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掲載日:2020年10月19日

令和2年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(山口京子議員)

AYA世代の若年がん患者への支援について

Q   山口京子  議員(自民

初めに、AYA世代とは、Adolescent and Young Adultの略で、15歳から39歳までの思春期及び若年成人のことです。19歳までは小児がんに多い白血病、20歳を超えると子宮頸がん、乳がん、精巣がんの発症例が多くなります。若くしてがんと診断され、抗がん剤治療が始まると、いわゆる忍容性が失われます。埼玉県では、ほかに先駆け、いち早く温存費用の助成がなされました。とてもよかったと思います。
さて、骨髄バンクを設立された方が加須にいらっしゃいます。設立後のドナー助成金制度の制定などに尽力され、現在は日本骨髄バンクの役員さんです。この方からお話を伺いました。というのは、この方の姪御さんが昨年10月にスキルス性胃がんと診断され、たった3カ月で今年の1月に亡くなられました。
姪御さんは32歳、4歳の双子の女の子のお母さんでした。御本人と御家族は最期まで自宅で過ごしたいと強く希望され、その支援を模索されました。姪御さんは加須市出身ですが、結婚後のお住まいが横浜市だったので、横浜市の若年者の在宅ターミナルケア支援助成を受け、最期まで自宅で過ごし、夫、母親、娘たちに看取られ、悲しみの中でも穏やかに旅立たれました。
この話を伺って、本県としてもAYA世代のがん支援体制について充実しなければと考えます。20歳未満の患者さんは小児慢性特定疾病等のサービスが受けられます。また、40歳以上だと介護保険の対象になります。つまり、20歳から39歳までの支援がすっぽりと抜け落ちているのです。
また、この世代はまだまだ蓄える余裕があるわけでもなく、子育てにお金がかかる時期です。そして、子供も幼く、できる限り病院ではなく家で過ごしたいと思う年代です。
保健医療部長に伺います。
静岡県、鹿児島県、和歌山県、そして横浜市、神戸市も支援しています。さいたま市もこの方の訴えで、来年度の導入に向けて検討がなされています。先進自治体の例から、この支援の利用者の予測はしていらっしゃるのでしょうか。また、今後検討していくとの答弁を予算特別委員会でいただいていますが、どのように検討されているでしょうか。
そして、この姪御さんのように、発症後、余命幾ばくもなく亡くなるがんでなくとも、治療中の脱毛に欠かせないウィッグの購入、手術により失われた乳房の補正下着、乳房再建の費用などの支援もすべきではないでしょうか。がんと診断されても前向きな気持ちになるための支援は、とても大切だと考えます。大野知事もたしかこの重要性を何かでツイートなさっていたと思います。どのように検討されているのでしょうか。保健医療部長に伺います。
病気は待ってくれません。ぜひ支援制度から抜け落ちている世代へも取り残さず行っていただきたいと思います。

A  関本建二 保健医療部長

まず、利用者の予測についてでございます。
先行して事業を実施している横浜市などでは、介護保険における特定疾病の制度をAYA世代に拡大する形で若年がん患者支援を実施しています。
具体的には、40歳未満のがん患者のうち回復が見込めないと医師が判断した方を対象に、訪問介護などの在宅介護サービスと同様のサービスを受けるための費用を助成しています。
本県が同様の支援を実施した場合、20歳から39歳のうちがんで亡くなった方は、平成29年は131人、平成30年では106人でありますことから、100人を超える方が対象となると予測しております。
次に、どのように検討しているのかについてでございます。
先行している7県の取組を調べたところ、ほとんどの県では介護保険制度に準じ市町村が主体となって実施しており、県は市町村に補助金を交付しております。
本制度を導入している市町村からは、対象となる方が極めて少なく、また一人一人の状態が大きく異なるため、どのようなサービスに繫げたらよいか迷うなど介護現場は戸惑うことが多いとの話を聞いております。
そのため、こうした問題も含め必要な在宅医療や在宅介護サービスが地域において偏りなく提供できるかを精査した上で、市町村の意見も伺いながら事業の在り方を検討してまいります。
次に、ウィッグや補正下着などの費用の支援についてです。
がんと診断されても、ウィッグなどで外見を整え前向きな気持ちになることは大切なことと考えております。
9月15日に埼玉県がん対策推進協議会を開催し、ウィッグや補正下着などにより、外見が変化することで生じる苦痛を軽減するいわゆるアピアランスケアについてどのように進めていくべきか意見を伺いました。
抗がん剤治療によりどのように髪の毛が抜け、どれくらいで再び生えて来るのか、使用する薬剤によっては生えて来ない可能性がどの程度あるのかといった情報が患者には十分には伝わっていない状況があります。
また、ウィッグについては、数千円のものから数十万円のものまで価格も様々で、選ぶ際の判断基準がないまま選択せざるを得ないケースが見受けられます。
こうしたことを背景として、委員からは、まずはがん診療連携拠点病院の相談支援部門のスタッフを対象に、アピアランスケアに関する専門知識を習得するための研修を充実させ、質の高い支援が提供できる体制を構築すべきといった意見をいただきました。
このため、費用支援の前段階として、患者が自らのライフスタイルに合った適切な選択ができるよう判断する際の多様な情報の整理や、相談に対応できる体制の整備を検討してまいります。 

再Q   山口京子  議員(自民

ちょっと愛のない答弁だったと思います。残念です。やっぱりがんは死ぬほうが多い病気です。私が言っているのは在宅医療の話なんですけれども、多分、今の部長の答弁は、入院した方の亡くなった人数も入っているのではないかと思います。
本当は全体的にもちろんやっていただきたいんですけれども、まずそこの取り残されているところで、市町村がどこにつないでいいか分からないというのが現実なら、それを何で県がつながらないのでしょうか。では、どこならどの支援ができる、これはこうだというようなところまで分け入って、ぜひともここの20歳から39歳までの世代の支援をしっかりと充実していただきたいと思いますのが、1点。
もう一つは、アピアランスケアです。
だったら、金額の上限を決めればいいんじゃないですか。そういうやり方もあると思いますが、御答弁をお願いいたします。

再A  関本建二 保健医療部長

まず、1点目の在宅医療の関係でございます。
実施している市町村の声としまして、どのようなサービスにつなげてよいか迷う、介護現場が戸惑うということについてでございます。
どこにつなげてよいか迷うようでは困りますので、確実につなげられるように在宅医療や在宅介護サービスが地域において偏りなく提供できているかといったことを、十分に精査した上で、この事業の在り方をしっかりと検討してまいりたいと考えております。
また、2点目のアピアランスケアについてでございます。費用支援の前段階として、まずは質の高い支援ができるように、連携拠点病院の相談支援部門のスタッフに対して、きちんとしたアピアランスケアについての理解を持っていただく、そのためのまずは研修を進めていきたいと考えております。
専門家、有識者の意見を踏まえて、まずはこのような対応を取らせていただきたいと考えております。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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