれども、この知事は接種プログラムを作成し、農林水産省の確認を受けることとなっています。本県はすでにこのプログラムを10月21日に農林水産省に提出。同日中に同省の確認を受けています。少しでも早くワクチン接種を行うため、この臨時会においてワクチン購入経費などの補正予算と、先ほど御説明いたしましたワクチン接種にかかる手数料を設定する埼玉県手数料条例の改正案について議案を提出するところであります。御議決いただき次第、速やかに予防的ワクチンの接種を開始したいと考えています。次に、埼玉県における予防的ワクチン接種の考え方について御説明をさせていただきます。すでにお話をさせていただいたとおり、豚コレラの接種地域につきましては、県内全域であります。県内全域ではありますが、この図にあるとおり県を東西の二つの区域に分け段階的に接種をすることといたしました。県西部、具体的には、秩父、児玉、大里、比企、入間地域は豚コレラ発生農場があり、野生イノシシの豚コレラ陽性が認められるリスクのより高い地域であるため、接種区域1としては、まずこの区域について、重点的に先行して接種を行います。この区域は接種開始から3週間程度で1回目の接種を終了させる予定であります。区域1における1回目の接種が終了次第、次に接種区域2として設定した県の東部側地域での接種を開始いたします。ワクチン接種の手数料については1頭320円といたしますが、初回は、生後1ヶ月以上の豚すべてに接種するなど、接種頭数が多くなるため養豚業者の経済的負担を軽減することなどを目的に、免除とすることといたします。2回目以降、養殖豚や今後出てくる豚などについては、手数料を徴収をしてまいります。予算額は3,453万2千円となっており、予防的ワクチンなどの購入や実際に接種を行う家畜防疫員等の確保、注射器や防護服といった消耗品等の経費を計上しています。なお、ワクチン代や消耗品等の経費については、その2分の1を国が負担することとなっております。予防的ワクチンを有効に活用することによって、豚コレラのこれ以上の発生を防ぎ、県内養豚業者をはじめ、県民の皆様の不安解消に全力を挙げていくつもりでございます。

さて、付議予定議案に関連し、最後に台風19号に関する対応について御説明をさせていただきます。県では、速やかに災害対策本部を設置し、職員を台風がくる前から市町村に派遣するなど積極的な情報収集を行ってまいりました。また、自衛隊に関しましては、極めて早い段階で自衛隊などと連携し、人命を第一に被災者の救助救出に全力を挙げてきたところであります。その上で、まずは対応の(1)として、県税や県立高校の入学料、授業料などの減免制度の活用、義援金の募集、既定の予算を活用した土砂の撤去など、既存の制度の活用による緊急的な対応を速やかに行っているところでございます。また、今回の台風で、特に多大な被害を受けた3市1町については資金繰りを円滑にするため、普通交付税が繰上で交付をされているところであります。加えて、今臨時会において対応(2)として、先ほど説明をいたしました資金繰りが困難となった中小企業や農家を支援するための制度融資の充実、融資枠の拡大等について942万1千円を措置するところであります。今後でありますけれども、(3)として特に生活に不可欠なインフラなどの本格復旧を含め、必要な災害復旧費用の算定作業を現在行っているところでございます。準備が整い次第、関係各機関と調整し、速やかに道路、河川、砂防、公園、農業基盤施設、社会福祉施設、学校施設などを再建するための災害復旧事業を実施してまいりたいと思っています。以上、10月臨時会に提案する議案と関連する台風19号被害に関する対応についての説明とさせていただきます。

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知事発言
ラグビー南アフリカ・イングランド元代表のボランティア参加について

知事

なお、もう1点申し上げますが、それはラグビー南アフリカ、イングランド元代表のボランティア参加についてであります。台風第19号の豪雨による県内の被災世帯や被災施設に対し、これまで、24日までに3,256名のボランティアが災害ボランティアセンターを通じて派遣され、泥かきや濡れた家財道具の運び出しなどの活動を行ってきてくれました。この場をお借りを申し上げて、ボランティアの皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。また、本日28日の午後からラグビーの南アフリカとイングランドの元代表が、東松山市災害ボランティアセンターを通じて、東松山市内でボランティア活動をされていると伺っております。こうした多くのボランティアの皆様が、まさに「ワンチーム」で被災地支援に当たられていることは、被災された方々にとって大きな励みになっていることと思います。今後とも、皆様に御協力をいただきながら、一刻も早い復旧、復興に力を尽くし、被災者の皆様が1日も早く平常な生活を取り戻されることを期待し、我々もしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

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豚コレラ予防的ワクチンの接種について

埼玉

他県では、特に群馬などでは27日からすでに接種が開始されている県もありますが、埼玉県としては少しスピード感が、他の県よりも遅れてしまった部分もあるのかなと思いますが、その点についてどうお考えでしょうか。

知事

まず第1に、私ども埼玉県としては、豚コレラに対して極めて迅速な対応を行い、今回の接種プログラムの確認に際しても埼玉県から御提案させていただいた方式を、他の県でも採用しているというふうに私は聞いております。埼玉県がしっかりとイニシアチブをとってきたというふうに考えています。他方で、埼玉県におきましては、この議会でお認めをいただき次第の接種となりますけれども、これは条例の関係でありまして、埼玉県では実は接種の条例がありません。撤廃をされたところでございまして、前回の平成8年(後に「平成12年度」に訂正)までの条例を使えないところでありますので、これは条例がないと接種ができませんので、そのために可能な限り早く議会を招集をさせていただいたところでありまして、プログラム接種の許可が出てからの日程を考えれば、条例がない中で、できることをこれまで進めてきましたが、条例が出てからしかできないことがありますので、そういう対応になりました。

毎日

ワクチン接種なんですが、今後も毎年接種し続けなきゃいけないと思うんですが、来年度以降知事のいらっしゃる間、ワクチン接種の補助はどうお考えでしょうか。

知事

これまでも私の理解では平成8年(後に「平成12年度」に訂正)までだったと思いますけれども、ワクチンの接種代金については、それぞれの農家、養豚業者が負担をしていただいておりました。ただ今回、最初に行うということは、自分たちの養豚業を営んでおられる豚全部に一遍に負担をして接種をしなければいけないということで養豚業者、事業者にとっては極めて大きな負担になるという発想から、今回の補助ということになりました。来年度以降については、またその状況を見ながら考えたいと思っておりますけれども、平成8年(後に「平成12年度」に訂正)までは先ほど申し上げたとおり、それぞれの養豚事業者がこの接種の管理にかかる費用について、それぞれ担っておられたというふうに理解をしておりますので、それを踏まえた上で対応をしたいと思っています。

共同

接種の時期について、議決次第速やかにとおっしゃいましたが、翌日だと11月1日なんですが、早ければその日からということになるんでしょうか。

知事

早ければ11月の極めて早い段階から接種ができるというふうに考えています。

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幹事社質問
参議院議員補欠選挙の結果について

時事

昨日投開票の行われた参院選補欠選挙の結果について受け止めをお願いいたします。

知事

参議院議員の補欠選挙が、昨日投票日となりました。投票率が20.81パーセントと低調に終わったことは、誠に残念であるというふうに考えています。投票率は選挙の争点や出た方の人数、あるいは天候などによっても様々な要因によって影響を受けるものというふうに承知しておりまして、一概にその低投票率の原因を申し上げることは困難ではありますけれども、一般論として申し上げれば、これまでも補欠選挙については投票率が低い傾向にありました。これに加えて、今回の選挙の告示日後初となる土日には、台風19号が県内で猛威をふるい、ちょうど甚大な被害が明らかになった日であります。また台風の影響によって、ポスター掲示場、掲示板の一時撤去や期日前投票所の閉鎖、一部投票所の変更なども行われたというふうに理解をしています。台風19号の通過後も雨が続いて、告示日から投票日までの18日間のうち、実に12日間が雨という状況でありました。昨日の投票日には雨が降りませんでしたけれども、台風19号は選挙人の行動のみならず、心理面にも大きな影響を与えたものかもしれません。また主要政党が独自候補の擁立を見送ったということで、選挙人には争点が明確になりにくかったという点もあったのかもしれません。埼玉県としては、選挙啓発活動事業を担う選挙管理委員会として選挙人の安全を最優先としつつ、投票を呼びかけるという難しい対応を迫られたというふうに理解をしていますが、「翔んで埼玉」を活用した動画に加えて、SNSを活用した「補選で埼玉」というハッシュタグを使ったツイッターキャンペーンを行うなど、新しい取組で投票率向上に努力してきたというふうに認識をしています。大変残念な低投票率でありましたけれども、選挙管理委員会には今後とも引き続き投票率向上に向けた様々な取組を進めていっていただきたいと考えています。

共同

上田候補が106万票で大差をつけて勝ったというような結果になったと思いますが、この勝ち負け及びその差についてはどのように見られていますでしょうか。

知事

上田候補がこれまで、知事選と参議院選挙では違うと思いますけれども、知事選においても取れなかっただけの得票率86パーセントという得票率で、しかも得票数は106万票というふうになっています。これだけの多くの県民の皆さんが、投票率が低いとはいえ、86パーセントという高い得票率を獲得し、これだけの多くの県民の皆さんが支持をしたということは、上田候補に対するその期待度が高かったということになろうと思います。

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その他の質問
台風19号による農業被害について

埼玉

台風19号の被害なんですけれども、農業分野では被害額の見積りというか算定はあるのでしょうか。

知事

まだすべてが出揃っているという状況ではありませんけれども、農業の被害額については、徐々に明らかになっております。例えば、大雨による浸水、あるいは暴風による倒木等が見受けられて、荒川の河川敷で作付けされていたねぎが例えば12ヘクタール、河川の増水によって土砂が堆積したために、大幅に減収となる見込みであります。また農作物のみならず、例えばその農業の施設や機械の被害も広まっていて、例えばその八潮市でパイプハウス等の40棟が暴風により破損し、あるいは東松山で河川が氾濫しましたけれども、その地域ではトラクターあるいは田植え機、これら75台が水没したことによって、廃棄処分や、あるいは修理の必要が生じています。またこういった施設だけではなくて、農業基盤施設に対する被害も広がっていて、例えば農地への土砂の流入、あるいは逆に流出。また、用水路、農道、取水堰等の損壊、侵食といった被害も出ています。特にときがわ町におきましては、都幾川の増水によって取水堰の7ヶ所で堰の本体そのものや、あるいは護岸が損傷したり、あるいは川島町では揚水機場7ヶ所が冠水をして、電気設備などに被害が出ています。そういった意味では、多様な被害が農林畜産業に出ているところであります。また林業基盤の施設でも、被害がありまして、例えば林などで土砂崩落、森林管理道での倒木、土砂崩落、路体決壊などが発生をしていますので、これらの被害を現在すべてまだ明らかになっていませんけれども、最終的な取りまとめに向けて急いでいるところであります。

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県議会への付議予定議案の説明について

朝日

今回の豚コレラ、それから台風の被害などの問題で、自民党の県議団ともいろいろと今回やりとりする機会があったかと思うんですけれども、今後の議会運営にどういう影響を与えたっていうふうにお考えでしょうか。

知事

自民党の県議団の皆様はもちろん最大会派でありますので、自民党県議団の皆様はじめとし、という言い方が一番いいんだと思いますけれども、この臨時会においては、極めて重要でなおかつ迅速に対応しなければならない台風19号並びに豚コレラ関連の予算とそれから条例をお願いしているところでございますので、ぜひこの状況にかんがみて、極めて辛い思いをされてる方も多いわけですから、是非、真摯に取り組んでいただきたいというお願いをするというのが私の立場であります。どういう影響を与えたかどうかというのは、すみませんまだ反応はありませんので、私はこの10月臨時会については、前向きな対応をしていただきたいというふうにお願いをするところ以上ではありません。

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参議院議員補欠選挙で当選した上田氏への期待について

朝日

補選のことに戻るんですけども、大野知事今回の補選で上田さんの応援というか、告示日にもいらっしゃってましたし、大野知事も元々参議院議員ということで、これからの上田さんに期待することというのは、どういったことがあるでしょうか。

知事

埼玉県知事として申し上げれば、埼玉県選出の国会議員につきましては、是非、埼玉県の応援をお願いをしたいと思っておりますし、埼玉県だけでは今回の災害対応もそうですけれども、できないことがたくさんありますので、埼玉県選出の国会議員としてこの埼玉を主語として、しっかりと国に対して影響力を行使していただきたいし、それだけの御実績のある方ですから、そこは期待をさせていただきたいと思っています。また一政治家として、今回応援にも御指摘のとおり行かせていただきました。それは上田候補が埼玉県、地方に対する政策に重きを置いていただくと同時に、私、あるいは現在の埼玉県の行政府として力を入れているSDGs等に対しても極めて理解が深かったから、同じ政策同じ方向を向いているということで、支援をさせていただいたところであります。

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どこでも知事室について

時事

先日、どこでも知事室の一回目が行われたと思うんですけれども、それについての感想と、何か印象的なことがありましたらお願いします。

知事

まず印象から申し上げると美味しかったです。どこでも知事室行かせていただいて、子ども食堂についてお話をさせていただくとともに、その子ども食堂に関わる様々な方々にお越しをいただき、そして美味しかったと申し上げましたけども、子ども食堂で実際に出されている食事も食べさせていただきました。そのような中で、そもそもどこでも知事室の目的自体が、この県庁に座っていてはなかなか分からないことをやはり自分の方から出て行って、是非聞きたい。これが一番大きなところであります。もちろん我々、すべてを知ることはできないですし、特に大きな組織を持っているような方々だと我々に伝える手段がありますけれども、そうじゃないところはなかなか伝わらないので、そこで今回第1号として、子ども食堂を選びました。今回とてもありがたかったのは、多様な意見を私ども聞くことができました。特にその中では、もちろん子ども食堂の食事そのものとか、そういった細分化された話だけではなくて、例えば子供たちの貧困の連鎖といったテーマについてお伺いをした時に、彼らが言っていたのはもちろん自分たちができることをやるというのが一番大きいとは思いますけれども、実は彼らが力を注ぐことによって、すでに貧困の連鎖終わっているというふうに言う方までおられて、その彼らの自信もありますし、それから一つのことをやると、その次に繋がる、大きな感動が例えば子供たちからいただいて、それを逆にその次につなげることができるとか、いろんな体験をいただくことによって、我々行政としてやるべきこと、それから彼らがやるべきことを支援すること。あるいは、今後任せておいてもいいこと、そういった多くの示唆をいただきました。本当にありがたかったと思っていますし、是非続けていきたいと思っています。

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令和元年10月臨時会付議予定議案について(2)

東京

豚コレラの関係で1点質問なんですけれども、今回の対応というのは、他県さんが早くも打ってるという状況の中で、その専決処分というかたちで、技術的にできることなのかっていうのと、もしできたとして、本当はできるんだけれども、今回臨時会に諮るっていうのは、より丁寧な説明がやはり必要だという御判断での対応ということでよろしいのでしょうか。

知事

例えば、予算の執行については前倒しをすることができるかもしれませんけれども、条例については必要だというのは私の理解であります。先ほどちょっと申し上げたとおり、平成8年(後に「平成12年度」に訂正)に我が国が清浄国になった(後に「化した」)時に、県によっては条例を廃止していますし、県によっては条例を廃止していません。したがってそのまま使うことができる県があるということでありますけれども、我々手数料条例をしっかりと定めないと手数料取ることができませんので、そこはやはり、特にこれだけ広域な地域に接種するということでありますので、我々としては、議会の御承認を条例についてはいただく必要があったというのが認識であります。

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子ども食堂のあり方について

共同

先ほどの子ども食堂の関係でですね、子ども食堂って今、例えば公的な機関の認証だとか、そういうものっていうのは特にないようなことで運営されているところがほとんどというか全てだと思うんですが、一方で例えば埼玉県なんかは子ども食堂をある程度数を作るっていうことを下支えするっていうようなこともされていると思いますが、その運営のあり方についてですね、もう少し例えば県というか、公的な機関としてどういうことができるんだろうかということを大野知事お考えでしょうか。

知事

今現時点では埼玉県は実は100ヶ所以上の子ども食堂があって、非常に多い県だと思っています。また独自の彼らが作っているネットワークや、あるいは埼玉県も応援ネットワークというのを作って、情報の共有等に努めています。さらにはこの子ども食堂をお支えをいただいている、例えばその食材の提供等々についても、企業さんとか、あるいは様々な団体からいただいてると、これまではいいネットワークができていました。ただそれが、どうしても例えば場所とそれからやる気のある人のマッチングだとか、あるいはパントリーの方に、つまり食材を届けに行く方に特化しているところもありますけれども、そういったところについては、例えば輸送手段の欠如とか問題が今も出てきています。こういったことについて、啓発とともに我々がマッチング事業を行う必要が私はあるのではないかというふうに感じました。また子供たちが、単に子ども食堂だけではなくて、そこに来て様々な悩みを共有したり、あるいは子ども食堂だけではなくて、オープン食堂も多いんですね。例えば単身の方とか、お子様を寡婦として育てておられるとか、そういった方々もおられますのでそこでの情報交換とか、いろんなかたちで共有されているので、私は何らかの規制をかけて、例えばですよ、特定のことだけをやるというのではなくて、今子ども食堂を契機として様々に広がっている共助の可能性というものを大きく広げることはとても大事だと思っていて、その中で我々が公として何をして差し上げられるのか、それが一番子供たちや、裨益すると感じておられる方にとっていいのかということを検討することが大事だと思って、先ほどマッチングと言いましたけども、我々が出すぎてこれだよということではなくて、彼らがニーズがあるところと、こちらの提供される方の間を例えばマッチングするみたいなことを是非進めていきたいというふうに思います。

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(終)

お問い合わせ

知事直轄 報道長  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

ファックス:048-830-0029

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