With You さいたま　女性防災フォーラム

内容

防災活動や被災時の避難所運営には、多様な人々の視点が必要であり、女性が積極的に参画する必要性を学びました。併せて県内の多様な防災の取組を紹介するパネル展示をしました。

午前の部　「誰もが安心できる避難所づくりを知る」

講義「大災害を乗り越える防災術　東日本大震災・熊本地震などの教訓を踏まえて」

講師：浅野幸子さん　
減災と男女共同参画 研修推進センター共同代表
早稲田大学「地域社会と危機管理研究所」招聘研究員
大学非常勤講師

全国の被災地に足を運んでいる浅野さんの支援の経験の積み重ねから導き出された知識や提言を、深刻にならず、時にユーモアを交えて教えていただきました。
実際の避難所では、行政や消防による公助より、住民自身が主体となり、協力し合う共助が重要であることや、支援活動の好事例をたくさん紹介いただき、大変参考になりました。
避難所で起こりがちな問題をイラストで表現した教材は、浅野さん自ら作画されたもので、またその場面を演じられるのも表情豊かで、臨場感があふれ、参加者のワークショップにも熱が入りました。

講師：浅野幸子さん

活発な講座の様子

       

同時開催した「防災パネル展」

午後の部　「さまざまな取組を知る」

参加者の声

• 具体的に起こりそうなケースを周りの人と一緒に考えることによって、少しだけでも自分が被災したことをイメージできました。現場ではもっと大変なことを何度も判断しなければならないと考えると不安になりました。その不安を少しでも解消するには、日頃からイメージを重ねて準備をしなければならないと感じました。（20代・男性） 
• 多くの事例紹介や活動していく中で、気づいた視点や情報を得ることができて良かったです。1回限りとせず、同じ内容でも毎年開催して欲しい内容（フォーラム）だと思います。自助のスキルアップをはかるととともに、避難所支援の行政職員の知識や理解が必要であると感じました。（後略）（30台・女性）
•  午前中の防災の考え方、午後の事例発表ととてもいろいろと学べました。今後の活動に活かしていきたいと思います。（50代・女性）