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掲載日:2025年1月31日

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令和6年度彩の国埼玉環境大賞受賞者の決定

「彩の国埼玉環境大賞」は、環境保全に関する意識の醸成及び行動の促進を図るため、個人、各種団体及び営利法人等における他の模範となる優れた取組等を表彰し、その功績をたたえるものです。
このたび、彩の国埼玉環境大賞審査会の審査を経て、令和6年度の受賞者18組(大賞2組、優秀賞11組、奨励賞5組)を決定しました。

 

 大賞【2組】

特定非営利活動法人地域人ネットワーク

主な活動地:さいたま市
代表者:代表理事 白瀧 康次

ナタネ栽培を中心に資源循環を学ぶ農業体験学習活動地域人
見沼たんぼの不耕作地でナタネや野菜を栽培。生態系に影響を与えない自然循環型農業を実践するとともに、農業と緑地保全の大切さを理解してもらうために「菜の花農業体験教室」を開催し、ナタネの収穫・油しぼり実験等を通じて資源循環を体験学習する活動も展開。また採取した野菜の一部は、地域の学校や子ども食堂などに提供。
活動開始から19年間で152回の体験会を開催、参加市民は延べ7,470名を数える。
 

株式会社ティービーエム

主な活動地:所沢市を拠点とした首都圏全域
代表者:代表取締役社長 佐原 邦宏TBM

脱炭素に向けた未利用食品廃棄物の最大資源化事業
未利用食品廃棄物を脱炭素資源として最大限有効活用するための技術、サービスを独自開発し、知財化と国内外でのGX事業を展開。
浮上油脂の「バイオ燃料化・原料化」、CO₂削減効果の可視化も含めたERPシステムを開発し、首都圏600店舗以上で独自の脱炭素サービスを提供。
未利用な「食品ロス」、「残渣汚泥」の脱炭素資源化に向け、県産業技術総合センター及び国立環境研究所と連携して「AIメタン資源化マッチングシステム」の開発にも取り組む。
 

優秀賞【11組】

川島町立つばさ北小学校

主な活動地:川島町
代表者:校長 大河原 早菜江

郷土の自然環境「荒川太郎右衛門地区自然再生地」における草花プロジェクトつばさ北
荒川流域にある自然再生地での在来種の保全活動、外来種の除去作業などの自然保護活動を展開。植物原料を55%活用したエコタンブラーである「森のタンブラー」を活用し、海洋プラスチックゴミ問題や環境保全活動を学ぶとともに、そのタンブラーに在来種の種をまき、発芽したものを地植えし、育成することで在来種の保全活動を実施。
また、関係団体からゲストティーチャーを招き、自然再生地における昆虫採集、外来種の駆除などの体験学習も実施。

埼玉県立特別支援学校羽生ふじ高等学園

主な活動地:羽生市
代表者:校長 島田 泉

eco農業で未来を創る環境と地域に優しい取組羽生ふじ
特別支援学校の授業の一環として、公園の落ち葉を利用した腐葉土づくり、パン製造実習や調理実習などで出るゴミの堆肥化等を実施。
規格外野菜を活用した商品化では、トマトジュースのラベルのデザインやラッピングを生徒が考案し、文化祭等で販売。
羽生駅や市役所、福祉施設の花壇整備、通学路の清掃活動、幼稚園・学校等の花壇や野菜栽培の支援活動、運動公園へのプランター提供など年間を通じて計画的に実施。

チームアライグマ高校生合同研究グループ

主な活動地:埼玉県全域
代表者:埼玉県立川越女子高等学校 教諭 松田 麗アライグマ

外来生物問題・生物多様性・生態系保全に主体的に取り組み発信する高校生のグループ
外来生物問題の解決、希少種の保護、生物多様性・生態系保全を目指し、現在11校の県立高校の生物系部活動の生徒が合同研究グループを結成し、クビアカツヤカミキリの調査などを行っている。
県や地域の機関や団体、専門家との連携を図りながら合同調査・合同研修会、合同ミーティング、小・中学生向けの外来種問題の啓発活動を実施するほか、年1回の高校生によるシンポジウムを生徒が企画・運営し開催。

特定非営利活動法人はとやま環境フォーラム

主な活動地:鳩山町
代表者:代表理事  愛場 謙嗣

「熊井の森」トラスト活動
はとやまクラウドファンディング等での寄付や、「ナショナル・トラスト活動助成」を活用して山林取得資金を集め、自然財産として重要な森の一部を取得。
取得したトラスト地等からなる「熊井の森」をフィールドとして、里山保全活動を行い、地元と連携しながら里山の恵みを実感できる味覚体験イベントや周辺の休耕地の草刈りなども継続実施。
リーフレットやプロモーション動画の作成等を通じて、地域の自然を紹介するなど普及啓発にも貢献。

利根川の魅力を育む会

主な活動地:羽生市、久喜市
代表者:会長 小宮 豊隆

地域資源「利根川」を活用した体験型・環境まちづくり活動利根川の魅力を育む
利根川の自然環境や、歴史・文化の地域資源を活かした体験型環境学習や利根川フォトコンテスト、テントサウナ体験会などを開催するとともに、利根川観光活用ワークショップを企画・開催し、地域の自治体、企業等と利根川の観光活用策について検討。
学会等を通じて河川体験活動における取組を全国に情報発信するなど、地域活性化や地域に根差した人材づくり、河川体験活動の普及啓発を目的とした「環境まちづくり活動」を展開。

 

エム・ゼットグループ

主な活動地:越谷市、上尾市を拠点とした首都圏全域
代表者:代表取締役  溝原  章

MZフロン(HFC類)のサーキュラーエコノミー実現

フロンのサーキュラーエコノミー実現に向けて、「再生率向上」と「再生処理への転換」を推進。一般的に回収したフロンの再生率は30%程度とされているなか、エム・ゼットグループが回収したフロンは90%以上の再生率を達成。
機器所有者や設備業者に対し、再生処理のプロセスや環境への利点を提供し、再生処理への転換を図るなど、普及活動に取り組む。
省エネ性能に優れた再生装置を導入し再生を行うことで、更なる地球温暖化抑制にも貢献。

 株式会社エルテクノ

主な活動地:上里町
代表者:代表取締役 内田 保雄エルテクノ

地域野菜の廃棄ロス削減による環境保全
独自技術のソフトスチーム加工(低温加工)という特殊な手法で野菜・肉・魚を調理加工した製品の製造販売事業を展開。
50℃から90℃のスチームミストを1℃単位で調整しながら浸透させるソフトスチーム加工により、通常は廃棄される規格外の食品から甘味や旨味を引き出し、美味しい食材に転換。ソフトスチーム加工された製品は、賞味期限が長期化(野菜で冷蔵3か月、冷凍1年間)されることで、食品ロス削減にも寄与。

株式会社太閤染革

主な活動地:草加市
代表者:代表取締役 大橋  マブ

廃棄されていたダチョウ皮を純国産オーストリッチレザーへ!~生物・自然環境保全のために~太閤染革
県内のオーストリッチファームから廃棄されるダチョウの皮を買い取り、環境に配慮した製革方法でなめし、メーカーやブランドに販売。
ダチョウの皮を有効活用することで廃棄物の削減だけでなく、皮の焼却処理により発生する温室効果ガスも削減。
埼玉皮革関連事業協同組合・草加市地場産業振興協議会に加盟し、草加レザーの普及啓発活動にも積極的に取り組む。

株式会社デリモ

主な活動地:草加市
代表者:代表取締役社長 栗田 美和子デリモ

地域、環境にやさしい、埼玉県産小麦を使った「おいしい埼玉」を発信
惣菜事業で使用する小麦を外国産から埼玉県産の「あやひかり」に切り替えることで、地産地消に取り組み、物流におけるCO₂を削減。
埼玉フードパントリーネットワークへの食材寄付、子ども食堂へのお弁当提供、工場周辺の美化活動を継続的に実施。
近隣小学校の環境学習への出前授業や、環境SDGs事例発表会における活動報告など、環境活動の普及啓発を積極的に実施。社内でエコライフ委員会を組織することで、環境・社会貢献に持続的に取り組む。

西田農園

主な活動地:熊谷市西田農園
代表者:代表 西田 博泰

環境に配慮した循環型の農業を実践
平成21年からエコファーマーに認定され、環境保全型農業を展開。水稲の一部が特別栽培農産物として認証され、化学肥料不使用・化学合成農薬不使用の「お米」を生産販売。
また、温室効果ガスの一つである「メタンガス」を低減させる栽培方法に独自に取り組み、環境に優しい農業を実践。
農林水産省の「温室効果ガス削減見える化実証事業」において、削減率が最も高い星3つに算定される。

やまね酒造株式会社

主な活動地:飯能市
代表者:代表取締役 若林 福成やまね酒造

酒蔵だけど酒蔵じゃない!令和元年創業やまね酒造のニホンヤマネと環境保全活動への挑戦
飯能産の西川材を使用した木桶を用いた伝統的酒造りで、酒類の製造・販売を展開。その売上で、飯能市内に生息している二ホンヤマネの調査・研究・保全活動を実施。
酒造り体験や飯能市内に生息する動植物の観察を行うエコツアーを通じて、環境教育、地域・観光振興に寄与。
酒造りと自然や生物多様性を守る環境保全活動の取組の繋がりについて発信することで、環境保全の重要性の普及啓発を実施。

奨励賞【5組】

学校法人シモゾノ学園大宮国際動物専門学校  国際海洋・飼育学科

主な活動地:さいたま市 、熊谷市
代表者:校長 下薗 僚章

ムサシトミヨの保護と繁殖活動シモゾノ学園
埼玉県の魚で県内希少野生動物種に指定されているムサシトミヨについて「ムサシトミヨをまもる会」と連携し、生息地での環境整備等の保護活動を展開。
学内では譲り受けたムサシトミヨを飼育・展示し、来校者を対象とした普及・啓蒙活動や近隣の小学校・保育園を対象とした見学会を開催。
また、学内水槽での繁殖を試み、教育施設としては全国で初となる累代での繁殖に成功。

 

埼玉県立川口工業高等学校  掃除部

主な活動地:川口市
代表者:掃除部部長 阿部 一生

海なし県でもできるSDGs川口工業高等学校
「海がない埼玉県」でもできる取組として「陸のゴミが川へ」、「川のゴミが海へ」向かうことを防ぐため、街中のゴミを減らす運動を実施。
活動に当たり、高等学校の部活としては他に類を見ない「掃除部」を設立。「スポGOMI甲子園」では、埼玉県大会は5回すべて優勝し、全国大会では2回優勝、1回準優勝を果たす。
また、小・中学生が楽しめるように改良した大会を定期的に開催し、小・中学生が環境問題について共に学び、考える機会を提供。

駿河台大学スポーツ科学部  平井ゼミナール

主な活動地:飯能市
代表者:教授 平井 純子駿河台大学

アウトドア・スポーツ・ツーリズムで環境学習&自然体験活動
学生たちが主体となり、飯能の里山資源を活用した「体験」「健康」を提供するアウトドア・スポーツ・ツーリズムを盛り上げる活動を展開。
名栗地区に借りた古民家を修復し有効活用するために、飯能のエコツーリズムの一環として子ども向けの環境学習・自然体験活動を開催。
地域のまちづくり組織や入間漁業協同組合のイベント活動や小学校の授業などへの積極的な協力など、多岐にわたり環境保全に資する活動も実施。
 

株式会社エイチワン

主な活動地:さいたま市
代表者:代表取締役社長執行役員 真弓 世紀

森づくり活動から繋がる環境学習機会の提供と社会貢献活動エイチワン
森林保全活動として国内拠点の所在地5か所で森づくり活動を展開。
森づくり活動から生じる木材(間伐材)を有効活用するため、埼玉県内の障がい者就労支援団体の協力のもと、「積み木」へ加工。「積み木」は、埼玉県、さいたま市を通じて県内各所に寄贈。
その他にも間伐材を活用して環境の出前授業やワークショップを開催し、子供たちに木育の機会と地球温暖化について考える機会を提供。

日榮新化株式会社

主な活動地:川口市
代表者:代表取締役社長 清水 寛三日榮新化

ラベル台紙の水平リサイクル事業「資源循環プロジェクト」
商品ラベルのラベル台紙を再生PETフィルム製の「リサイクル専用台紙」に置き換え、使用後に有価回収、マテリアルリサイクルを行うことで、再び「リサイクル専用台紙」に再生し、ラベル台紙の廃棄をゼロにする「資源循環プロジェクト」を展開。
リサイクルが困難なラベル台紙の水平リサイクルに取り組み、あらゆるステークホルダーと協働することで、回収から再生に至るスキームを確立し、サーキュラーエコノミーを実現。

 

お問い合わせ

環境部 環境政策課 企画調整・環境影響評価担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 第三庁舎3階

ファックス:048-830-4770

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