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掲載日:2025年11月14日
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PFASのうち、PFOS及びPFOAについては、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系等との関連が報告されています。しかし、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについては十分な知見はなく、現在も様々な知見に基づく基準値等の検討が進められています。また、国内において、PFOS、PFOA の摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は確認されておりません。
A.水道水に係るPFOS及びPFOAの暫定目標値*を超えないよう、水道事業者等が取組を行っています。
県営浄水場では、県内水道事業者に水道水を供給していますが、暫定目標値を大幅に下回っています。
また、県内水道事業者が行った給水栓における調査でも、全ての結果が暫定目標値を下回っていることを確認してます。
* PFOS及びPFOAを合算して50ng/L。(毎日2Lを一生飲み続けても、健康への悪影響が生じないと考えられるレベル)
A.目標値を超えていた地域の健康調査では、他の地域との明らかな傾向の違いは出ていません。
また、飲料水による個人の健康被害は国内で確認されていません。
出典:同上
A.体外へ排泄されて徐々に減ります。
体に入った量が半分に減るまでの期間はPFOSでは平均5.7年、PFOAでは平均3.2年と報告されています。
出典:同上
A.PFASは、呼吸や皮膚接触よりも食事による摂取が主な経路と考えられています。
A.現時点で得ることのできた科学的知見から、生殖・発生毒性(胎児への影響)の情報をもとに、食品安全委員会においてPFOS及びPFOAの「耐容一日摂取量(Tolerable Daily Intake:TDI)」(この値未満であれば、ヒトが一生涯にわたって毎日摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される量)を算出したところ、それぞれ 20 ng/kg 体重/日とされました。
A.PFOS及びPFOAについては、WHOの国際がん研究機関(IARC)において、発がん性分類が公表されています。食品安全委員会では、IARCが参照した文献も含めて検討した結果、「発がん性に関する知見から指標値を算出するには情報が不十分である」と評価されました。具体的には、疫学研究では、PFOAとがんとの関連については結果に一貫性がなく、PFOSについては証拠は不十分でした。
また、動物試験では一部の臓器に腫瘍の形成が観察されたものの、ラットなどに特有のメカニズムによる可能性があるなどの理由から、ヒトに当てはめられるかどうかは判断できませんでした。
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