With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和7年度 > 地域の女性応援講座-あなたの行動が地域を変える!- (全2回講座)
ここから本文です。
ページ番号:277398
掲載日:2026年2月16日
| 回 | テーマ | 会場 参加者 |
動画 視聴 |
| 第2回 |
|
19人 |
36人 |
| 第1回 |
|
17人 | 36人 |
講師:杉田真衣さん(東京都立大学人文社会学部人間社会学科准教授)
杉田さんは、教育社会学が専門で、大学では教員免許を希望する若者と学校や社会の在り方について一緒に考えているとのお話がありました。
講義では、非正規で働く若いシングル女性の問題について、産業構造の転換といった背景の問題から始まり、コロナ禍による女性の困難などにも触れて話されました。
高卒女性たちが30歳になるまで行った調査結果をふまえ、個々の事例を紹介しながら、彼女たちの語りから浮かび上がったことについて詳しくお話がありました。また、2023年度に行ったアンケート調査の分析とインタビュー調査により新たに把握できた現況についての報告もありました。
そして「今、どうしたらいいか」について、いろいろな角度から分析した内容が語られました。「困難の背景は複雑で、一人一人が抱え込まされている困難は見えにくい」と締めくくられました。
「若者のための街の保健室たんぽぽユースクリニック」について
報告者:森山知美さん
若者のための街の保健室「たんぽぽユースクリニック」は、若者が抱える多様な健康課題や悩みに対して、専門的かつ包括的なサポートを提供する場として運営しています。埼玉医科大学病院産婦人科の髙橋幸子医師が代表の一般社団法人 彩の国思春期研究会が、川越、本庄、熊谷、所沢で月1回開催しているとの説明がありました。
2023年5月に坂戸市からはじめて、通算100回を超えて開催していることや、性に関する相談や教育講座、生理用品や避妊具の展示などを行っていると話されました。
今後の目標として行政と連携して常設で活動を進めていきたいと締めくくりました。

講義や活動報告を聞いた上で、地域で困難を抱える女性に対してどのような支援ができるかなどをグループごとに話し合い、意見交換を行いました。
最後はグループごとに発表して、講師の杉田さんからコメントをいただきました。
講師:薄井篤子(埼玉県男女共同参画推進センター事業コーディネータ)
男女共同参画社会基本法の成り立ちから現在に至るまでの男女共同参画の流れや、ジェンダーについての話がありました。「ジェンダーの視点」とは、性差別、性別による固定的役割分担、偏見等が社会的につくられたものであることを意識していこうとする視点で、ジェンダー平等の達成のためにはジェンダー主流化を推進していく必要があると話されました。
第5次男女共同参画基本計画や女性版骨太の方針2025など国の方針や、埼玉県の男女共同参画の状況、当センターの重点取組について説明がありました。
無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)や地域に根強く残る「固定的な性別役割分担」などの課題にも触れ、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律の施行とともに地域の様々な民間支援団体と連携して女性支援が広がって欲しいと締めくくりました。

講師:黒須さち子(埼玉県男女共同参画推進センター専門員)
過去の災害時に女性が直面した様々な困難や女性と男性の被災時の困難の違い等を通して、避難所運営するために必要な男女共同参画の視点について詳しく解説しました。
防災分野における女性の参画はとても重要な課題だが、現在も意思決定の場は男性が中心で、能登半島地震におけるヒアリング調査からも女性の参画が進まない実態が見えているとの報告がありました。
開催地の坂戸市の男女共同参画基本計画に基づく防災における男女共同参画の推進についても話がありました。
「地域防災の状況と生死を分ける10分間
~緊急時の救命行為。セクハラ?救命と女性のプライバシーについて」
報告者:坂戸市消防団女性分団 分団長相澤さん(右側)、部長管原さん(左側)
消防団女性分団の活動について、辞令交付式から操法大会、水防訓練、研修会といった様子を動画を交えて細かく紹介されました。
また、女性に対するAEDについて、心肺蘇生人形の女性版を作って消防団員研修に導入していると話されました。
参加者が4つのグループに分かれて、自己紹介を行ったあと、「避難所での食物アレルギーへの対応」について、どのように対応したらよいか、誰にどんな協力をしてもらうかを考え、意見交換しました。
付箋紙に思いついたことを書きながら、紙に貼って班ごとの意見をまとめました。最後に、それぞれの意見を発表して共有しました。