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掲載日:2021年3月15日

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感染動向等に関する知事発言内容(3月15日)(テキスト版)

   緊急事態宣言が2週間延長になりましたが、半分が経過をいたしました。この、残り1週間と迫ってきているところから、感染動向について御報告をさせていただきたいと思っています。(パネル1枚目を指して)これはですね、陽性者の数と人の流れを、大宮駅を例にしてグラフにさせていただいたものであります。このギザギザなのは毎日ですが、点線が平均でありますので、これで見ていただくと大体の流れがわかると思うのですけれども、緊急事態宣言が出された当初は、ガクンと人出が減りました。ところがその後、ほぼ減らずに、特に昼間の人の流れについては、4月の時点と比較をすると大きく増加をしている状況であります。そして、徐々にではありますけれども、人出についても、この今回の緊急事態宣言、1月からずっとみても徐々に人が出てきているというのが今の現状であり、この緑の棒グラフが新規の陽性者数になりますけれども、これについても、同じようにそんなに減ってきていない。大きく減っているんですけどね、最近では減ってきていないっていうことになります。
   次のパネルになりますけれども、本当に多くの県民の皆様には、多大な御協力をいただいております。ただ、そうは言ってもですね、人出が増加していることに伴ってか、新規の陽性者数は、これまで下げ止まりと申し上げておりましたけれども、下げ止まりどころか、リバウンドの兆候を示しています。再度増加する兆候を示しています。このパネル(パネル2枚目)は、この陽性者数と、それから入院患者数についてお示しををしているものであります。このうち、入院患者数につきましては、2月の第1週ぐらいをピークとして、徐々に、緩やかに減少をしてきており、昨日付けで、569人となっています。さらに本日付で、分母の方になりますけれども、病床がまた新たに4床増えることになりました。しかしながら、今後ワクチン接種によって、医療機関の負担が増加することを考えれば、とにかく可能な限り入院者数を減少させていく、この必要性があります。その一方で、この青い方が陽性者数ですけれども、人口10万人当たりの陽性者数については、2月14日からはステージ3の指標である15人を下回る数値になってはいるものの、先ほどリバウンドという言い方をしましたけれども、陽性者数は11.5人、再び上昇の傾向を見せています。
   次のパネルになります。ここで改めて、県民の皆様へのお願いでございます。残り1週間の再延長の期間となりましたが、不要不急の外出につきましては先ほど、昼間の人の流れが減っていないという話をいたしましたが、夜間だけではなく、昼間についても不要不急の外出については、自粛をお願い申し上げます。また、感染対策の基本については、これは変異株対策にとっても有効でありますので、マスク、手洗い、アルコール消毒、換気、3密の回避、これについては引き続き、改めてお願いですけれども、徹底をしていただきたいと思います。次に、今年、卒業を迎えられる方には大変心苦しい、県内でも昨日、週末等にも、卒業式がございましたけれども、卒業旅行につきましては、重症化しやすい高齢者や基礎疾患のある方を思っていただき、自粛をお願いいたします。また、謝恩会や歓送迎会等、感謝を伝えるお別れの機会でもあり、大切な行事であることは分かりますが、お礼の気持ちは、手紙等を送ることでもできます。感染させない心遣い、会わないのも愛情でありますので、会食等は控えていただきたいと思っています。また、本格的な春を迎えると、桜も開花いたします。お花見の時期となりますけれども、花見宴会での感染拡大を大変心配しております。今年は静かに美しい花を愛でていただく、飲食は控えていただくことをお願いさせていただきます。県内の桜の名所はいくつもありますけれども、大宮公園などでは、桜が多い園内の道を一方通行とさせていただくなどの通行規制を行います。皆様には、歩きながら桜を愛でていただきたいと思います。つまり、原則、飲食はできないということになります。また、飲食の際には、昼夜を問わず「マスク飲食」、「黙食」、「個食」、「静美食」、「ランチの時もマスク」をお願いしておりますけれども、(引き続き)お願いをしたいと思います。また、カラオケ店での感染も、頻繁に見られるようになっています。特に重症化リスクが高い高齢者が利用されることが多い、いわゆる「昼カラ」が感染経路になっており、懸念を有しております。新年度予算では、二酸化炭素の検出装置への補助も盛り込んでおりますけれども、換気や社会的距離に特に御注意をいただきたい。また、フェースガードではなく、マスクを着用していただきたいと思います。お一人お一人が「うつさない本気」をお見せいただき、一刻も早く経済活動、社会活動を再開し、普通に御家族や友人が会える日を一刻も早く取り戻すために、県民、事業者の皆様に、もうひと踏ん張りの御協力をお願いいたします。
   最後に、埼玉県の感染防止対策協力金であります。命を守るための営業自粛の短縮のお願いに対し、多くの飲食事業者の皆様に御協力をいただいております。心から感謝を申し上げたいと思います。感染防止対策協力金第1期、要請期間は12月4日から17日、昨年の12月4日から17日のものにつきましては、2月1日が申請の期限でありますけれども、提出書類の不備がある場合には、補正の依頼を連絡し、適正な書類の提出を求めてきました。申請期限から1か月経ったところで、まだ不備がある方もおられます。それにつきましては、本日3月15日を書類提出の最終期限とする旨の通知を、先月末に簡易書留で送らせていただきました。今月末までに提出書類の最終審査を行い、支給、不支給を決定し、第1期の審査事務は終了とさせていただきます。第2期の12月18日から27日につきましては、2月12日が申請期限でありますが、それから1か月経った3月12日に、同様に簡易書留で書類の不備がある方については、再度の提出をお願いをさせていただきました。また、明日から電話もさせていただきます。こういった第2期の不備解消依頼文書を、もし受け取られた方がおられれば、3月29日までに書類の提出等を行っていただきたいと思います。感染防止に御協力をいただいた方が、書類の提出が間に合わないことによってお支払いが出来ないといったことがないように、お願いを改めて申し上げたいと思います。私の方からは以上です。

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