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掲載日:2021年10月20日

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新型感染症専門家会議及び対策本部会議後の知事発言内容(10月20日)(テキスト版)

お疲れ様でございます。私の方からまず少しご報告をさせていただきます。本日、埼玉県新型感染症専門家会議並びに、対策本部会議を開催をさせていただきました。その状況についてご報告をさせていただきます。埼玉県におきましては新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本年の4月20日からまん延防止等重点措置を、そして8月の2日からは緊急事態措置を、さらに10月1日からは、段階的な緩和措置を実施をし、県民、事業者の皆様に対し、長期間にわたり様々な要請を行い、ご協力をいただいてまいりました。その結果、本県の1日当たりの新規陽性者数は、一昨日から14人、昨日が17人、本日が13人と、国が示すステージ判断のための指標においても、ほとんどの指標でステージ2となっております。これは、多くの県民、事業者の皆様が高い危機感を持ちご協力をいただいたこと、そして医療関係者、福祉関係者の皆様の懸命なご努力によるものと、改めて感謝を申し上げたいというふうに思います。本当にありがとうございました。
さて、本日、専門家会議に諮問をさせていただきました結果を本部会議にかけ、10月24日を期限とする段階的緩和措置の後に、県民、事業者の皆様にお願いする事項について決定をさせていただきました。それでは先ほどの本部会議で決定をした概要を説明させていただきます。
まず、県民の皆様へのお願いでございます。10月25日以降は、感染防止対策を社会経済活動と両立していくため、次の3点をお願いしたいと思います。24日で、段階的緩和あるいは感染防止対策の措置が終わるわけではなく、感染防止対策と社会経済活動を両立させるための措置に変わります。3つのお願いをさせていただきます。まずは、3つの密を徹底的に避けるとともに、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗い等の手指衛生といった基本的な感染防止対策を徹底していただきたいと思います。また、帰省や旅行、出張など、都道府県間の移動の際には、感染防止対策を徹底すると同時に、大人数の会食を控えていただきたいと思います。さらに、県内での飲食等につきましては、「彩の国「新しい生活様式」安心宣言+(プラス)」を認証を受けたお店をご利用をいただきたいと思います。先ほどの専門家会合におきましても、専門家の先生方から一気に緩和をし、結果としてリバウンドを早める、このような状況になってはいけない。そこで大きく緩和はするものの、特に基本的な感染防止対策は徹底していただくことが必要不可欠であるという言葉もいただいております。ぜひ県民の皆様には、このルールに従って、新しい豊かな生活を営んでいただけるようご協力をお願いしたいと思います。
次、事業者の皆様へのお願いです。これまでクラスターが発生したような施設や、3つの密が生じかねない施設では徹底的な感染防止対策をお願いいたします。また、職場においては引き続き、テレワーク、時差出勤、あるいは自転車通勤などを奨励していただくなど、可能な限り人との接触機会を低減をしていただきたいと思います。さらに、仕事中よりも数多く感染した疑いが持たれている、いわゆる居場所の切り替わりに注意をしていただきたいと思います。それはつまり、例えば休憩室、更衣室、喫煙室等では気が緩みがちになったり、マスクを外して、近い距離で感染が起こるようなこともこれまでも散見されています。このような場所では、特に感染防止対策を徹底していただきたいと思います。また、人と人との間隔を可能な限り1メートル以上空けるなど、業種別のガイドラインを遵守していただきたいと思います。
飲食店等へのお願いでございます。「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」の認証を取得していない飲食店等については、県民の皆様が安心して、飲食を楽しめるよう、速やかに認証を取得していただきたいと思います。これまでの要請は、飲食店はこう、イベントはこうというお話をさせていただいておりましたが、事業者に関しましてはすべて同じであります。1点だけ違うのは、飲食店についてはこのプラスの認証をとっていただきたいということでございます。
次に、イベント等の開催制限であります。イベント等につきましては、国の基本的対処方針に基づき緊急事態宣言解除後1か月の経過措置として、人数上限等を設定することになっております。それを受け、先ほど申し上げた10月24日までの措置とは別に、本県では10月30日土曜日まで、特措法24条9項に基づき、最大1万人の人数制限を要請するとともに、午後9時までの営業時間の短縮や、酒類提供の終日自粛をお願いをしているところであり、これは予定通り10月30日まで続けることとなります。他方、10月31日以降につきましては、現在、国等が実施している大規模イベント分野における、ワクチン検査パッケージの技術実証の結果等を踏まえ検討をさせていただくこととなります。さて、以上が先ほどまでの本部会議で決定をさせていただいた事項についての報告でございます。
次に、県のワクチン接種センターでの接種についてご報告いたします。県内におけるワクチン接種は、1回目接種の割合が全県民の72.6パーセント、これはつまり接種対象者ベースで言えば、つまり接種できる方々を分母とする場合には、80パーセントを超えました。いよいよ目標としていた数値を上回り、最終段階に入ってきております。さて、県の接種センターでは、当初より開設予定期間を11月末日までとしてまいりました。2回目の接種を11月中に完了するため、また予約にも空きが大分見られるようになっています。そのため、県センターでの1回目の接種については、予定通り10月の末をもって終了をさせていただくことといたしました。県の会場では予約がなくてもこの10月末までの間、当日飛び込みでの接種も可能になり、受け付けをさせていただいているほか、2回目接種のみ、例えば引っ越した、あるいは海外で受けた、こういった2回目接種の方のみの受け付けも行っており、可能な限り柔軟に接種要望に応えられるようにしています。西部会場と北部会場では10月27日まで、南部会場では10月31日までが受付期間となりますので、接種をお忘れないようご注意をいただきたいと思います。なお、3会場で使用しているワクチンは武田/モデルナ社製であります。ファイザー社製のワクチンを希望される方、あるいは県の接種会場は10月末までで1回目の接種は終わりますが、それぞれの市町村で多くの場合は個別接種でございますが、まだ受付も行っていますので、そういった時にはそれぞれお住まいの市町村の方にご相談をいただきたいと思います。これまでの感染状況から考えると、ワクチンには埼玉県においても非常に高い感染予防効果、あるいは重症予防効果が認められています。ぜひ積極的にワクチン接種をご検討いただきたいと思います。また中にはワクチンを様々な理由で接種できない方もおられます。ワクチンを接種することは、ワクチンを接種できない方を守ることにも繋がります。ぜひご検討をお願いいたします。
次に、飲食店等に対する感染防止対策協力金であります。県では、昨年12月4日以降、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、飲食店等に対し営業時間の短縮等をお願いをしてまいりました。そしてこれに協力していただいた場合には、感染防止対策協力金を支給をさせていただいてまいりました。現在では、段階的緩和措置として「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」の認証店と非認証店に分けてでございますが、それぞれ営業時間の短縮等をお願いをし、前年もしくは前々年の売上高に応じて、1日当たり2万5,000円から7万5,000円範囲の中で、大企業などは売上高減少方式によって、最大20万円の協力金を支給をさせていただいてまいりました。この度、段階的な緩和措置を終了することに伴い、10月25日以降は営業時間、あるいは酒類提供、人数制限等の制限がなく、営業ができるようになります。これによって感染防止対策協力金は終了をさせていただくことになります。飲食店事業者の皆様方には、再び感染が拡大しないよう、業種別ガイドラインや「彩の国「新しい生活様式」安心宣言」の使用、遵守の徹底をお願いを申し上げます。また、「彩の国「新しい生活様式」安心宣言+(プラス)」につきましては、認証を取得していないお店についてはぜひ速やかな取得をお願い申し上げます。
続いて、GoToEatの食事券事業の再開であります。同事業につきましては、新型ウイルス感染症の拡大によって、国からの要請に基づき、昨年11月下旬から販売済みの食事券の利用や、あるいは食事券の新規発行を原則控えるようお願いをしてまいりましたが、この度再開をさせていただきたいと思います。再開スケジュールでございますが、すでに販売済みの食事券、これはちなみに1万円の食事券をお買い求めいただくと、1万2,500円分、つまり2,500円分のプレミアムが付くというものでございますが、この利用は25日月曜日から、そして食事券の新規販売については、11月4日木曜日からといたします。また、利用できる飲食店の要件として、新たな認証制度である「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」、この認証を受けたGoToEat加盟店のみとさせていただきます。現時点での利用期限は12月15日とされておりますが、1か月と短い期間であり、国に対して期限の延長を要望をさせていただいております。食事券利用の際には、お店が行う感染防止対策にはぜひご協力をお願いを申し上げます。
続いて、観光振興策、「とくとく埼玉!観光応援キャンペーン」の再開についてでございます。新型コロナウイルス感染症の影響により停止していた観光振興策、「とくとく埼玉!観光応援キャンペーン」事業につきましては、11月の1日より再開をいたします。本事業は、県内に宿泊をする県民へのクーポン券の配布及び県内周遊バスツアーに対する助成を行う本県独自の取り組みでありますが、コロナの影響もあり、国のGoToトラベルの停止に合わせて、昨年末からこの事業を一旦停止しておりました。国のGoToトラベル事業については現時点では再開は未定です。再開は未定ですが、しかしまずは県民の皆様に、埼玉県のすばらしい観光地、あるいは様々な地域を巡っていただき、埼玉の秋を満喫していただきたい。そのことと同時に、一刻も早い観光事業者、関連交通事業者等への支援としたいと考えています。再開する事業は2つであります。1つ目は、観光クーポンの配布であります。県内で宿泊をされた県民の皆様に、土産物屋や飲食店等で使用するクーポンを配布するものであり、1人3,000円分のクーポンを4万5,000人分配布いたします。クーポンは、お泊まりになった宿泊翌日から令和4年1月末日まで利用が可能であり、クーポンを配布する宿泊施設は約140施設。クーポンが使用できる土産物店は、その10倍の1,450店舗ありますので、お泊まりいただいた方は、ぜひもう一度その観光地を訪れて、お使いいただけるとありがたいと思います。2つ目は、観光バスツアーへの助成です。県内発着の場合の県内周遊バスツアーの造成を支援するため、日帰りツアーについては6万円、宿泊付きのツアーの場合に対しては、10万円をバス1台当たり計340台分助成をさせていただきます。このクーポンを配布する旅館やクーポンが使用できる土産物店などの一覧表の詳細は、県公式観光サイト、「ちょこたび埼玉」に掲示いたしますので、ご覧をいただきたいと思います。この事業を行う県民の皆様におかれましては、新しい旅のエチケットなどガイドライン則った感染対策を行っていただくようお願いを申し上げます。これを今後、埼玉県といたしましては、この新規陽性者数が下がっている限りにおいて、しっかりと感染防止対策を行いながら、県の経済、観光、社会、こういったものをしっかりと振興していきたいと考えておりますが、ぜひ改めて県民の皆様、事業者の皆様には、いつリバウンドをするかもわからない状況であります。感染防止対策へのご協力をぜひお願いを申し上げます。私からの、ご説明は以上でございます。

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