With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和7年度 > 第24回WithYouさいたまフェスティバル講演会
ここから本文です。
ページ番号:279141
掲載日:2026年3月5日
| 日時 |
令和8年2月8日(日曜日)13時30分から15時30分まで |
|---|---|
| 場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)セミナー室 |
| 参加者 |
会場 104人 |
第24回With You さいたまフェスティバル講演会は、講師に三宅香帆さんをお招きして『なぜ働いている
と本が読めな
くなるのか』~著者と考える「半身」の生き方、働き方~と題して開催しました。
講演は、小・中学生の読書量は増加しているのに、16歳以上の6割以上が「1か月に1冊本を読めていない」という読書の状況説明から始まり、明治~戦後は、本=教養だった、それが前後~バブル期には、本=娯楽となり、90年代以降~現代は、教養もエンタメ(娯楽)も個人化しているという本の位置づけの変遷を語られました。
本は知識を得るものから、知りたい情報を得るものに変わり、情報の背景文脈や周辺知識はノイズとされ好まれなくなった。しかしノイズがなくなると新しいアイデアが生まれなかったり、他者への想像力がなくなるのではないかと危惧されました。
ノイズを取り入れるためには「半身」=「全身全霊」でない働き方が必要で、仕事以外の文脈を生活に取り入れることが大切だと話されました。いつも本を机の上に置いておく、カバンの中に入れておくなど手に取りやすくして、皆さんに本を読みたいと思ってほしいと提案されました。
会場には、20代から80代と幅広い年代の参加があり、熱気に溢れていました。講演後に質疑応答の時間を1時間とたっぷり取っていただいたので、会場からは活発に質問や感想の手が挙がり、三宅さんには、その一つ一つに丁寧に対応いただきました。
【 三宅香帆 さんプロフィール 】
文芸評論家。京都市立芸術大学非常勤講師。1994年高知県生まれ。京都大学人間・環境学研究科博士前期課程修了。天狼院書店京都支店長、リクルート社を経て独立。小説や古典文学やエンタメなど幅広い分野で、批評や解説を手がける。著書『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』等多数。
お問い合わせ