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掲載日:2023年8月3日
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今回は、コロナ禍で大変な中、限られた人員で防犯パトロールと児童の見守り活動を継続されている川口市の江戸袋町会の皆さんを紹介させていただきます。この町会では、青色回転灯付きの防犯パトロール(青パト)専用の車2台を使って、効率的に地域のパトロールをされています。
この町会は、川口市江戸、江戸袋地区から構成され、首都高速川口線新郷インターの西側に位置し、北側は毛長川を境に東京都にも接しています。区域の南側は工場や倉庫などが立ち並ぶ工業団地となっており、中心部や北側は戸建ての住宅地で、マンションや商業施設もほとんどなく静かなところです。町会の活動拠点となる町会会館の隣には江戸袋氷川神社があり、この神社に奉納される江戸袋獅子舞は市無形民俗文化財にも登録されています。
私たち取材班も今回は青パト車に同乗させていただいて、パトロールに同行させていただきました。防犯隊の方々は、地域のことを隅々までよく把握されていて、周囲に注意を払い、不審者などいないか確認しながらゆっくりパトロールをされていました。人通りがほとんどないので、子供たちや地域の方も青パトが通ると安心されるのではないかと思いました。
その後、新郷南小学校の児童が下校する校門の前で、子供たちの見守り活動を行いました。青パトの活動に同行させていただくことで、青パトの活動が地域の安全に大変役立っており、地域の方からとても感謝されていることが分かりました。また、地域の結びつきが、地域の安全性を高め、協力して自分たちで守ろうという気持ちにつながっているのではないかと感じました。
平成29年4月から、江戸袋町会内の小学校児童の安全と防犯に寄与し、地域の安全は自分たちで守っていかなかればという思いで防犯活動に力を入れるようになりました。
活動メンバーは町会役員と会員の有志で約14名が参加しています。
日中は、月曜から金曜まで、交替で2名が約1時間、小学生の下校時間に合わせて青パトを行っています。
また、夜間は不定期で19時から20時まで、青パト車でパトロールを行っています。
今後の課題とも重なる部分がありますが、パトロール隊の高齢化と人員が限られていることから、パトロールの仕方も
考えなくてはなりません。その点、青パトによるパトロールは、機動性や守備範囲の広さという点でとても優れているもの
と思います。
パトロールを実施することで、地域の様々な人たちとの交流が生まれ、協力しあうことにより、
地域内の人間関係の風通しがとてもよくなったと思います。
限られた人員で、各々が仕事等を継続しながらという制約もあります。あくまでも「無理をせず、できる範囲内で」ということを踏まえて活動することが長く継続できることにつながるのではないかと考えています。
現在14人で活動を行っていますが、高齢化が進みつつあります。今後の活動を担う人たちをいかにして確保していくかということが今後の課題であると考えています。ぜひ、新たな人たちに防犯隊に加わってもらいたいです。
本日は、ご協力頂きましてありがとうございました。
今回は、戸田市の南原町会を取材させていただきました。 こちらの地域は、JR埼京線戸田公園駅から徒歩で10分程のところにあります。 近くには、戸田ボートコースがあり、取材にお伺いした際にもボートコースで練習に励む学生さんたちと思われる方々の練習風景を見ることができました。
今回取材させていただいた南原町会は、平成15年4月に防犯パトロール隊を結成され、以来今日に至るまで様々な防犯活動を行ってこられました。平成21年10月には内閣総理大臣賞を受賞されるなど、その活動は高く評価されています。
今回は、その高く評価されているパトロール活動についてお話を伺うことができました。
平成15年4月に、蕨警察署から要請があったことがきっかけです。
町会メンバーが33人で、地元企業からの参加者が18人の計51人で構成されています。
コロナ前は、1か月間に22日~29日間活動し、参加者数は63人でした。
現在は、1か月間に12日間活動し、参加者は51人です。パトロールの時間帯は、三区分に分け町会内で行っています。
パトロール中には、拡声器で常に音を出すことによって防犯効果をより高めるようにしています。パトロール中は、不審物の発見や確認および老人の徘徊、可燃物が放置されていないかといった点にも注意を向けるようにしています。
また、学校の下校時の見守りや声掛け、あいさつなども積極的に行うようにしています。
犯罪の激減に寄与することができたこと、パトロール時の通行人の方々とのあいさつ、登下校時のこどもたちとの対話等、地域内での情報交換の機会が増えたことがあげられます。また、パトロールをすることで体を動かしますから、健康管理上も有益だと考えています。
秘訣というものは特にありませんが、パトロール後に反省会を行ったり、年に1回は必ず警察から防犯講話を聴いたりしています。また、パトロール記録を作成し、連絡事項や感想等を防犯パトロールの参加メンバー間で常に情報共有できるようにしています。
他にも南原町会防犯パトロール隊では広報紙を作成し、回覧板などで住民の皆さまに活動を報告しています。広報紙は毎年発行し、現在、第18号まで発行しています。住民の皆さまに活動を知ってもらうことで、パトロールの際に挨拶を交わしたり声を掛けてもらったり、そういった住民との交流が町全体の防犯に繋がると思います。
今後は、これからの防犯パトロールを担っていただく方々の育成や指導が大切だと思います。そのためにも、今後は、サラリーマンの定年後の方々などにご協力いただくのもよいかと思います。それから防犯活動を行っていくうえで、自分たちの地域をもっとよく知ることが大事なのではないかと思います。
今回は、防犯パトロール活動をされている蕨市の中央3丁目旭町町会の皆さんを紹介します。
この地域は、蕨駅西口から徒歩約5分程のところに位置しています。駅前から続く大通りには賑やかな商店街があり、大通りから少し中に入るとマンションや戸建てが入り交ざった静かな住宅街です。
今回参加させていただいたパトロール活動は、町会会館を出て二手に分かれて行いました。町会の皆さんは、黄色いジャンバーを着て赤い誘導棒を持ち、5、6人ずつに分かれ、商店街通りや通学路などをとてもゆっくりと歩いて和気あいあいとパトロール活動をされていました。
子どもから声をかけられたり、道行く人たちからあいさつをされたり、地域に密着した存在であることが強く感じられ、地域住民の方々にとって、欠かせぬ存在になっていると思いました。
町会内の犯罪防止のため、蕨市からの呼びかけもあり、町会の役員の有志で平成16年1月から活動を始めました。
町会役員の有志で約25名のうち十数名が交替で活動しています。年齢は60歳以上の方々がほとんどです。
月に2回、第1、第3水曜日にパトロールを実施しています。
冬期は午後5時00分頃から午後6時00分頃まで、夏期は午後4時00分から午後5時00分まで町会内の周囲を二つのルートでパトロールしています。人数は、8人から10人で実施しています。
防犯パトロールを通じて、地域の方や隣接する他の町会の防犯パトロール隊との挨拶や声かけなどを互いに行うことで、張り合いにもなっています。10年間犯罪や事件等は特になく、パトロール中に世間話などを通じて地域住民の方々の状況などについて情報共有できる点がよかったと思います。
月に1回の理事会にて、活動状況について報告し、互いに情報共有できるように努めています。
活動メンバーが高齢になっていることから、今後の活動メンバーの確保が課題となっています。パトロールのメンバーに新たな人にぜひ、加入していただきたいと考えています。
具体的には、参加協力者について町内会へ回覧することにより公募したいと思っています。
本日は、ご協力頂きましてありがとうございました。
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