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掲載日:2023年12月6日

平成29年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(大嶋和浩議員)

 地域の特性を生かした景観形成の取組について

Q 大嶋和浩議員(県民

埼玉県においては、県内の門前町や城下町などの歴史的な拠点や軸を明らかにし、埋もれている歴史的資源を発掘しながら保全活用する歴史のみち広域景観形成プロジェクトに取り組まれております。私の地元熊谷市においては、埼玉県では唯一の国宝指定建造物、歓喜院聖天堂を中心とする妻沼聖天山周辺の地区が、平成23年度にこの歴史のみち広域景観形成プロジェクトのモデル地区に選定され、平成25年度の聖天山周辺地区にふさわしい門前町景観まちづくりプランの策定を経て、現在、色彩に配慮した県道の電柱移設や歩行者空間整備を皮切りに、実践的な花とみどりの景観まちづくりワークショップや、県道と接続する市道の景観に配慮した整備に向けた設計などが行われているところであります。
また、この妻沼聖天山においては、今年度、聖天山に関連する建造物9件が国登録有形文化財の登録を受けるとともに、再来年の4月には、約20年ぶりとなる御開帳が行われることが決定したところであり、県内外からの関心もますます高まることが予想をされます。
そこで、知事にお尋ねをさせていただきますが、埼玉県においては、それぞれの地域の歴史や文化などの背景の下、現在モデル地区が選定され、取組が行われておりますが、これら地域の特性を生かした景観形成に今後どのように取り組まれていかれるのか、知事にお尋ねをさせていただきます。

A 上田清司   知事

県内には、個性的で魅力的な景観資源が存在している地域がたくさんあります。
例えば、和紙で有名な小川町は「武蔵の小京都」と呼ばれ、豊かな清流、周囲を山で囲まれた美しい自然、文化と歴史を感じさせる町並みが残っております。
また、日光道中の宿場として栄えた粕壁宿では現在、歴史的な建造物の多くが道路整備により建て替わっていますが、当時の歴史や文化を伝えるべく地域主体の景観のまちづくりが進められております。
このような、旧街道などに埋もれた景観資源を発掘し県と市町村、地域団体が一体となって景観まちづくりを推進する取組が「歴史のみち広域景観形成プロジェクト」でございます。
このプロジェクトでは、地域の優れた取組事例をつくり、これを県内全域に波及させることを目的に「歴史のみち景観モデル地区」を選定しています。
モデル地区は、歴史的な景観資源がまとまって存在していること、市町村や地域団体が景観を生かしたまちづくりに熱心に取り組んでいることを条件に小川町や粕壁宿など県内8地区を認定しております。
国宝歓喜院聖天堂を有し、門前町の風情を残す妻沼地区もその一つでございます。
妻沼地区をモデル地区に選定後、県では熊谷市、NPO団体と一緒になって妻沼聖天山周辺の景観資源を巡る「まち歩き」を開催しています。
こうした取組を通じ、熊谷市では平成25年度に「聖天山周辺地区にふさわしい門前町景観まちづくりプラン」を策定しております。
県は、それを受け早速、門前町の風情を残す歩行空間整備に取り組んでおります。
今後も熊谷市のプランの実現のためにしっかりとサポートしてまいります。
こうした地域での優れた取組を県内全域に波及させて、県内外のあらゆる人々がその魅力を実感し、住みたい、訪れたい、そして誇りに感じる埼玉の景観をつくりあげていきたいと考えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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