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With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 平成29年度 > 東京家政大学地域連携推進センター&WithYouさいたま共催公開講座「地域へのまなざし」

月曜日から土曜日

9時30分から21時

日曜日、祝日

9時30分から17時30分

毎月第3木曜日
年末年始(12月29日から1月3日)

ここから本文です。

ページ番号:123165

掲載日:2018年6月22日

東京家政大学地域連携推進センター&WithYouさいたま共催公開講座
「地域へのまなざし」(全4回)

日時

第1回 平成29年12月16日
(土曜日)

 13時30分から15時00分

第2回 平成30年1月20日
(土曜日)

 13時30分から15時00分

第3回 平成30年1月27日
(土曜日)

 13時30分から15時00分

第4回 平成30年2月3日
(土曜日)

13時30分から15時00分

場所

埼玉県男女共同参画推進センター

参加者

29人

60人

50人

 27人

 

第1回 「地域コミュニティの作り方」講師:古田睦美さん(長野大学環境ツーリズム学部教授)

第1回講師:古田睦美さん

 「地域コミュニティの作り方~互恵ネットワークを形成する上田市の事例~」と題して、長野県上田市における農・食・街をつなぐコミュニティづくりの実践についてお話いただきました。お話のなかでは、NPO法人「食と農のまちづくりネットワーク」が主宰し、日替わりシェフによって運営されている「コラボ食堂」や、異世代の関わりを生み出している地域通貨(「蚕都くらぶ・ま~ゆ」)などの実践例が話され、互恵ネットワークの具体的イメージが見えてきました。また、どの実践も、商店街、農家に加えて、大学生が関わるなど、異なる主体の多様な世代の人が交わることで、活性化が図られていることも話されました。
互恵ネットワークがあることでお金がなくても安心して暮らせる社会をつくれる可能性があることや、支え合いと活気がある社会をつくるためには、多様な世代のさまざまな人に出番があるコミュニティをつくることが大切であることがわかりました。

 参加者の声

  • コミュニティを作りたいと思っている人はたくさんいるけれど、そのニーズをお互いが理解できないところに、地域のコミュニティがなかなかできない理由があったことがわかりました。この成功例がいろいろな地域でできるには更にどうしたらよいかも聞きたかったです。(19歳以下・女性)
  • 我が地元の地域でも地域コミュニティを図りたいとの有志が集まり、NPO法人(障がい者就労支援の)と連携して来年2月からパン屋とカフェを開店することになりました。その他、月に一度、農家と連携して野菜市も開催し買い物支援にもつながっています。今日の講座を拝聴し、またさらに拡大することができそうだと感じました。(40代・女性)
  • 今後、男女共同参画や市民活動などの分野の仕事に就く予定であり、全く新しい分野の入門編として出席したものです。ほとんど知識のない私ですが、大変参考になりました。(60代・男性)

第2回 「シングルマザーの現状と対策」講師:赤石千衣子さん(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長)

 赤石千衣子さんシングルマザーの現状と対策」と題して、当事者が中心となったシングルマザーの支援団体「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」で長く活動してきた講師から、団体の活動の紹介、支援をしてきたシングルマザーの事例から見える困難、そして、日本のシングルマザーの現状について、豊富なデータからお話いただきました。事例のなかでは、DV(ドメスティック・バイオレンス)や、若年のシングルマザーの課題、うつによる就労困難など、さまざまな困難が重なる事例が話されました。また、具体的データとして、8割を超えるシングルマザーが働いていること、それにも関わらず、就労収入が低く、自立が困難なこと、ひとり親の子どもの進学率が平均より大きく下回ることなどが明らかにされました。
男性が主たる稼ぎ手であることが想定されている社会保障システムの下では、女性が貧困になりやすいことや、公的支援制度を拡充していくことの必要性が話されました。

参加者の声

  • 大学では、違う分野を専攻しており、シングルマザー、ひとり親家庭については、あまり詳しく知らなかったので、とても勉強になりました。私は、4月から保育士になるので、こういった現状と無関係ではないと思います。今回学んだことを少しでも仕事に活かしていけたらと思います。(20代・女性)
  • シングルマザーの実情を肌で感じることができました。支援の仕方について考えるきっかけになりました。(40代・女性)
  • 相談窓口の周知不足、制度の周知不足、窓口のスキル不足を痛感します。(50代・男性)

第3回 「子ども食堂のいま」  講師:栗林知絵子さん(NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク)

第3回講師栗林知絵子さん

「子どもも親もつながる地域の居場所~子どもを地域で見守り育てるまちづくり~」と題して、日本の子どもの貧困の現状や、子どもの貧困の対策が未来への投資になること、また、講師がこれまで行ってきた活動についてのお話をいただきました。講師が活動する豊島子どもWAKUWAKUネットワークは、子どもの貧困をテーマに、地域の子どもを地域で見守り育てることをコンセプトとして活動する地域住民主体のNPOで、子どもの遊び場づくり、子どもの学習支援、そして、暮らしのサポートとして子ども食堂を行っているとのことでした。子ども食堂は、地域と子どもがつながる場であり、孤立しがちな家庭が地域とつながる場でもあり、地域の交流拠点としての可能性を持っているというお話がありました。
また、子ども、学生、自分たちの「やってみたいこと」を実現していくという発想が、子どもの貧困対策に留まらない、みんなのための地域づくりにつながっていくというお話もありました。

 参加者の声

  • 大学で、「子どもの貧困」について学ぶことは何度かありましたが、自分は実態を全然知らなかったのだと反省しました。子ども食堂を巡って思っているよりも多くの利益が生まれ、笑顔が増えると知りました。子どもが地域の中で育つということは昔から変わるはずはないけれど、現代は普通に生きているだけでは感じることは難しいと思いました。子どもは困っていても苦しくても、助けの求め方もわからず、救ってもらえない場合も多いと思います。こういった取組がもっと広まるような活動に興味を持ちました。(20代・女性) 
  • 「地域にいないとできない」という言葉に納得しました。私自身、現在“地域にいない者が立ち上げた子ども食堂”を手伝っています。地域交流もなしには成り立たないと改めて実感しました。(40代・男性)
  • 非常に参考になりました。子どもの居場所づくりを地域で検討したいと思いました。(70代・男性)

第4回 「広域避難者支援の取組」  講師:薄井篤子さん(NPO法人埼玉広域避難者支援センター副代表理事)

薄井篤子さん

「広域避難者支援の取組」と題して、東日本大震災・原発事故から新たに社会問題化している「広域避難」という課題と、全国の避難者の現状や支援策等についてお話がありました。現在、広域避難者については、国および福島県が、生活再建支援のために、全国に2か所の拠点をつくり、相談支援等を行っています。そのうちの一つが、講師が関わるNPO法人埼玉広域避難者支援センターで、センターでは、広域避難者に対する情報誌の発行や相談会などが実施されている、とお話がありました。また、広域避難者の相談からみえることとして、相談者の半数以上が疾病を抱えていること、相談者の8割が「心と体の悩み」を抱えており、孤立感や辛さを抱えていることなど、深刻な実態が報告されました。
広域避難者の課題は、新しい課題で、この先も、当事者の選択を尊重し、寄り添いながら、長期的な視点で支えていくことが必要だということがわかりました。

参加者の声

  • 私は、加須市の騎西に住んでいるので、中学3年の時に双葉町の方が避難されて来ました。中学校にも双葉町の子が入学し、交流がありました。現在どのような支援がおこなわれているのか、避難されてきた方がどのような状況なのかをきちんと知るべきだと、講座を受けて感じました。福玉だよりにも、加須市の取り組みや双葉町民の方が載っていたので、よく読みたいと思いました。騎西高校の避難場所が閉所されたのも、ついこの間のことで、もっと手厚く避難されてきた人への支援が必要であると感じました。(20代・女性)
  • 何年か前に薄井さんの講座に参加したことがありましたが、その後の様子等なかなか知る機会もなくおりました。本日のお話を聞き、現状、実際の状況を知ることができました。まずは「知る」ということが大事なんだとなと思いました。そして、それを「伝えていく」ことから何かがつながっていくのだと痛感しました。自分に何ができるかわかりませんが、気持ちに寄り添うという点から少しずつ行動したいと思います。(40代・女性)
  • 具体的な取組の様子がわかりました。広報の課題は本当に問題ですね。(50代・その他)

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 事業担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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