掲載日:2010年3月19日

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種もみの準備と播種

はじめに

健苗な苗づくりは種子消毒が基本です。
もみ枯細菌病等が増加しています。種子の更新や病気の発生していないほ場の種もみを使うほか、必ず種子消毒に行います。

1.種もみの準備

(1)比重選

充実した苗を育てるために行います。のぎや枝梗を取り除き、比重選を行います(表1参照)。比重選の後はよく水洗いをします。

表1 比重選の目安

 

比重

食塩を用いる場合

硫安を用いる場合

うるち

1.13

4.5kg/18リットル

5.4kg/18リットル

もち

1.10

3.0kg/18リットル

3.7kg/18リットル

(2)種子消毒

いもち病・ばか苗病・ごま葉枯病・もみ枯細菌病・心枯線虫病種子消毒で防ぎます。
薬剤は登録内容を確認し、適正に使用しましょう。

(3)浸種

浸種が不十分だと発芽が不揃いとなります。種子消毒後は水洗いせずに風乾後、浸種を行います。侵種時の水量は種籾量の2倍で行い、最初の3日間は水を交換しません。
浸種日数の目安は、水の平均温度(℃)×日数=100℃(例:水温15℃で7日間)

(4)催芽

種子がハト胸になる程度に均一に催芽させます。

2.播種

播種は薄く均一に行います。播種量は表2を参照してください。灌水不足は出芽不良、タコ足の原因となるので十分灌水します。なお、覆土後の灌水は行いません。

表2 播種量の目安

 

育苗日数

10a当り箱数

箱当たりもみ量

乾もみ

催芽もみ

重量

容量

重量

容量

稚苗

約20日

約16箱

160~180g

240~270ml

200~220g

320~350ml

中苗

約28日

約25箱

80~100g

120~150ml

100~125g

160~200ml

お問い合わせ

農林部 東松山農林振興センター 技術普及担当

郵便番号355-0024 埼玉県東松山市六軒町5番地1 埼玉県東松山地方庁舎3階

ファックス:0493-23-8530

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