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イベントレポート

移住セミナー「埼玉ではじめる農ある暮らし 米どころ「幸手」の暮らし編」を開催しました!

日時 2022年11月13日14時00分

移住セミナー「埼玉ではじめる農ある暮らし 米どころ「幸手」の暮らし編」 チラシです。

 東京ソラマチで実施した住み替え・移住者向けイベント「おいで埼玉」の会場内で、移住セミナー「埼玉ではじめる農ある暮らし 米どころ「幸手」の暮らし編」を開催しました。

 このセミナーでは、埼玉県の東部に位置し、都心からほど近く、心和む風景が広がり、米どころとしても有名な「幸手市」での農ある暮らしなどを紹介させていただく内容で実施しました。

幸手市職員による市の紹介の様子

 はじめに、幸手市職員の方が、幸手市がどんなところかを紹介をしました。
 幸手市は、埼玉県北東部に位置し、東京(日本橋)から約50kmの地点にあること、0歳児から中学校卒業までの入院費・通院の医療費がゼロであること、保育所の待機児童数がゼロであること、市内小学校全9校・中学校1校・児童館の計11か所に放課後児童クラブがあること、給食は自校式で各学校に設置されている給食室で調理されていること、全ての小中学校の教室にエアコンが完備されていること、教育に田植えや環境学習など自然を活かした体験活動を取り入れていること、米どころであり、代表的なものとして幸手産特別栽培米コシヒカリや幕府上納米にもなっていた幻のお米「白目米(しろめまい)」があることや、幸手市にはどんな観光スポットや伝統芸能があるのかなどを、スライドを使いお話いただきました。

 また、幸手市職員の方が自身の街に住んでいて感じることとして、車は必要であるが、市内がそれほど広くはないので、移動に時間がかからない点が便利であるとお話されていました。(幸手市の面積は33.93㎢で、東西8.8km、南北7.6kmのコンパクトなまちであると市ホームページでは紹介してます。)
 最後に、「ちょうどいい」が「心地いい」幸せが長続きするまち幸手というキャッチコピーで幸手市をPRしているとのお話をいただき終了しました。

ゲストのそえだかなさんによる農ある暮らし体験談の様子

 次に、幸手市に移住して、農ある暮らしを実践されているゲストの添田香菜(そえだかな)さんを迎え、幸手市職員をインタビュアーに添田さんの農ある暮らしについての体験談をお聞かせいただきました。
 現在は春日部市である埼玉県庄和町で生まれ、幼少の頃はそこで暮らして、幸手市で農業をやっていた祖母のもとに母と出かけて、よく農業作業の手伝いをしていたそうです。
 それから、大学を卒業し、企業に就職したが、リーマンショックの影響で退職することになり、そのことから、景気に左右されない仕事につきたいと考え、身近にあった農業に興味をもったそうです。
 2014年に幸手市で農園を開設。ハーブや野菜を栽培し、ハーブの加工品などを販売していたが、野菜栽培の方は技術もなく、病気にしてしまうなど上手く行かなかったそうです。
 そんな時に、ハーブを加工して販売していた縁で知り合った埼玉県の担当の方から、新しく農業大学校に有機農業の専攻ができるという話を聞いて、野菜のことを一から学びたいと思って、農園を一端休園にして農業大学校に入ったそうです。
 農業大学校を卒業してから、農家での研修を経て、2016年から住居を春日部市から幸手市に移して農園を再開。幸手に移住してからは、市の農業振興課に相談にいったり、市内で行われるイベントに参加したりすることで、知り合いも増え、段々と横のつながりも増えていったそうです。

 現在は、ベンチャー企業でアルバイトをしながら兼業農家として野菜の生産・販売に取り組まれているとのことです。
 冬野菜であるにんじん、大根、ビーツを中心に栽培をしているそうで、赤い色をしたサトウダイコンの一種のビーツは、赤い着色料等にも使われることから、幸手をPRすることができるサクラ色のお菓子等を開発できないかと考えているそうです。
 以上のようなお話を、添田さんが育てた野菜やハーブの加工品の写真、会場に持ってきていただいた野菜などを見せていただきながら聞かせていただきました。
 今回は、感染症拡大の防止対策に配慮しながら、移住関連のイベント会場内で対面式のセミナーを開催させていただきましたが、盛況に行うことができました。