With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和7年度 > 講座終了報告「DV防止フォーラム2025」
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掲載日:2025年12月5日
| 日時 |
令和7年11月20日(木曜日)13時~15時 |
|---|---|
| 場所 | 埼玉会館 7B会議室 |
| 参加者 |
62名 |
With Youさいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)では、女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるため、 
毎年、「女性に対する暴力をなくす運動」の期間に「DV防止フォーラム」を開催しています。
今年度は、「DVが与える こどもへの影響~家庭で何が起こっているのか~」をテーマとして実施しました。
講師にルポライターの杉山春さんをお招きし、こどもが安心・安全に暮らすためには何が必要か。
DVの観点からお話を伺いました。
過去の児童虐待事件やDV事件の取材経験をもとに「DVが家庭やこどもに及ぼす影響」につい
て、具体的な事例を交えてのお話がありました。
取材した事件に共通することとして、親の生育歴や社会的背景が挙げられ「家族の中で価値観
を決めることは暴力に近いものがある」「支配とコントロールが暴力の基盤にある」とのお話
がありました。
DVや児童虐待を回避するためには「家族を孤立させない、密室化しない」「家族を一つの値
観に追い込まない」「安心していられる場所、家族以外で頼れるところが必要」との言葉が印
象に残りました。
また、面前DVなどで傷ついた子どもの成長過程で気を付けることとして、 面前DVがあるからダメで先がないというわけではない。
子どもはたくさんの変化を体験しながら成長していく。
「人は暴力を受けてはいけない、自由であってよい」ことを子どもに伝えることが大切。
とのお話がありました。
雑誌編集者を経て、ルポライターに。
子育てや親子問題、子殺しなど、社会問題をテーマに取材・執筆活動を行っている。
近年は、仲間とともに公営団地内で、こどもや母親の居場所づくりの活動をしている。
【著書】
『ルポ虐待 大阪二児置き去り死事件』(ちくま新書)
『ネグレクト 真奈ちゃんはなぜ死んだか』(小学館文庫/小学館ノンフィクション大賞受賞)
『児童虐待から考える 社会は家族に何を強いてきたか』(朝日新書)
『家族幻想 「ひきこもり」から問う』(ちくま新書)他多数
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