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掲載日:2020年7月8日

平成29年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(吉良英敏議員)

魅力ある学校づくりについて

Q   吉良英敏 議員(自民

先日、県立高校を何校か見学をさせていただきました。特に印象的だったのは松伏高校、芸術総合高校、川越工業高校であります。例えば、芸術総合高校は旧所沢緑ヶ丘高校で、「世界で活躍するアーティストを輩出するアカデミー」というきらりと光るスローガン、さらに女子生徒のズボン、これはとても印象的でありました。芸術学科への改編により、成績と人気もとても向上した学校です。美術科、音楽科、映像芸術科、舞台芸術科、全てのクラスが芸術に特化した専門学科です。しかも、授業時間全体の3分の1は芸術科目を学びます。芸術の魅力と専門の先生の導きで、生徒の個性と能力が生き生きと伸ばされていました。
松伏高校は、音楽のまちづくりを推進する地域ととても連携し、音楽科の生徒を中心に真剣に取り組む空気が普通科コースの子たち、あるいは生徒の部活動に相乗効果を発揮し、躍動していました。
そして、川越工業高校では、何と生徒が作った車に乗せてもらいました。さらに、ギネス世界記録を達成した電池で走る電車、これも整備をしていました。さらに、デザイン科の生徒の作品が至るところで地域に生かされていました。自信を持って私たちに説明する姿がとても頼もしく、コミュニケーション能力の高さがうかがえました。
これらの高校に共通して言えることは3つ、1つは専門学科があること、もう一つは専門の先生、外部講師が豊富にいること、そして3つ目は地域で活躍する場があることです。特に、この中でも、私は今回は指導者の重要性を感じました。専門の先生が生徒それぞれに、作品などを通じてきめ細かく向き合える環境があり、さらに主体性を引き出し、鍛える仕組みが構築をされていました。
そこで、質問をいたします。埼玉県は2年前、魅力ある高校づくり課を新設しました。まず、これまでの魅力ある高校づくりの成果を教育長に伺います。
さらに、県内176校全ての県立高校に対し、学校の活性化・特色化方針を策定させ、昨年10月に提出をさせました。今後、それらをどのように生かし、支援していくのかを教育長に伺います。

A 小松弥生 教育長

「これまでの魅力ある高校づくりの成果」についてでございます。
今後、少子高齢化や科学技術の高度化などにより、社会や経済が大きく変化することが予想されます。
このような時代にあって、生徒一人一人に将来をたくましく生き抜く力を育成するためには、県立学校の教育改革は極めて重要でございます。
そこで、県では、平成28年3月に「魅力ある県立学校づくりの方針」を策定し、今後の県立学校の活性化・特色化の方向性を示しました。
この方針を踏まえ、各県立学校において策定した「学校の活性化・特色化方針」では、入学から卒業までの生徒の育成方針を、生徒の「成長物語」として明確に示し発信をしております。
これにより、各県立学校が持つ強みや特徴を、教職員と生徒、保護者、地域の方々が共有することで、学校の教育力が高まり、社会のニーズに応える魅力ある学校となっていくものと考えております。
また、生徒募集に際して、学校の特色を中学生や保護者に周知することで、生徒が自分の特性に合った県立学校の選択に役立ててもらえるものと期待をしております。
次に、「学校の活性化・特色化方針」を「今後どのように生かし、支援をしていくのか」についてでございます。
各県立学校では、「学校の活性化・特色化方針」を策定し、その実現に向けた教育活動を展開することで、主体的に特色ある学校づくりに着手したところでございます。
まずは、学校訪問や校長との面談などの機会を通じて、「学校の活性化・特色化方針」実現に向けての課題や要望など、各学校の声をしっかりと聞いてまいります。
その上で、教職員の一層の資質向上や教育環境の整備など、各学校が必要とする支援を行い、魅力ある学校づくりに努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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