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掲載日:2021年12月24日

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定例記者会見の知事発言内容(12月24日)(テキスト版)※抜粋

皆様お疲れ様でございます。本日は私の方から何点かご説明をさせていただきます。まず、これいつものことですけれども、警戒区域アラート、昨日と変わっておりませんが、上尾、さいたま、川口の3つの市におきまして注意報が出ております。これらの地域におきましては、感染防止対策の徹底をぜひよろしくお願いを申し上げます。

次のパネルになります。飲食店における「ワクチン・検査パッケージ制度」の登録についてご報告をさせていただきたいと思います。感染が拡大をし、再度営業時間の短縮等、飲食店等に要請をすることも考えられます。そういった場合に、来店されるお客様のワクチン接種歴、あるいは陰性の結果、検査結果を確認することによって、要請内容の中でも、人数制限、あるいはカラオケ設備の提供制限等が緩和をされるというものが、このワクチン・検査パッケージ制度であります。このワクチン・検査パッケージの適用を受けることを希望するお店については、あらかじめ県に登録をする必要があります。対象となる事業者は、「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」の飲食店であること、そして、もしくは飲食店の許可を受けていない飲食店ではないカラオケ店についてでございます。登録申請ですけれども、埼玉県電子申請・届出サービスの「ワクチン・検査パッケージ登録電子申請入口」から申請をいただきたいと思います。ただこれが原則ではありますけれども、インターネット等から電子申請システムの利用ができない、困難だという方につきましては、郵便、郵送でも受け付けをいたします。登録店には、このステッカーを交付をし、掲示をいただくということになっております。詳しくは県のホームページでご確認をいただきたいと思います。この登録のメリットですけれども、ワクチン・検査パッケージ制度に登録をいただいたお店については、まん延防止等重点措置の人数制限等において、例えば同一グループの同一テーブルで5人以上の方々の会食ができるようになる。あるいは緊急事態宣言の措置の下では、収容率の上限50パーセントの範囲内でカラオケ設備の提供が可能となるなどのいわゆる規制の緩和というかですね、があります。そして、宴会の場やカラオケ設備を提供する事業者の方々には、メリットは大きいと考えます。12月22日から登録申請の受け付けを開始をしておりますので、ぜひご登録をお願いいたします。

次のパネルになりますけれども、埼玉県南部ワクチン接種センターにおける追加接種の開始について、ご案内をさせていただきます。新型コロナウイルスワクチンの追加接種、いわゆる3回目のブースター接種につきましては、2回目の接種完了から原則8か月以上、間隔が空いた方、経過をした方を対象としておりましたが、12月17日に国はこの接種間隔の前倒しを決定をいたしました。具体的には、医療従事者や高齢者施設の入所者及び従業員の皆様等については、接種間隔が原則の8か月ではなくて、6か月になります。それ以外の多くの高齢者の方々になりますけども、高齢者施設に入所していない

その他の高齢者等については、令和4年2月から接種間隔を8か月以上ではなく、7か月以上に前倒しをされることになります。多くの高齢者の皆様が、令和3年7月までに2回目の接種を完了しておりましたので、県としてはその7か月後にあたる令和4年の2月から、埼玉県南部ワクチン接種センターにおいて追加接種を開始することといたしました。追加接種の開始予定日は、先ほど申し上げた令和4年2月の1日から、接種場所については、埼玉県南部ワクチン接種センターとして活用している埼玉県浦和地方合同庁舎、浦和合同庁舎になります。武田/モデルナ社製のワクチンを使用し、1日最大1,000人程度の接種を想定をさせていただいておりますが、具体的な予約の受け付けや、受け付けの開始時期につきましては、後刻発表をさせていただきたいと思います。

次に、年末年始についてのお願いをさせていただきます。昨日も1都3県で呼びかけを行いましたが、年末年始には、ご親族や親しい友人たちと旧交を温めたり、お酒を酌み交わしたい、このようにお考えの方も多いことと思います。他方新しい変異株、オミクロン株のまん延の懸念もあることから、そこからはやはり大切な人を守らなければなりません。3つの密の回避など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いを申し上げます。具体的には、初詣等に行かれる際にはできる限り混雑を避けて分散して参拝するように、例えば1月1日ではなく、1月いっぱい、参拝できるそうでございますので初詣は、そういった意味で分散してください。また少しでも体調がすぐれないと感じられた時には、たとえそれが楽しみであったイベントだとしても、ぜひ外出を見送るようにお願いいたします。さらに、親族や親しいご友人と久しぶりに会い、会話がはずむこともあろうかと思いますが、会話の際はできるだけ大声を控えるとともに、必ずマスクを着用するようお願いをいたします。また利用する施設にもお気づかいいただき、忘年会や新年会を行う際には「彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+(プラス)」等を利用して、遵守している施設のお店を使ってください。度重なるお願いにはなりますけれども、ご自身だけではなく、大切な人を守るため、3つの密の回避など、基本的な感染防止対策の徹底を改めてお願いをいたします。

次に、年末年始における発熱時の電話相談窓口でございますけれども、12月29日から1月3日の期間ですが、年末年始の期間においては、発熱患者等の外来診察や診療を行う診療・検査医療機関、これを含む多くの医療機関がお休みになります。そこで県では、一昨日から年末年始期間中の診療日や診療時間などの情報を検索できる診療・検査医療機関の検索システムを県ホームページに公開をいたしました。発熱等の症状がある場合にはまずはこの診療・検査医療機関検索システムで最寄りの診療・検査医療機関を探していただき、受診をしていただきたいと思います。なお、受診できる診療・検査医療機関が見つからなかった場合、インターネットが使えない場合などは、「埼玉県受診・相談センター」もしくは「新型コロナウイルス感染症県民サポートセンター」にお問い合わせをいただければ、実施可能なところをご案内させていただきたいと思います。これらの相談窓口は、年末年始も休まずに稼働していますので、安心していただければと思います。まず昨日から、県内で始まっている「ワクチン・検査パッケージ」の無症状の方への無料検査については、この診療・検査医療機関では扱っていません。無料検査は、薬局やドラッグストア等で行っているので、お間違いのないようご注意いただきたいと思います。

次に、発熱時以外の電話相談窓口です。急な病気・けがなどのご相談は、埼玉県救急電話相談、このダイヤルで24時間対応をさせていただきます。また、外国人の方からのコロナに関するご相談や虐待の通報等については、これらの電話番号において24時間でやはり受け付けております。その他にも、困窮などの生活にお困りの方のご相談や、県内の中小企業の皆様への支援に関するご相談、自殺予防に関する心のご相談、精神医療のご相談にも、電話で対応をさせていただきたいと思います。その他にも、これらの年末年始の相談窓口開いておりますので、ぜひ本日から県ホームページのトップの注目情報からもワンクリックでご覧をいただけることになっていますので、活用を願いたいと思います。

最後に、今年最後の定例会見ということで、今年1年間を振り返り、「10大ニュース」と「今年の漢字」を発表させていただきたいと思います。まず、2021年埼玉県10大ニュースを発表をさせていただきますので、ドラムロールをお聞きください。ありません。すいません。10位から5位までをご覧いただきます。10位は、「初代埼玉バーチャル観光大使に「春日部つくし」さんが就任!」であります。9位でありますけれども、「全国初のエスカレーター条例の施行」であります。8位、全国初、これも全国初になりましたが、「ケアラー月間の創設」であります。7位、「県内で高病原性鳥インフルエンザ発生」であります。県内で発生した鳥インフルエンザについては、養鶏事業者や家禽類を育成する関係者の皆様のご協力のもと、速やかな防護措置を展開することができました。しかしながら、この渡り鳥がいる冬期の期間は、鳥インフルエンザが流行する期間と言われています。まだ、鳥インフルエンザの脅威が終わったわけではないので、県では年をまたいで警戒体制を継続をする予定であります。そして第6位。スポーツでは、埼玉ゆかりの話題が盛りだくさんであります。今年は埼玉県のスポーツ分野、大変盛り上がりました。埼玉パナソニックワイルドナイツの熊谷への本拠地移転や、浦和レッズの8度目の天皇杯優勝、そして、今年開幕した女子プロサッカーリーグWEリーグに埼玉県のチームが3チームも参入したほか、埼玉出身力士の大栄翔関の優勝など、埼玉県にこのような時ではありますが大変明るいニュースをお届けをいただきました。

そして5位、「SDGs未来都市に埼玉県が選定される!」であります。今年は、「SDGs未来都市」に埼玉県が選定をされました。埼玉版SDGsを推進するためのツールとして「SDGsを学んで、感じて、ポイントゲット」をコンセプトとしたアプリ「S3(エスキューブ)」をリリースをいたしました。ぜひ皆様には、アプリをご活用いただき、ともに埼玉版SDGsを推進していただきたいと思います。次いで4位から2位の発表であります。

第4位、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催」であります。今年の夏に開催をされた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、史上初となった大会の延期、さらには無観客での開催と厳しい状況の中、この埼玉の地でも、バスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃の4種目が行われ、世界トップレベルの選手が熱戦を繰り広げました。その中でも、数多くの埼玉ゆかりの選手が大活躍をし、埼玉県民に感動とともに夢と希望を与えてくれました。本大会の開催にあたり、多くの都市ボランティアやホストファミリーの皆様がワンチームとなり、本大会を盛り上げていただきました。改めて皆様のご協力に感謝を申し上げるとともに、今後、レガシー、共生社会、埼玉県としても、しっかりと推進して参りたいと思います。

3位は、「渋沢栄一が主人公の大河ドラマ『青天を衝け』放映!」であります。2月から渋沢栄一翁の半生を描いた、NHK大河ドラマ「青天を衝け」が放映され、地元、出身地が、大いに盛り上がった1年となりました。渋沢栄一アンドロイドから、講義を受けられる渋沢栄一記念館に加え、新たな観光スポットとして大河ドラマ館が完成したほか、2024年に刷新をされる予定になっている新1万円札の肖像にも選ばれております。また本県には渋沢翁に加え、塙保己一、荻野吟子の埼玉三偉人のほか、偉大な功績を残した偉人も多数存在します。ぜひ皆様には、埼玉県内各地の偉人ゆかりの地にも訪れていただき、埼玉の魅力を感じていただきたいと思います。

そして2位、「みんなでお祝い!埼玉県誕生150周年」であります。今年11月14日、県民の日で埼玉県は誕生して150歳を迎えました。県では、この大きな節目の年に、「埼玉」に関わる一人一人が埼玉県を知り、見つめ直し、その魅力を未来へとつないでいくため、「知る」「祝う」「伝える」の3つのコンセプトのもと、「埼玉150年プロジェクト」を展開をいたしました。埼玉150周年記念式典や、イベントの開催などのほか、企業・団体との連携により、記念商品やコラボ企画などが誕生し、埼玉150周年を鮮やかに彩っていただきました。これまでの150年という長い歴史を紡いでいただいた、すべての先人に改めて感謝と敬意を表するとともに、この埼玉150周年を契機に、すべての県民や事業者の方々と心を一つにして、笑顔と希望に溢れ、県民だれもが生き生きと暮らしていける、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現に取り組んで参ります。

最後に1位の発表です。「~新型コロナウイルス感染症への対応~感染予防対策に協力いただいた県民、事業者、医療従事者の皆様へ感謝!」であります。新型コロナウイルス対策では、ワクチン接種センターの開設や抗体カクテル療法の開始、国内最大規模でのワクチン・検査パッケージ実証実験など、県として戦略と戦術を定め、様々な施策を講じ、その中には、日本でも初めてのものも多く含まれていました。この9月には、緊急事態宣言が解除されることとなりましたが、この長きにわたる不要不急の外出自粛や営業自粛要請など、皆様には大変なご不便をかけましたが、ご理解ご協力をいただき、さらには、医療関係者を初めとするエッセンシャルワーカーの皆さんの、命がけの奮闘に対し、深く敬意を表するとともに、心から感謝を申し上げたいと思います。今後の感染再拡大に備え、引き続き強い危機感と緊張感を持ちながら、ポストコロナを見据え、感染症と共存できるウィズコロナの強い埼玉経済を構築してまいります。このように、今年は感謝、感謝の年でした。

最後に「今年の漢字」ですが「感(かん)」を選ばせていただきました。東京2020オリンピック競技大会では、埼玉ゆかりの選手をはじめ、大会に携わるボランティアの皆様の活動状況などがメディアを賑わせ、多くの県民に興奮と感動を与えていただきました。埼玉150周年を迎えた今年は、これまでの埼玉県の発展にご尽力いただいたすべての先人たちに思いを馳せ、感謝した1年でありました。また、今年は猛威を振るう新型コロナウイルス感染症に対して、様々な施策を講じた1年でもありました。新型コロナウイルス感染症対応の第一線で奮闘・活躍をされていた、医療従事者、介護従事者の方々へ、県民の皆様から、感謝の気持ちを伝えたメッセージも数多くいただきました。新型コロナウイルス感染症が蔓延する厳しい状況下だからこそ、人と人とが助け合い、感動を共有し、感謝することができた、そんな1年であったと、万感を込めて選ばせていただきました。今年は「感(かん)」という文字でございました。

さて、改めてでございますが、私からも、この「感(かん)」の文字、感謝の気持ちを込めて、1年を締めくくりたいと思います。皆さん、今年1年、ありがとうございました。私からは以上であります。

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